COMPETITION & EVENT

求ム!広島の街なかをピースにするデザイン。「HIROSHIMA DESIGN CHALLENGE」が事業者とクリエイターを公募、審査員は谷尻誠、深澤直人ら

2021年3月8日初掲
4月12日深澤直人審査委員長メッセージ発表[*]


広島県の主催で、県内の事業者が主体となって「デザイン」を活用し、クリエイターと共同で新たな製品やサービスの開発に挑戦するプロジェクト「HIROSHIMA DESIGN CHALLENGE」が2021年3月8日(月)に始動しました(主催:広島県、運営:ロフトワーク、パートナー:AWRD)。「街なかをピースにするデザイン」をテーマに、デザインのアイデアを広く求めます。
現在、広島県内の参加事業者を3月26日(金)まで募集中。4月12日(月)より、クリエイターの募集を開始します。

審査員およびアドバイザーを、広島県とゆかりの深い、デザイナーの深澤直人、建築家の谷尻 誠、吉田 愛(SUPPOSE DESIGN OFFICE)と、編集者の柴田隆寛氏が務めます。

HIROSHIMA DESIGN CHALLENGE 2021

左: 深澤直人(デザイナー)審査員長
中央:谷尻誠氏、吉田愛氏(SUPPOSE DESIGN OFFICE)
右:柴田隆寛氏(編集事務所Kichi)

審査では、その後の空間や設置物などの開発・実装が可能かどうかが検討され、事業者およびクリエイターの組み合わせ(ペア)まで決定します。その後は、共同での取り組みに不可欠なチームワークを育むためのワークショップや、開発中のメンタリングなど、アウトプットの品質を上げるためのサポートを行います。開発・実装の補助として、1社に対して最大50万円(税込)が支給される見込みです。

HIROSHIMA DESIGN CHALLENGE 2021

イベント実施イメージ

開催の背景

「イノベーション立県」を掲げる広島県は、持続可能な経済社会を実現するため、新たな価値やサービスが沸き起こるイノベーション・エコシステムの構築に向けた取組の一環として、「ひろしまサンドボックス」の取り組みを2018年から実施してきました。
この動きに加え、本プロジェクトを通して、イノベーションの原動力となる「クリエイティブな人材」を広く求め、県内事業者との共創により創造性豊かな広島発のクリエイティブを発信していきます。

今回のテーマは「街なかをピースにするデザイン」。原爆の投下から75年。壊滅的な状況から復興を成し遂げた平和拠点として世界中から認知される広島県は、これからも平和に貢献していく使命があると考えています。
広島デザインについて考えていくうえでも「平和」というキーワードは不可欠な要素「piece(ピース)」ととらえ、テーマの中心に「Peace(平和)」を据え、世界に発信できる街なかの空間や設置物などの開発に挑みます。

なお、本プロジェクトは広島県が進めているデザインプロモーション事業の一環として実施されます。

HIROSHIMA DESIGN CHALLENGE 2021

深澤直人氏 近影

審査委員長:深澤直人 デザイナー

*審査委員長:深澤直人氏メッセージ
ピースという言葉から「平和」をイメージする人は多いと思います。広島から発せられるピースとなればなおさら平和や反戦といったイメージが強いかもしれません。しかし今回のデザインのテーマは「『街なか』をピースにするデザイン」ですからむしろ「デザインで住みやすく美しい街を作りましょうよ」という広島県からのメッセージにも聞こえてきます。

デザインという言葉も昨今では曖昧でポジティブな捉えられ方だけではなくネガティブに捉える人も少なくありません。自然の中にデザインされた人工物が置かれたりすると「何もしないでそのままがいいのに」とデザインされたものに眉をひそめる人も少なくありません。
この、広島の試みに賛同し参加していただく事業者やデザイナーの皆さんには、まずデザインありきからスタートせず、いい街にとって何が必要で何が不要なものか、から考えていただければよいのではないでしょうか。この街で営まれる生活の中で何が魅力的なモノ・ゴトで、何に人は違和感を感じているかを考えることからはじめてほしいと願っています。

「街なか」を考える上で大切なことが二つあると思います。一つは各々が創造したもの(建物や公共物を含む)双方がコンフリクト(対立)を起こしてしまうこと。よかれと思って作ったもの同士が対立して全体の調和を乱してしまうということです。もう一つは街や社会はインティグレート(統合)されたものでなければならないということです。全体(環境)から生活の部分を考える謙虚な姿勢が必要となります。「街なかの平和」にとって何が最適解かを導き出すことが今回のプロジェクトの鍵だと思います。人は美しい方に向かって歩んでいく感性を持った動物だと思います。無意識に感じている幸せとは何かを自覚してこのプロジェクトに取り組んでほしいと思います。

エントリーの受付は、ロフトワークが運営する共創プラットフォーム「AWRD」にて。
詳細は以下のWebサイトを参照してください。

「HIROSHIMA DESIGN CHALLENGE 2021」

テーマ:「街なかをピースにするデザイン」

スケジュール(予定):
事業者公募:2021年3月8日(月)~26日(金)正午
クリエイター公募:4月12日(月)~5月30日(日)
ミートアップイベント:4月22日(木)(事業者× クリエイター)
審査結果:6月中旬
合同ワークショップ:6月21日(月)~ 25日(金)の中で2日間を想定
想定 開発・実装期間:6月中旬~8月下旬
発表・報告会:8月下旬~9月上旬頃

HIROSHIMA DESIGN CHALLENGE 2021

主催:広島県
運営:ロフトワーク
パートナー:AWRD

公式ウェブサイト
https://awrd.com/award/hiroshima-design-2021

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