マンション大規模修繕工事などを事業とするカシワバラ・コーポレーション[*1]が2023年12月に発表した、新しい宿泊拠点プロジェクト「YAWN YARD(ヨーンヤード)」の続報です。1号店の開業地とイメージビジュアルが2月21日に発表されました。
同ブランドでは、自然と人が仲良くなる「もうひとつのくつろぎ方」を「泊まれる庭」として具体化し、各地域の気候風土や生活美学を活かしたユニークな宿泊体験を提供することを目指しています。
その最初の”開庭地”は、沖縄県・古宇利島(こうりじま)。那覇空港からは北へ向かって車で90分、屋我地島との間を南北に結ぶ古宇利大橋の景観が知られています。
そのまま車で古宇利島を走れば、約15分で1周できてしまう小さな離島で、360度を海に囲まれています。
島の人口は400人ほどで、小さな路地を1本入れば、昔ながらの沖縄の生活文化をみることができます。
「YAWN YARDは、空気を吸って体験したこと、よく調べたこと、地元の人との会話をもとに、その土地に眠るもうひとつのくつろぎ方を「庭」にする試みです。
たとえばここの風や、ここの緑ともっと良くつきあう家のかたちがあるなら?
生活美学を一脚のイスで表してみるとしたら?
もし家庭料理のまんなかの精神を、半径100kmの食材と現代の視点で料理するなら?
無理に変えない。飾らない。目線を遠くにおいた豊かさで、ひとつひとつ試す。つくる。
開業日は当初発表の今春予定から延び、今夏開業となっています。
施設名称:YAWN YARD Kouri Island
所在地: 沖縄県国頭郡今帰仁村古宇利
客室数:8室
建築設計:スキーマ建築計画(代表:長坂 常)
アートディレクション:日本デザインセンター / NDC(代表取締役社長:原 研哉)
ディレクション&アドバイザリー:GOODTIME(代表取締役:明山淳也)
事業主:カシワバラ・コーポレーション(代表取締役:柏原伸介)
企画運営:カシワバラ・ハンズ[*2](代表取締役社長:柏原伸介)
開業時期:2024年夏
「YAWN YARD」公式ウェブサイト
https://www.yawnyard.com/
[*1] カシワバラ・コーポレーション
1949年の山口県岩国市で創業。以来、70年にわたり「塗装」を軸とした事業を展開。業界No.1の実績を持つ石油・化学プラントの塗装をはじめとしたインフラメンテナンス事業、マンション大規模修繕事業、建築事業、内装リフォーム・リノベーション事業などにより、建物や設備の価値を支え続けている。高い塗装技術を武器に、海外やCon-Techプロジェクト(IT技術を建設分野に応用した新しい技術やサービス、技術革新を支援するプロジェクト)など、新たな市場開拓にも挑戦。カシワバラグループでは、土地探しから建物を建て、管理までトータルで提供している。[*2] カシワバラ・ハンズ
カシワバラ・コーポレーションが所有するホテルの経営・運営に関する業務を担う。「YAWN YARD Kouri Island」の運営のほか、土地の文化や自然と繋がる宿泊施設などの企画・開発・運営を行っている。
〈YAWN YARD Kouri Island〉に関するプレスリリース(2024年2月21日)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000032.000041532.html
当初発表
カシワバラグループが立ち上げた新たな宿泊拠点ブランド〈YAWN YARD〉概要、”泊まれる庭”をスキーマ建築計画 長坂常 × 日本デザインセンター 色部義昭 × GOODTIMEが創出