バイオフィリックデザイン(Biophilic Design)とは、バイオ(Bio:バイオロジーの略語)とフィリア(philia:趣味・愛好)を掛け合わせた近年の造語です。
自然環境への接続と調和を図ることで、人の健康や幸福度が増す、という考え方で、室内緑化や植栽計画などもこれに含まれるとされています。
この数年来、建築・デザインに限らず、各領域で幅広い導入がみられる注目の概念です。
とりわけ昨今は、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)拡大の影響もあり、人々の働き方の質の変化、在宅勤務の増加などにより、また、企業が雇用契約者の健康増進を図る傾向が多く見られるなかで、室内環境に大きな影響を及ぼす「バイオフィリックデザイン」は、大きくクローズアップされています。
遠藤照明が主催する本セミナーでは、ゲストに、輸入商社・TISTOUの代表を務め、ホテルやオフィスのグリーンコーディネートなども手掛ける平田倫子氏と、庭園、エクステリア、ランドスケープ、屋上緑化、壁面緑化のデザインや、設計・施工、メンテナンスまで手掛ける、長濱香代子庭園設計(KN GDC)の長濱香代子氏を招いて[*]、「バイオフィリックデザイン」について話を聞きます。
今年4月に東京ビッグサイトにて開催された国際見本市「オルガテック東京」に出展した遠藤照明が、会場内のXperience Areaにて行ったセミナーを再編成して構成。オフィス、商業空間・住環境における「バイオフィリックデザイン」の導入事例や、実験結果などを基に、植物にとって最適な室内環境とは何か? 光の観点から紐解いていきます。
*.平田、長濱の両氏は、『TECTURE MAG』にてプロジェクトの概要とルームツアーの動画を公開している、都内の住宅〈TERADA HOUSE〉の植栽を共同で担当している(事例詳細)
登壇者プロフィール
ゲストスピーカー(敬称略)
平田倫子(ひらた みちこ)
TISTOU 代表取締役社長
恵泉女学園園芸学部卒。卒業後に渡欧。ドイツ・ベルギーのフラワーアーティストのもとでアシスタントを務める。帰国後、TISTOU株式会社を設立。
ヨーロッパのデザインブランド7社の日本総代理店を務める傍ら、インテリア雑誌のスタイリングや海外コーディネート、ホテルやオフィスのグリーンコーディネートを手掛ける。
https://www.tistou.jp/長濱香代子(ながはま かよこ)
長濱香代子庭園設計 代表取締役
同志社大学 哲学科卒。日本アイビーエム株式会社勤務を経て、独学でガーデンデザインを学ぶ。2011年長濱香代子庭園設計を設立。
広い植物の知識と、モダンなセンスで、個人住宅の作庭から商業施設のランドスケープデザインまで、幅広く手掛ける。
http://www.kngdc.com/モデレーター
丸山 悠(まるやま はるか)
遠藤照明 未来環境研究課係長
奈良女子大学卒。同大学院にて建築環境工学 光環境分野を専攻し、快適で省エネルギーな光環境について研究。
遠藤照明では照明計画業務に従事したのち、未来環境研究課にて、光環境がヒトの心理・生理に与える影響についての研究を行っている。
開催日時:2022年7月21日(木)18:30~20:00
会場:オンライン(Zoomを使用)
受講方法:遠藤照明オウンドメディア『ヒカリイク』案内ページより申し込み
※申込完了後に視聴方法をメールで通知
※Zoomでの視聴が難しい場合は、YouTubeライブ配信URLの案内あり
参加費:無料
※照明の同業他社の方は視聴できません
建築CPD情報提供制度認定プログラム:あり / 視聴後に2単位取得可
イベント申し込みページ
https://www.endo-lighting.co.jp/hikariiku/online-event/15929/
遠藤照明オウンドメディア「ヒカリイク」
https://www.endo-lighting.co.jp/hikariiku/