CULTURE

安藤忠雄デザイン監修 マリオットのラグジュアリー・ライフスタイルホテル〈W Osaka〉3/16開業

CULTURE2021.03.16

2020年11月22日初掲
2021年3月16日竣工画像に差替
4月11日画像追加[*]

今年7月に〈JWマリオット・ホテル奈良〉、10月に〈アロフト東京銀座〉と〈東京エディション虎ノ門〉など、傘下のホテルの開業ラッシュが続く、マリオット・インターナショナル(本社:米国)が、積水ハウスを事業主として大阪市内に建設中の〈W Osaka(W大阪)〉の開業日を発表しました(マリオット・インターナショナルおよび積水ハウス 2020年11月18日プレスリリース)。開業は2021年3月16日(火)。これに伴い、公式サイトにて宿泊予約の受付も2020年11月より開始しています。

「W(ダブリュー)」 は、マリオット・インターナショナルが展開するブランドのひとつで、1998年にニューヨークで誕生したラグジュアリー・ライフスタイルホテルです。〈W Osaka〉が日本初進出となります。

デザイン監修者に安藤忠雄氏を迎え、建築設計・監理を日建設計が担当することなど、施設の概要は、積水ハウスが2018年1月10日に発表したプレスリリースや各社報道でも明らかになっています。

W ホテルについて:マリオット・インターナショナルが展開するブランドのひとつ。ニューヨークの大胆な発想と24時間365日眠らない街の文化のもとに誕生以来、およそ20年以上にわたり、ホスピタリティ業界でセンセーションを巻き起こし、そのあり方を再定義してきた。Wの象徴である「W」のサインのもと、Wホテルは世界各地に55軒以上を展開し、従来のラグジュアリーの常識を飛び越え、利用客からの期待に応えている。Wホテルを訪れる人々がその胸に抱いている、思い切り楽しみ、日常の繰り返しに反発したいという強い願望に火をつけ、人生への「渇望」を解き放つことを目指す。このコンセプトをベースにした、ブランドの刺激的なデザイン、象徴的な「Whatever / Whenever」サービス、そして活気あふれる「リビングルーム」は、他のブランドには真似できない体験を創出する。革新的でインスピレーションに富み、人々を魅了する「W」の情熱は、世界各地で新しいものを発見したい、もっと見たい、もっと感じたい、もっと遠くへ行きたい、夜遅くまで楽しみたい、というニーズに応え、人々の尽きることのない欲求を叶えるために展開している。

安藤忠雄氏がデザインを監修したホテルの外観は、黒を基調とし、華美な装飾を極力おさえたシンプルでスタイリッシュなデザイン。巨大な鉱石による研ぎ澄まされた結晶体をイメージしています。

ホテルに到着すると、日本の折り紙や切り紙をモチーフにした、LEDで覆われた切子面のトンネルに入ります。ライトアップされた壁には、美しい季節の映像が映し出され、ゲストを迎えます。

〈W Osaka〉外観

〈W Osaka〉のコンセプトは「泊まるだけのホテルじゃない、クリエイティビティを解き放つ”大人の遊び場”」。「大阪商人の遊び心」をデザインのテーマに据えています。これは、大阪が天下の米どころと呼ばれた江戸時代、幕府の方針により過度な贅沢が禁止されていた当時の大阪商人たちが、表向きは控えめで物静かな装いとしながらも、内々では豪華さを極めた粋な遊びを楽しんだとされる、歴史的文化的背景からとられています。この「大阪商人の遊び心」を、ミニマルな外観と華やかなインテリアのコントラストで表現するのが、〈W Osaka〉です。

〈W Osaka〉内観

〈W Osaka〉のコンセプト「大人の遊び場」を象徴する「LIVING ROOM(リビングルーム)」

3Fの「LIVING ROOM(リビングルーム)」は、〈W Osaka〉のコア(心臓部)となる空間です。多くの人々が行き交い、新しいカルチャーが生まれる、ホテルのソーシャルハブとして位置付けられています。

「W」ならではのカクテル文化を象徴するオリジナルのミクソロジーカクテル、シンプルでスタイリッシュなホテル外観をイメージして作られた特注のスタンドを使用したアフタヌーンティー[*]など、この空間ならではのアイテムとともに、刺激的でクリエイティブなメニューを提供、ゲストの時間を演出します。

Wホテル大阪「LIVING ROOM」アフタヌーンティー

LIVING ROOM「アフタヌーンティー デライト」(イメージ)

アフタヌーンティーのスタンドは、安藤忠雄氏がデザイン監修した、高さ117mの建物外観をイメージして、40cm(約300分の1のスケール)で再現した黒いアクリルボックス。

Wホテル大阪「LIVING ROOM」アフタヌーンティー

ビルの外観をイメージしたスタイリッシュな特注スタンド

特注のティースタンドに配置されているのは、賑やかなホテルのインテリアを表現したスイーツやセイヴォリー(軽食)計12種類。見た目も愛らしいスイーツの数々は、LIVING ROOMのインテリアから着想を得てつくられたものとのこと。

〈W Osaka〉のインテリアデザインは、これまでイギリスの〈W London〉やスイスの〈W Verbier〉など、世界各国で「W」を手掛けてきた、オランダの建築会社コンクリート社(Concrete Architectural Associates)が担当。あざやかなネオンがきらめくエネルギッシュな大阪の街からインスパイアされた、にぎやかで個性あふれる空間とのコントラストに焦点をあてたデザインとなっています。

「LIVING ROOM」に隣接するロビーは、色鮮やかなインテリアで活気あふれ、大阪を代表する文化のひとつである、漫才で使用するスタンドマイクが設置されたステージなど、遊び心のある空間となっています。

大阪〈W Osaka〉イメージ(2020年11月時点)

〈W Osaka〉のコンセプト「大人の遊び場」を象徴するホテルの内観イメージ(2020年11月時点)

大阪〈W Osaka〉イメージ(2020年11月時点)

〈W Osaka〉内観イメージ 色鮮やかで遊び心あるユニークなバー空間(2020年11月時点のイメージ)

1階の路面店・鉄板焼「MYDO(まいど)」では、黒毛和牛のブランド牛や国産赤牛の鉄板焼、割烹スタイルでご提供するラグジュアリーな鉄板料理、さらには、マリオットのWらしいスタイリッシュなアレンジを加えた大阪ソウルフードなどを3つのエリアに分かれたカウンターで提供します。

大阪〈W Osaka〉鉄板焼「MYDO(まいど)」

1F 鉄板焼「MYDO(まいど)」内観

「MYDO」のインテリアデザインは、〈W香港〉のデザインを手がけている、森田恭通氏が率いるGLAMOROUS(グラマラス)。谷崎潤一郎の随筆文で知られる「陰翳礼賛」という、日本古来の美しい光の考え方を、Wのモダンなコンセプトと融合させました。

〈W Osaka〉ならではのインテリアとして、全長約40メートルの障子に見立てたアートパネルは必見です。大阪を代表するアーティスト黒田征太郎氏が、大阪らしいウイットを含んだエネルギッシュなアートワークを、LOVE & Peaceの想いを込め、5日間をかけてフリーハンドで直接、店内にて描き上げました。

大阪〈W Osaka〉

高田裕介シェフ(左)と村山 茂 総料理長

〈W Osaka〉の総料理長は、〈ザ・リッツ・カールトン京都〉開業時に総料理長を務め、日本を代表する数々のラグジュアリーホテルで総料理長を歴任してきた村山 茂氏。氏が率いるシェフチームとともに、「アジアのベストレストラン50」の10位にランクインし、「シェフズ・チョイス賞」を受賞するなど、日本を代表するフレンチの名店「ラ・シーム」の高田裕介シェフが、3Fのブラッセリー「Oh.lala…」のメニューをつくり上げます。

ホテルの6階から27階までを占める客室は全337室。フロアによってテーマカラーが異なり、各部屋には、日本を象徴する桜の花をイメージしたピンクや海をイメージしたブルーを、斜めのストライプ状に照らす照明で表現しております。
どの部屋にも、鮮やかな色彩とすっきりとしたラインが印象に残る大胆な「Wデザイン」が施されています。

大阪港に広がる海から着想を得た明るいトーンで統一された客室空間は、機能的にすっきりとした配置に、鮮やかな色彩を施し、床から天井まで一面に広がる窓からは、壮大な大阪の眺望を一望することができます。さらに、クローゼットの奥には、遊び心満載のサプライズが。ピクセルアート・グループの「eBoy」がデザインした、大阪屈指のランドマークが描かれたピクセルアートが”展示”されています。
広々としたバスルームには、特注のレインシャワーを採用し、高級アメニティも備えています。

最上階はスイートルームのフロアです。その入り口となる「ガーデンルーム」は、禅をイメージしたスペースに大小さまざまな観葉植物を配置。緑豊かな穏やかで静かな空間を演出しております。

天井高4.5メートル、200m²の広さを誇る「エクストリームWOWスイート」は、オーク材の扉で仕切られた、バスルーム、ベッドルーム、ガーデンルーム、ダイニングルーム、リビングルームを有し、そのいずれからも大阪の街並みを一望できます。
ベッドルームには、ニューヨーク近代美術館(MoMA)にも作品が所蔵されているオランダ出身のテキスタイル・アーティスト、シグリッド・カロンの大胆なアート作品がインテリアとしてしつらえられているという贅沢な内装。バスルームには、シャンパンボウルをイメージした直径約1.9メートルの金属製のバスタブを配し、ゆったりとした姿勢でおくつろぎいただけます。さらに、オープンキッチンや、国内のホテル客室では初となるDJブースも常設しています。

〈W Osaka〉ゲストルーム(2020年11月時点のイメージ)

このほかの館内設備として、朝食からランチ、ディナーまで利用できるダイニング・ブラッセリー「Oh.lala…(オーララ)」、オランダの画家ロク・ヤンセン氏が内装をデザインした紹介制の江戸前鮨「鮨 うき世」、パティスリー「MIXUP(ミックスアップ)」、フィットネスセンター「FIT」、屋内プールスペース「WET」、プライベート・スパ・トリートメント・ルームを5室備えたスパ施設「AWAY SPA(アウェイスパ)」、スタイリッシュなイベントルームに各種ミーティングルームも完備。〈W Osaka〉ならではのウェディング・サービスも提供される予定です。(en)

大阪〈W Osaka〉外観

3月8日国際女性デー限定の特別ライトアップ

〈W Osaka(ダブリュー大阪)〉施設概要

所在地:大阪府大阪市中央区南船場4丁目1番3号(Google Map
事業主:積水ハウス
デザイン監修:安藤忠雄
建築設計・監理:日建設計
インテリアデザイン:Concrete Architectural Associates BV(オランダ)
1Fレストランデザイン:Linehouse Hong Kong Limited(中国)
建築施工:竹中工務店
敷地面積:2,544.46m²
延床面積:35,815.81m²
構造:鉄骨造 一部 鉄骨鉄筋コンクリート造
規模:地上27階・地下1階
客室数:337室(構成:エクストリームWOWスイート 1室、WOWスイート 2室、Jスイートルーム 12室、スイートルーム 35室、スタンダードルーム 287室)
付帯施設:レストラン、ボールルーム、スパ、ジムほか
ホテル運営:マリオット・インターナショナル
開業日:2021年3月16日(火)

〈W Osaka(W大阪)〉公式ウェブサイトwww.marriott.co.jp/hotels/travel/osaow-w-osaka

関連情報:積水ハウス 2018年1月10日プレスリリース
「Wホテル」日本上陸 ~「W Osaka」が2021年、大阪に誕生
https://www.sekisuihouse.co.jp/library/company/topics/datail/__icsFiles/afieldfile/2018/01/11/20180110.pdf

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