これからの木材の可能性を拡張する木材〈BeLIN〉を紹介する展覧会が、隈研吾建築都市設計事務所が手がけたCLT建築、岡山・蒜山高原にあるGREENable HIRUZEN(グリーナブル ヒルゼン)にて開催されています(11月12日まで、水曜休館)。
本展は、真庭市による真庭無垢材活用プロジェクトの一環として開催されるもので、1年前にも同会場〈GREENable HIRUZEN〉にて企画展示が行われています。
木材の新たな可能性を提示する「BeLIN Exhibition」10/29より蒜山のCLT建築・GREENable HIRUZEN にて開催
TATTA / 富永大毅がデザインを担当した〈BeLIN(ビリン)〉は、真庭に生育する木々と同じ、ヒノキとスギが7対3の割合でつくられています。ネーミングが、「美しい林」から。開発の背景には、日本各地の森林にもあてはまる真庭市の林業における課題があります。暮らしから離れてしまった森林との関係性をこの商品を通して見直そうという想いもまた込められているとのこと。
本展では、軽量化するなどさらに使いやすく進化した〈BeLIN〉が登場。つなぎ合わせ方によって、木空間を自在に生み出すことが可能なプロダクトの利点を活かし、デスクやパーソナルスペース、ベッドルームなど、暮らしの空間での実際の活用をテーマに展示が行われています。
BeLINは、「さえぎる」と「さえぎらない」のあいだにある、もうひとつの空間づくりを提案します。スペースが分かれていても向こう側の様子を感じ取れる「なだらかなつながり」は、場所と場所、人と人をつなぐ柔軟性のある境目となって、人々のライフスタイルに新たな可能性をもたらします。(TATTA /富永大毅 )
会期:2023年11月3日(金・祝)〜11月12日(日)
開場時間:9:00-17:00(入館は16:45まで)
休館日:水曜
会場:GREENable HIRUZEN 2Fフリースペース
所在地:岡山県真庭市蒜山上福田1205-220(Google Map)
入場料:無料
主催:合同会社わっしょいボヘミアン
協力:真庭市
GREENable HIRUZEN ウェブサイト
https://greenable-hiruzen.co.jp