2021年3月15日初掲
3月16日 画像ほか追記[*]
2021年3月15日(月)~31日(水)の会期で、渋谷の街からファッションとアートを発信するイベント「渋谷ファッションウイーク2021春」が開催されます(企画・運営:渋谷ファッションウイーク実行委員会 / プレスリリース)。
渋谷ファッションウイークは、渋谷という街を世界に開かれた観光拠点にしていく“国際文化観光都市・渋谷”構想のもと、2014年3月に初めて開催され、以降は毎年春と秋に実施し、今春で15回目を数えます。
これまでに、渋谷駅周辺の大型商業施設が中心となり、施設との垣根を超えて、多彩なパートナーとともに渋谷ならではのカルチャー発信を行ってきました。東京を、パリ・ミラノ、ニューヨーク、ロンドンに次ぐ、ファッション都市の1つとして位置づけることを目指しています。
COVID-19(新型コロナウイルス感染症)拡大による、いわゆるコロナ禍で世界が様変わりするなか、さまざまな ヒト・モノ・コトが行き交う渋谷が、変化する生活様式に合わせて、ファッション・アートの力によって乗り越え、その先へ進む、という想いが込められています。
「渋谷ファッションウイーク2021春」開催概要
開催期間:2021年3月15日(月)〜31日(水)
開催場所:渋谷駅周辺エリア各商業施設、オンラインほか
参加店舗:cocoti SHIBUYA、SHIBUYA109渋谷店、渋谷キャスト、渋谷ストリーム、渋谷スクランブルスクエア、渋谷ヒカリエ、渋谷ヒカリエ ShinQs、渋谷マークシティ、渋谷マルイ、渋谷モディ、東急百貨店本店、東急プラザ渋谷、MAGNET by SHIBUYA109、RAYARD MIYASHITA PARK
主催:渋谷ファッションウイーク実行委員会
特別協力:東急グループ
後援:渋谷区、東京商工会議所渋谷支部、渋谷区観光協会、渋谷区商店会連合会中央ブロック、大向地区町会連合会、氷川地区町会連合会、日本ファッション・ウィーク推進機構、日本ファッション協会、日本アパレル・ファッション産業協会、経済産業省(申請中)、日本メンズファッション協会
協力:シブヤ経済新聞、渋谷駅前エリアマネジメント、DESIGNART TOKYO、東急電鉄
公式ウェブサイト
https://www.shibuya-fw.com
渋谷ファッションウイークのハイライトとなっている「SHIBUYA RUNWAY」では、渋谷のユニークヴェニューでランウェイショーを実施し、ファッションの街・渋谷を盛り上げてきました。
昨年の2020年はコロナ禍での開催となり、春は「SHIBUYA RUNWAY」初となる無観客でのライブ配信、秋の開催ではオリジナルムービー配信など、オンラインを中心に展開。ニューノーマル時代に適用した表現を模索しながらの開催に挑戦しました。
今春のランウェイショーも、感染拡大防止を配慮し、オンラインでの配信となりますが、世界初となる、渋谷スクランブル交差点でのランウェイショーを行います(*3月16日会場画像を追加、1枚目+下)。
「SHIBUYA RUNWAY “THE DESIGNER”」
参加ブランド:KANSAI YAMAMOTO
参加クリエイター:
映像監督:HIRO KIMURA
サウンド・ディレクター:YOSI HORIKAWA
スタイリング:菅井葉月
ヘアメイク:冨沢ノボル
会場:渋谷スクランブル交差点・オンライン
配信日時:2021年3月15日(月)22:00開始
配信メディア:渋谷ファッションウイーク公式YouTubeチャンネル
http://www.youtube.com/c/SHIBUYAFASHIONWEEK
今春のランウェイショーには、ファッションブランド「KANSAI YAMAMOTO」が参加。同ブランドのアーカイブコレクションに加えて、クリエイティブチームの高谷健太氏が手掛けたニューコレクションを披露。ニューコレクションは「渋谷」をテーマに制作された、ストーリー性に溢れる特別なルックとのこと。
⾼⾕健太 “Quenta Takaya”氏プロフィール:
⼭本寛斎事務所 代表取締役 ファッションデザイナー・クリエイティブディレクター。
1975年北海道札幌市出身。東京モード学園在学時より、ファッションデザイナーの登⻯⾨でもある装苑賞や東京新⼈クリエーターズコレクションなど、数々のファッションコンテストに⼊選。1998年より師である⼭本寛斎⽒と共にファッションデザイン、イベントの企画演出をはじめ、国際博覧会、地⽅創⽣事業など、ジャンルを超えたプロジェクトを国内外で幅広く⼿掛ける。
http://www.kansai-inc.co.jp
https://kansaiyamamoto.jp/コメント:
2021年は東日本大震災から10年、熊本地震から5年の節目の年であり、そして新型コロナウイルスの感染拡大も未だ続いております。そんな中でわたしたちが掲げる今回のコレクションテーマは『TOMORROW』。これは、渋谷駅のJR線と 井の頭線を結ぶ連絡通路に展示された「明日の神話」という作品に、作者の岡本太郎さんが込めた思いを、今を生きるわたしたちなりに表現したいと思ったからです。
原爆の炸裂する瞬間が描かれた凄惨な壁画ですが、そこには戦争の悲劇だけではなく、人間の力強さ、誇りといった、凄まじいエネルギーが描かれています。いま、世界中が様々な困難に直面していますが、人間は必ずやこの困難を乗り越えることができるというメッセージを、今回のコレクションを通してお伝えしたいと思います。
山本寛斎が生涯をかけて発信し続けた「ファッションは人々に元氣と勇気を与えることができる」という信念のもと、わたしたちはこれからも挑戦を続けてまいります。
渋谷から世界に向けて、明日への願いを込めた渾身のコレクションを、ぜひご覧ください。」
#SHIBUYA FASHION WEEK YouTube公式チャンネル「SHIBUYA FASHION WEEK – SHIBUYA RUNWAY “KANSAI YAMAMOTO”」(2021/03/15)
東京の街全体を舞台にデザイン&アートフェスティバルを展開する「DESIGNART」のプロデュースによる、分散回遊型イベント「FASHIONART」も同時開催されます。
商業施設や路面店、遊休スペースなどを活用してアートを展示。さまざまなカルチャーを牽引してきた渋谷で、会場やエリアの特性を活かしたコンテンツを展開します。
ジュリアン・オピー「Night City」が新作を披露
ジュリアン・オピーは、ロンドンを拠点に国際的に活動する現代美術家。作品は世界の主要な美術館に収蔵されており、日本では2008年水戸芸術館現代美術ギャラリー、2019年東京オペラシティーアートギャラリーにて個展を開催。
モチーフを簡略化したミニ都市を闊歩する人々の姿をダイナミックに表現するジュリアン・オピーのアートは、作家の代表的なスタイルとして良く知られる。今回の新作では、印象的な漆黒の背景に、さまざまな色彩を纏った人々の姿をシンプルに表現。世界的なパンデミックが暗い影を落とす時代にあっても、人々の生命エネルギーは闇を照らす希望の灯りのように輝き、生き生きとした色彩で都市の風景を彩っていく。
会場:東急電鉄田園都市線東横線・東京メトロ半蔵門線副都心線渋谷駅B7出入口付近 21番エレベーター
会期:2021年3月15日(月)~31日(水)
協賛:GMOインターネット
協力:MAHO KUBOTA GALLERY / 東京地下鉄 / 東急電鉄 / リンテックサインシステム
会場:東急百貨店 渋谷・本店
会期:2021年3月15日(月)~31日(水)
時間:10:30~18:30 ※8階レストランほか一部営業時間が異なる
「Neustonplastics」とは、Neuston:水表生物と、Microplasticsを合わせた造語である。船上から見渡す海面には海ごみは見当たらない。しかし、船からNeuston netを下ろし、20分ほど曳航し海表をすくうと、小さなプラスチック片が少量採れる。どこですくっても必ず採れるのである。さまざまな表情を見せる海面に写る見えないマイクロプラスチックは、経年劣化で沈降し、消えて無くなることはない。
会場:渋谷スクランブルスクエア7階 L×7(東京都渋谷区渋谷2-24-12)
会期:2021年3月15日(月)~31日(水)※会期中無休
開場時間:11:00-20:00
LEDスクリーン協力:グリッド
取材協力:国立研究開発法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)
会場:MIYASHITA PARK South1F &BASE
会期:2021年3月15日(月)~31日(水)
開場時間:11:00-21:00
h220430は、板坂 諭(いたさか さとし)氏が主宰し、家具や照明のデザインを手がけるクリエイター集団。デザインを単にモノの形状操作として捉えるのではなく、そのモノに込めたメッセージをもとに生まれる二次的なコミュニケーションをデザインし、作品から生まれるコミュニケーションによって地球環境の悪化や世界各地で続く紛争など、多くの難題について今一度考え、行動する「きっかけ」が生まれるようなデザインを発表してきました。
昨秋の「DESIGNART」合同展示で発表した家具に引き続き、今回もファッションロス軽減に取り組んだ作品〈Ugly wardrobe〉を、渋谷ファッションウイークにて発表します。
素材は、木質繊維板の代替えとして、廃棄衣料品を原料に圧縮成形したボード・PANECO®(開発:ワークスタジオ)。硬度があり、加工しやすく、使用後は再び新たなボードとして再生できます。循環型生産モデルを実現する素材として、家具をはじめ、さまざまな空間の内装やディスプレイ什器に活用が見込める、サステナブルなリサイクル素材です。
PANECO® 詳細
https://paneco.tokyo
h220430とワークスタジオでは、アップサイクルという現代の重要課題を実際に生活の中に取り込んだ作品の展示を通じて、社会が抱える環境問題などについて、より身近なこととして捉えてほしいというメッセージを発信します。
会場:koe space(東京都渋谷区宇田川町3-7 hotel koe tokyo 1階 / Google Map)
会期:2021年3月15日(月)~31日(水)10:00-23:00
製作・素材提供:ワークスタジオ
詳細:https://hotelkoe.com/7048/
各展示会場の会場・営業時間は、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)拡大防止のため、政府および自治体の協力要請などにより、変更となる可能性があります。
上記ほかの展示やタイアップイベントなどの詳細は、イベント公式ウェブサイトを参照してください。(en)
「渋谷ファッションウイーク2021春」公式サイト
https://www.shibuya-fw.com/