2021年3月19日(金)から2日間限定、完全招待制で開催された展覧会「KUMA EXHIBITION 2021」のオンライン展示が、今月末まで配信されています。
本展の主催は、才能あるクリエイター志望の学生を支援し、奨学金などで助成している公益財団法人クマ財団(代表理事:馬場功淳)。
同じ財団が支援する若手クリエイターたちの作品発表の場として、建築家の鈴野浩一氏と禿 真哉氏が率いるトラフ建築設計事務所が会場構成を担当し、東京・青山のスパイラルにて「KUMA EXHIBITION 2020」として昨春開催される予定が、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)拡大の影響で、開催中止となったという経緯があります。
「KUMA EXHIBITION 2020」開催概要
https://kuma-foundation.org/exhibition2020/
「KUMA EXHIBITION 2021」の会場は、東京・清澄白河にある築58年の旧工場で、倉庫として使われてきた空間。前年から引き続いて、トラフ建築設計事務所が中心となって会場構成を担当。「New Normal, New Future」をテーマに、クマ財団が支援する学生クリエイターの奨学生、第4期生が作品を披露しました。
「KUMA EXHIBITION 2021」公式ウェブサイトにて、4月27日より公開中のオンライン展示では、この展示空間を丸ごとスキャンし、Matterportによるデジタル表現で展示会場をバーチャルで完全再現。3Dウォークスルーが可能となっています。
クマ財団がサポートする第4期奨学生の41名のうち、実際に会場で展示を行った28作品は「Walk-through Gallery」で鑑賞が可能。そのほかの13作品は、初公開作品として「Online Theater」にて発表されています。
# 公益財団法人クマ財団 YouTube公式チャンネル「KUMAEX – Making Movie」(2021/04/26)
# 公益財団法人クマ財団 YouTube公式チャンネル「KUMAEX – Concept Movie」(2021/04/26)
コロナ禍という、誰も予測できなかった困難な時代の中、創作活動を続けてきた学生クリエイターたち。混沌と化した未来にどんな風景を描くのでしょうか?
若い彼らが見据える次なる時代のヴィジョンを、オンライン展示を通して感じ取ってください。
会場構成:トラフ建築設計事務所(鈴野浩一+禿 真哉)、住田百合耶(クリエイター奨学金第1期生)
配信期間:2021年4月27日(火)~5月31日(月)
特設ウェブサイト:
https://kuma-foundation.org/exhibition2021/
主催:公益財団法人クマ財団
https://kuma-foundation.org/
なお、下の写真は、設営前の旧工場(倉庫)の写真です(画像提供:公益財団法人クマ財団)。完成した展覧会場の様子(外部リンク)とあわせてご覧ください。
なお、本展の会場となった旧工場には、トーキョーバイク(tokyobike)のフラッグシップショップ〈TOKYOBIKE TOKYO(トーキョーバイクトーキョー)〉が2021年7月にオープンする予定です。
この店舗へのリノベーションも、トラフ建築設計事務所が担当します。
〈TOKYOBIKE TOKYO〉店舗概要
建設地:東京都江東区三好3-7-2
開業予定日:2021年7月10日(土)
「tokyobike」について:
1997年に創業。2002年より、自転車の製造販売をスタート。速く走ることや、移動することを目的とする自転車ではなく、日常にささやかな変化を加えるためのツールとして、街を楽しむためにデザインされた自転車を提供している。この理念に基づき、レンタサイクルサービスも展開(Hotel K5、マンダリンオリエンタル東京、エースホテル京都ほか)。また、コンセプトに共感したブランドとの共同企画開発にも挑戦し、スニーカーやサングラスなどのプロダクトづくりにも携わっている。
〈TOKYOBIKE TOKYO〉には、オーストラリア、メルボルンを拠点とするインドアプランツショップ「The Plant Society」の海外1号店と、清澄白河エリアの自家焙煎コーヒーショップ「ARiSE COFFEE ROASTERS(アライズ コーヒー ロースターズ)」のスタンドも出店する予定です。
清澄白河は、ブルーボトルコーヒーが日本初進出の地に選ぶなど、都内有数の「コーヒーショップ激戦地」です。こちらの今後の展開も目が離せません。(en)
TOKYOBIKE TOKYO(トーキョーバイク)公式ウェブサイト
https://tokyobike.com/