2022年11月14日初掲、11月21日会場写真追加
東京・乃木坂のTOTOギャラリー・間にて今夏開催された「末光弘和+末光陽子 / SUEP.展 Harvest in Architecture 自然を受け入れるかたち」が北九州市に巡回、TOTOミュージアムにて11月15日より開催されます。
SUEP.(スープ)プロフィール
末光弘和と末光陽子が共同主宰する一級建築士事務所。東京と福岡の2拠点にアトリエを構え、国内外で活動中。
地球環境をテーマに掲げ、風や熱などのシミュレーション技術を用いて、資源やエネルギー循環に至る自然と建築が共生する新しい時代の環境建築デザインを手がけている。〈地中の棲処〉で第27回吉岡賞(2011、新建築社)、〈淡路島の住宅〉で第29回芦原義信賞(2019、一般社団法人日本建築美術工芸協会)と2018年度グッドデザイン賞金賞(経済産業大臣賞)受賞など、多数
主な作品に、淡路島の住宅(2018、兵庫県)、九州芸文館アネックス1(2013、福岡県)[*1]、ミドリノオカテラス(2020、東京都)などがある。現在、台湾国内にて百佑オフィス[*2]が進行中。最新作は神奈川県川崎市にて竣工した、SOLSO FARM OFFICE[*3]。
*1:日本設計との共同設計 / *2:RHTAAとの共同設計 / *3:SOLSOとの共同設計末光弘和(すえみつ ひろかず)
建築家。
1976年愛媛県生まれ。1999年東京大学卒業。2001年同大学大学院修了。2001–06年伊東豊雄建築設計事務所。
2009–11年横浜国立大学Y-GSA設計助手。2020年より九州大学大学院准教授末光陽子(すえみつ ようこ)
建築家。
1974年福岡県生まれ。1997年広島大学卒業。1997–2003年佐藤総合計画。
2018–22年昭和女子大学非常勤講師SUEP.WebSite
http://www.suep.jp/
展覧会コンセプト:
本展のテーマは「Harvest in Architecture 自然を受け入れるかたち」。
地球温暖化が進み、大規模な自然災害が世界各地で頻発している現在、我々建築家は、大きなイシューを突きつけられている。それは、モダニズム建築運動以来の全世界で共通する大きな課題である。この先、私達は、この母なる地球とどのように暮らしていくのか。その自然観が問われている。
“Harvest in Architecture”とは、自然の恵みを持続的に受け入れ、地球とともに生きるための建築の姿を 取り戻そうとする概念である。“Harvest”とは、カラフル(多様)であり、ハピネス(喜び)であり、エネルギー(活力)である。それは、農耕のように、自然との関係を耕し、持続的な恵みを得ることで、そこに人が集ま り、交流する場が生まれるイメージである。それらを実現するためには、自然と人とのバランスの中で関係 を築かなければならない。
本展覧会は、自然の恵みを維持し続けるために、循環する環境の一部として、あるべきこれからの建築の 姿を問うものである。(末光弘和+末光陽子 / SUEP.)
SUEP.の取り組みは、建築が地球とつながり、未来を拓くためのチャレンジの連続といえます。人間が地球の恵みを一方的に搾取するのではなく、自然との共生により豊かな恵みが続いていく、そのために建築家として果たすべき役割は何か。東京・乃木坂の会場でも提示された、彼らの思考と試行、その全貌を総覧する展覧会が、SUEP.が拠点を構える福岡県に巡回します。
会期:2022年11月15日(火)~2023年3月5日(日)
開館時間:10:00-17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜・年末年始休業期間(12月26日[月]~1月4日[水])
会場:TOTOミュージアム
所在地:福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1-1(Google Map)
電話番号:093-951-2534
入場料:無料
主催:TOTOギャラリー・間(URL)/ TOTOミュージアム
企画:TOTOギャラリー・間運営委員会(特別顧問:安藤忠雄、委員:千葉 学、塚本由晴、セン・クアン、田根 剛)
後援:一般社団法人 日本建築学会九州支部、公益社団法人 日本建築家協会九州支部、公益社団法人 福岡県建築士会、一般社団法人 福岡県建築士事務所協会
協力:九州大学大学院 末光弘和研究室
TOTOミュージアム 公式ウェブサイト
https://jp.toto.com/knowledge/visit/museum/