2022年4月22日 7:30A.M初掲(イメージパースにて)、17:30会場風景画像を追加、4月24日画像追加・動画シェア
東京・六本木の東京ミッドタウン内の芝生広場にて、7組の建築家による遊具ほかの展示「PLAY EARTH PARK」が開催されます。
本展は、東京ミッドタウンの各所で展開するイベント「MIDTOWN OPEN THE PARK 2022(ミッドタウン オープン ザ パーク)」のコンテンツの1つで、主催は、THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)やCANTERBURY(カンタベリー)などのスポーツウェアブランドを展開するゴールドウイン。
1951年創業の同社は昨年、創業70周年を迎え、新たなコンセプト「PLAY EARTH」を掲げ、スポーツの可能性を拡げるプロジェクトを展開しています。
これに関連した今回の「PLAY EARTH PARK」では、地球を構成する5つのエレメント(地・水・火・風・空)をテーマに、それぞれのエレメントとのプリミティブ(原始的)な遊びをつくりだす「遊具」を、建築家とともに制作。訪れた人々に無料で開放されます。
5つのエレメントによる遊具とデザイナー
「EARTH / 地の遊具」デザイン:山田紗子建築設計事務所
「WATER / 水の遊具」デザイン:Sawada Hashimura(澤田橋村)
「FIRE / 火の遊具」デザイン:noiz
「WIND / 風の遊具」デザイン:中村⻯治建築設計事務所
「VOID / 空の遊具」デザイン:Domino Architects / 大野友資
#PLAY EARTH PARK YouTubeチャンネル「GOLDWIN PLAY EARTH PARK | 遊びから生まれる未来のために | teaser」(2022/04/18)
設計・デザイン:山田紗子建築設計事務所
「大地が隆起してできた岩場や崖のように六角形の角錐が並びます。岩場の間を縫うように移動しながら、時に両手両足を使って登ったり、寄っかかってみたり。動きながら眺めていると、マーブル模様の風景が不思議に変化していきます。子どもたちは、隠された秘密の入り口を探してみて。」
「WATER / 水の遊具」
設計・デザイン:Sawada Hashimura
「群島のように点在するハンドパンやスリットドラムと呼ばれる打楽器たち。水が張られたハンドパンを叩くと、音の波は波紋となって水に広がります。それぞれ1つから4つの音が割り当てられ、組み合わせることでひとつの音階に。群れになることで音が音楽になり、風景が立ち上がります。」
「FIRE / 火の遊具」
設計・デザイナー:noiz
「ポコッと膨らんだ3つのトランポリン。ジャンプすると、そのエネルギー(空気圧)をセンサーが感知して中央に空気が吹き込まれ、炎が燃え盛ります。子どもたちの遊びの力が、火のエネルギーに変換されて現れてきます。ひとりではできなくても、みんなで3つ一緒に飛べば、一気に火がつくかもしれません。」
「WIND / 風の遊具」
設計・デザイン:中村⻯治建築設計事務所
「聳(そび)える12mもの巨大な風の塔。半円の筒の内側は黑く塗られ、光を受けて熱くなることで気圧が下がります。気圧が下がることによる吸い上げ効果で、内部に上昇気流が生まれ、さまざまなものがその風を受けて空へと舞い上がっていきます。熱と気圧差によるシンプルな原理で生まれる現象=風で遊びましょう。」
「VOID / 空の遊具」
設計・デザイン:Domino Architects / 大野友資
「空気が詰まった、形も大きさも硬さも様々な透明なビニールたち。透明で空っぽですが、空に浮かぶ雲のようでもあります。座ったり、飛んだり、押したり、間に分け入ったり、遊び方は自由。押して動く空気で、座っている人に力を伝えてビックリさせたり飛ばしたり。疲れたら寝転がって空を眺めてるのも楽しそう。」
ベンチのデザイン:佐藤研吾建築設計事務所
インフォメーションセンターのデザイン:plat / 上林剛典
クリエイタープロフィール
山田紗子
1984年東京都生まれ。
慶應義塾大学環境情報学部卒業、東京芸術大学大学院美術研究科建築専攻修了。2007-2011 年、藤本壮介建築設計事務所勤務。一級建築士。現在、山田紗子建築設計事務所代表。
京都大学、東京理科大学非常 勤講師。
主な受賞に、第36回吉岡賞、U35 2020 Gold medal、第3回日本建築設計学会賞大賞。Sawada Hashimura
澤田航と橋村雄一により2015年に設立された建築設計事務所。
澤田 航
Central Saint Martins, AA School of Architectureにて建築を学んだ後、能作文徳建築設計事務所に勤務。東京藝術大学建築科教育研究助手を経て、現在、法政大学非常勤講師、桑沢デザイン研究所非常勤講師。
橋村雄一
多摩美術大学、University of East Londonにて建築を学んだ後、Tony Fretton Architects、Carmody Groarke、新素材研究所に勤務。一級建築士。noiz
2007年に豊田啓介と蔡佳萱が設立、2016年より酒井康介がパートナーとして加わり、東京と台北、ワルシャワの3拠点で活動する建築設計事務所。
コンピューテーショナルな手法および知見を駆使し、建築設計やインテリアデザ インを軸としながら、デジタルインスタレーションから都市計画、コンセプトデザインまで幅広いジャンルで国際的に活動。最新のデジタル技術と建築設計の知見とを融合しながら、国内外から集まった多様な背景やスキルを持ったメンバーによるチームで、新しい知識や技術のリサーチ、導入なども積極的に行っている。中村⻯治
⻑野県生まれ。東京藝術大学大学院修了後、⻘木淳建築計画事務所を経て、2004年中村⻯治建築設計事務所を設立。 主な仕事に、へちま(ヒューストン美術館およびサンフランシスコ近代美術館収蔵、JINS京都寺町通、神戶市 役所1号館1階市⺠ロビー、Mビル(GRASSA)、FormSWISS展展示空間(2020年)、MA natureなどがある。
主な受賞に、第6回京都建築賞優秀賞、第32回JIA新人賞など。
主な著書に『現代建築家コンセプト・シリーズ:コントロールされた線とされない線』(LIXIL出版、2013)。Domino Architects
大野友資によって2016年に設立されたプラットフォーム。デザインの実践と理論の両面から歴史や文脈への接続を試 み、情報と物質、デジタルとアナログ、ハイテクとローテクを相対化するような設計を手がける。その活動はさまざ まなチームとの協働によってかたちづくられ、建築、インテリア、プロダクトデザイン、リサーチや執筆、教育まで多岐にわたる。佐藤研吾
1989年神奈川県生まれ。
一般社団法人コロガロウ/佐藤研吾建築設計事務所主宰。インド・日本で開催する短期デザイン学校In-Field Studio/荒れ地のなかスタジオ代表。福島県大玉村で藍畑を世話する歓藍社所属。同村では古書店「ころがろう書店」とコーヒー屋を運営。野ざらしメンバー。上林剛典
1989年兵庫県生まれ。
立命館大学、多摩美術大学にて建築・インテリア、都市・土木工学を学ぶ。2017年より自身の設計活動を開始。2018年にクロワッサンショップを併設したplatを設立。近作に、喫茶サテラ、stand.fm(studio)星野道夫写真展会場構成、渋谷のオフィスなどがある。
会期中、ガレリアB1Fでは、THE NORTH FACE、CANTERBURY、HELLY HANSEN(ヘリーハンセン)Speedo(スピード)、Goldwin(ゴールドウイン)の5ブランドによる限定アイテムや、建築家と設計した遊具にまつわるグッズ、スーベニアなどを販売するPOPUPストアも期間限定でオープンします。
#PLAY EARTH PARK YouTubeチャンネル「GOLDWIN PLAY EARTH PARK | 遊びから生まれる未来のために | documentary」(2022/04/18)
会場:東京ミッドタウン内 芝生広場
会期:2022年4月23日(土)〜5月29日(日)※22日(金)は内覧会
開場時間:11:00-18:00
入場料金:無料
主催:ゴールドウイン
※COVID-19(新型コロナウイルス感染症)対策のため人数制限を実施する場合あり
※雨天荒天の場合は中止(開催情報は「PLAY EARTH PARK」公式インスタグラム(@play_earth_park)のストーリーにて告知あり
「PLAY EARTH PARK」公式インスタグラム(@play_earth_park)
https://www.instagram.com/play_earth_park/
「PLAY EARTH PARK」公式ウェブサイト
https://playearthpark.goldwin.co.jp/
東京ミッドタウン「MIDTOWN OPEN THE PARK 2022」案内ページ
https://www.tokyo-midtown.com/jp/event/openthepark/