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POP UPスペース〈Hyundai House Harajuku〉が原宿駅前にオープン

建築家の長坂常、石川俊介ら5人のクリエイターによる共創プロジェクト「 LIFE MOVES. People」の特設展示など多彩なコンテンツを展開

BUSINESS2022.02.20

東京・原宿駅前のJing(ジング)原宿に、ライフスタイル提案型POP UPスペース〈Hyundai House Harajuku(ヒョンデ ハウス 原宿)〉が、2022年2月19日から5月28日までの期間限定でオープンしました。

韓国のグローバル企業で自動車メーカーの現代自動車(Hyundai / ヒョンデ)によるポップアップ店舗で、同社が掲げる “LIFE MOVES.”=ZEVから生まれるサステナブルで創造的な新しいライフスタイルを具現化し、来場者に体験してもらうためのスペースです。

〈Hyundai House Harajuku〉では、試乗もできるモータープロダクトの展示のほか、ZEV[*1]を五感で楽しむインスタレーションなど、サステナブルをテーマに、さまざまなコンテンツを展開します。
*1.ZEV(Zero Emission Vehicle)走行時に二酸化炭素等の排出ガスを出さない電気自動車(EV)や燃料電池自動車(FCV)の総称

〈Hyundai House Harajuku〉のオープンにあわせて、5人のクリエイターとHyundaiとの共創プロジェクト「LIFE MOVES. People」もお披露目に。「働く・遊ぶ・纏う・食べる・住まう」のテーマごとに、工藤桃子(建築家)、大田由香梨(ライフスタイリスト)、石川俊介(ファッションデザイナー)、五十嵐 創(農家/シェフ)、長坂 常(建築家)が参加するプロジェクトの内容が、併設のギャラリースペースにて展示されます。

Hyundai House Harajuku(ヒョンデ ハウス 原宿)

ギャラリースペース LIFE MOVES. Gallery(長坂 常氏による「Mobile House “旅する住まい”」の展示など)

POP UPスペース〈Hyundai House Harajuku〉の店舗面積は、2Fに設けたラウンジスペースとあわせて、2フロア・900m²。車両展示のほか、試乗(予約制)、購入などの相談だけでなく、EV「IONIQ 5(アイオニック 5)」、FCV「NEXO(ネッソ)」を五感で楽しむことができるインスタレーションなど、さまざまなコンテンツを用意しています。

Hyundaiが提案する“LIFE MOVES.”の思想を具現化するとともに、サステナビリティにこだわった空間デザインとなっており、壁紙や建材などに環境配慮型の素材を採用。出店期間終了後は、家具などの再利用や、フリマアプリなど二次流通網を利用した販売も予定しており、出店による廃棄物を極力削減する方針です。

付帯設備と展開される多彩なコンテンツ

IONIQ 5 Living

EV「IONIQ 5」の実車を展示しつつ、その特徴を体感できる空間。

Hyundai House Harajuku(ヒョンデ ハウス 原宿)

IONIQ 5 Living

豊富なエクステリアカラー・サステナブルなインテリア素材を、さまざまな角度から見ることができるライブラリーのほか、V2H[*2]機能を体験できるリビングルームスペースや、V2L[*3]機能を利用して、来場者が演奏できるキッチン型のDJブースなどを用意。
*2.V2H(Vehicle to Home): EVのバッテリーに蓄えられた電力を、家庭内で利用する仕組み
*3.V2L(Vehicle to Load): EVのバッテリーに蓄えられた電力から、電化製品などに直接給電する仕組み

NEXO Garden

水素で走行し、環境汚染物質排出ゼロに加えて、微小粒子状物質(PM2.5)を取り除く空気清浄機能を実装した、燃料電池自動車FCV「NEXO」の展示スペース。

Hyundai House Harajuku(ヒョンデ ハウス 原宿)

NEXO Garden

展示エリア全体に配置した植物には、「NEXO」から排出される水分が供給されている。

Parametric Pixel

HyundaiのEV「IONIQ 5」のデザインコンセプトであるParametric Pixel(パラメトリックピクセル)の世界に没入できる、鏡と映像によるフォトジェニックなインスタレーション空間。

Hyundai House Harajuku(ヒョンデ ハウス 原宿)

Parametric Pixel

IONIQ 5 Driving Theater

先進運転支援システム(ADAS)などのさまざまな新技術を搭載する「IONIQ 5」に乗車して、車両の安全性能と快適なドライビングを体験できるドライビングシアター(体験時間:約15分間)。

Hyundai House Harajuku(ヒョンデ ハウス 原宿)

IONIQ 5 Driving Theater

Lounge & Consulting Bar

来場者の長時間滞在を想定して、2Fスペースにはドリンクバー併設のラウンジを開設[*4]
提供メニューには、世界の食と農を取り巻く社会課題の解決を目指す、ウェルフード・ブランド「Imperfect」のフェアトレードコーヒーとスナックを採用されている。

Hyundai House Harajuku(ヒョンデ ハウス 原宿)

Lounge & Consulting Bar(予約制)

Consulting Barでは、Hyundaiのスペシャリストが、より詳細な製品の説明を行うほか、購入相談にも対応。EV車「IONIQ 5」のデザインコンセプトである「Parametric Pixel」をモチーフにした、ライフスタイルアイテム「Pixel Toy」の展示スペースも併設。
*4.Lounge & Consulting Barの利用は、Hyundai公式ホームページからの会員登録が必要

Concierge Counter

コンシェルジュが常駐し、車両に関する各種相談と、試乗申し込みを受け付けるカウンター。

LIFE MOVES. Gallery

5人のクリエイターとの共創プロジェクト「LIFE MOVES. People」の展示。
「働く・遊ぶ・纏う・食べる・住まう」の5つのテーマごとに、HyundaiのZEV[*1]によって実現する、自由で豊かなライフスタイルを共創することを目指すプロジェクトから生まれた、新しい暮らしのアイデアや、プロジェクトを通じて開発したプロダクトが披露される。

#働く:「WORK CLOUD」

Hyundai 共創プロジェクト「 LIFE MOVES. People」

働く:工藤 桃子「WORK CLOUD」イメージ

クリエイター:工藤桃子(建築家)
誰でも好きな場所で、IONIQ 5のV2Lを利用し空気で膨らませると、拠点となり、ワーケーションを可能にするプロダクトを開発。雲に乗るように自由に、好きな場所に拡散し、浮かぶようにWORKおよびLIFEを楽しめるプロダクト。

#遊ぶ:「水の惑星で遊ぶPlay in the Water planet」

Hyundai 共創プロジェクト「 LIFE MOVES. People」

遊ぶ:大田 由香梨「水の惑星で遊ぶPlay in the Water planet」イメージ

クリエイター:大田由香梨(ライフスタイリスト)
「水」の循環の中で、サステナブルな未来の暮らしのヒントを学ぶことができる、2泊2日のラグジュアリーツアーを開発する(催行は2022年6月以降の予定)。
排出するのは水だけ。走りながら空気を綺麗にする車両・NEXOで、長野県野沢温泉村を訪ねて、水および自然の中で遊びながら、水の循環、暮らしの循環を体感してもらい、これからの暮らしのヒントを提示する。

#纏(つくろ)う:「Sustainable Travel」

Hyundai 共創プロジェクト「 LIFE MOVES. People」

纏う:石川 俊介「Sustainable Travel」

クリエイター:石川俊介(ファッションデザイナー)
IONIQ 5のインテリアで使用されている、サステナブル素材を活用したトラベルバッグを開発。洗練されたデザインと、自然の中でも楽しめるタフさを兼ね備えた、サステナブルなファッションアイテムとして提案する。

#食べる:「食の循環を体験する」

Hyundai 共創プロジェクト「 LIFE MOVES. People」

食べる:五十嵐創「食の循環を体験する」イメージ

クリエイター:五十嵐 創(農家/シェフ)
神奈川県の藤野で、土を耕し、野菜を収穫し、調理し、食べ、自然に帰すまで。食の一連の循環を体験できるサステナブル・フードツアーを提案。IONIQ 5のV2Lで給電して使用する、ツアーで使用するためのモバイルキッチンも開発中。

#住まう:「旅する住まい」

Hyundai House Harajuku(ヒョンデ ハウス 原宿)

住まう:長坂 常「Mobile House “旅する住まい”」展示風景

クリエイター:長坂 常(建築家)
IONIQ 5 で牽引する、都市生活を日常のまま自然に持ち出すことができるモバイルハウスを開発。光を透過するしなやかな外装で自然に溶け込みながら、IONIQ 5 のV2Lによって、料理や仕事はもちろん、大スクリーンで映画を楽しむ、新しい住まいを提案。


#Hyundai Japan YouTubeチャンネル「LIFE MOVES. People│ヒョンデ」(2022/02/17)

クリエイター プロフィール

工藤桃子(Momoko Kudo)
一級建築士。MMA Inc.主宰。

工藤桃子 近影

帝国ホテルの「GARGANTUA」や、表参道の「SKINCARE LOUNGE BY ORBIS」、細野晴臣デビュー50周年記念展「細野観光1969–2019」のデザイン、個人邸などの建築設計を手がける。

MMA Inc.Webサイト
https://m-m-architecture.com/


大田由香梨(Yukari Ota)
ライフスタイリスト。スリーピングトーキョー取締役。

大田由香梨 近影

プラントベース&ヴィーガンカフェ「ORGANIC TABLE BY LAPAZ」の経営・プロデュース。ファッションスタイリストの視点から、「衣・食・住」をスタイリングする”ライフスタイリスト”という新ジャンルを確立。クリエイティブな活動を通して、サステナブルで循環型のライフスタイルやビジネスモデルを広めている。

スリーピングトーキョー Webサイト
http://sleepingtokyo.com/


石川俊介(Shunsuke Ishikawa)
ファッションデザイナー EXISTENCE(イグジステンス)ファウンダー。

石川俊介 近影

marka(マーカ)やMARKAWARE(マーカウェア)でデザイナーを務める一方、2019年よりサステナブルなユニセックスブランド・Text(テキスト)も展開。ファッションとサステナブルの融合を模索している。天然素材を求めて、単身で世界を旅する。

Text Webサイト
http://texttokyo.jp/


五十嵐 創(Tsukuru Igarashi)
料理人、農家。オーガニック農家レストラン「土とシェフ」オーナー。

五十嵐 創 近影

東京農業大学短期大学部卒業。広味坊 千歳烏山本店を経て、神奈川県の藤野に移住。食の循環社会を目指して、料理人と農家の領域を行き来しながら活動する。

土とシェフ(earth and chef)Webサイト
http://earth-and-chef.com/


長坂 常(Jo Nagasaka)
建築家、スキーマ建築計画代表。

長坂 常 近影

主な設計建築に、BLUEBOTTLE COFFEEの各店舗、黄金湯、武蔵野美術大学16号館、D&DEPARTMENT JEJU by ARARIOなどがある。主な著書に『長坂常: 常に思っていること』。
趣味のSUP(サップ)では、都内の川や東京湾を巡っている。

スキーマ建築計画 Webサイト
http://schemata.jp/

〈Hyundai House Harajuku〉店舗概要

所在地:東京都渋谷区神宮前6-35-6
営業期間:2022年2月19日(土)~5月28日(土)※出店期間中無休
営業時間:平日 11:00-20:00 / 休祝日 10:00-20:00
入場料:無料
※COVID-19(新型コロナウイルス感染症)対策などから、混雑時は入場制限を行う場合あり
試乗方法:予約制、ウェブサイトから要申し込み(空き枠があれば当日受付可)
問い合わせ先:03-5962-7573

試乗予約ページ
https://www.hyundai.com/jp/purchase/test-drive

特設ページ
https://www.hyundai.com/jp/brand/brand-space


Hyundai(ヒョンデ / Hyundai Motor Company)会社概要

1967年設⽴。韓国・ソウル市に本社を構える。
世界200カ国以上でトップクラスの⾃動⾞とモビリティサービスを提供。2019年に440万台以上の⾃動⾞を販売し、現在、約12万⼈の従業員を世界で雇⽤している。
より持続可能な未来の到来を⾒据えて製品ラインアップを強化するとともに、現実のモビリティ課題に対する⾰新的なソリューションを展開。「Progress for Humanity(プログレスフォーヒューマニティ)」=⼈類のための進歩を促進することを⽬指している。
Hyundai Mobility Japan株式会社(神奈川県横浜市西区みなとみらい3丁目)は2000年1月設立。

〈Hyundai House Harajuku〉オープン プレスリリース(2022年2月18日)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000095868.html

Hyundai(ヒョンデ)日本オフィシャルサイト
https://www.hyundai.com/jp/

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