2021年10月2日初掲、2022年3月24日審査結果を追記
大阪・箕面市内で老朽化が進む、みのお・B・C団地(1962年築)建替事業がスタート、大阪府住宅供給公社が主催する提案競技の概要が9月30日に公示されました。
計画コンセプトは『「潤環」育む集合住宅 ~暮らしの潤いが巡る~』。箕面市の豊かな自然環境に加え、静かな居住環境や、子育て施設など公共施設の近接や、新駅の計画などの立地特性を活かし、若年世帯や子育て世帯等の入居を促進することが条件の1つです。
入居者ニーズに沿ったハード・ソフト両面からの住宅サービスの提供し、住宅の質はもちろんのこと入居者の生活の質を高め、公社が展開中の「SMALIO」が提唱する「自分らしく、ゆとりあるくらし」の実現を目指するために、民間事業者の持つ総合的な企画力をはじめ、設計・施工のノウハウや、コスト低減などの技術力を十分に生かした、意欲的な提案を公募します。
計画地現況
名称:みのお・B・C団地
所在地:大阪府箕面市箕面4丁目9番(Google Map)
管理開始:1962年6月
敷地面積:約32,000m²
総⼾数:440⼾
構造:RC造 4階建(20棟)
SMALIO
https://www.osaka-kousha.or.jp/oph-search/smalio/index.html
建替計画概要
団地名称:(仮称)OPHみのお
建設戸数:162戸
構造:RC造 5階建
計画地面積:約21,150m²
専有面積:50m²(123戸)、55m²(25戸)、60m²(14戸)
※試掘調査により埋蔵文化財包蔵地外を確認済
計画コンセプト
「潤環」育む集合住宅 ~暮らしの潤いが巡る~
・四季折々の自然豊かな緑の空間とゆとりある心地よい空間で時間の潤いを育む
・心のやすらぎを潤すことで、人と人のつながりを循環させて賑わいの創出を育む
・再生可能エネルギーで生態系や生活環境に潤いを与え、豊かな自然環境がライフスタイルの多様化を育む
・自然環境と心のゆとりが循環しつつ、団地からまちへサステナブルな潤いを発信
建替後の住宅の特長
COVID-19(新型コロナウイルス感染症)拡大に伴う、「ウィズコロナ」「アフターコロナ」を見据えた、新しい生活様式に対応した設備や住戸プラン、集会所の新たな活用などにより、住民に安全・安心な暮らしを提供することを目指す
提案に求める視点
・入居者専用共用広場は、入居者の暮らしに安心感とやすらぎを与え、人とのつながりを醸成する工夫。住戸プランタイプ別に提案すること。
・豊かな自然と魅力的な空間を創出するランドスケープデザインの導入
・自然(緑)環境と住環境を調和させ、地域住民を含めたゆとりある賑わいの空間の創出
・敷地外からエントランス、入居者専用共用広場とのつながりの工夫
・若年世帯、子育て世帯などが安心で住みやすく、多様なライフスタイルに対応する工夫
・敷地周囲の防犯にも配慮しながら、家路を誘導する暖かな照明計画の工夫
・再生可能エネルギーや省エネなど、環境にやさしい設備導入や災害に備えた住まいの工夫
競技スケジュール
募集要項公表:2021年(令和3)年9月30日(木)
現地確認(任意)参加申込期間:2021年9月30日(木)~10月7日(木)17時必着
現地確認日:申込者に対して別途通知
関係資料などの申込:2021年9月30日(木)~2022年(令和4)1月14日(金)17時必着
質疑受付:2021年10月29日(金)~11月8日(月)17時必着
質疑回答:2021年11月22日(月)主催者(公社)ウェブサイトにて公表予定
参加申込:2021年11月22日(月)~2022年1月14日(金)17時必着
事業提案書などの提出期限:2022年2月15日(火)17時必着
※プレゼンテーションを実施する場合は別途通知
選定結果通知:2022年3月下旬(予定)
基本協定書の締結:2022年4月下旬(予定)
業務委託契約締結:2022年5月中旬(予定)
工事請負契約の締結:2023年5月頃(予定)
資格要件など詳細・募集要項(PDF)
https://www.osaka-kousha.or.jp/x-whatsnew/2021-09-30_minoh/data/youkou.pdf
主催者:大阪府住宅供給公社
事務局:「みのお・B・C 団地建替事業提案競技事務局」
大阪府住宅供給公社 整備推進部 整備推進課 計画グループ
所在地:〒541-0042 大阪府大阪市中央区今橋2-3-21 藤浪ビル6階
TEL:06-7657-7117(直通)
ウェブサイト:https://www.osaka-kousha.or.jp/
最優秀作品 提案者:南海辰村・富国特定建設工事共同企業体
今後のスケジュール(予定)
2022年3月24日(木):事業者の選定
2022年6月以降:実施設計・各種申請
2023年春頃:本体工事着工
2024年夏頃:建物完成
プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000191.000019188.html