2023年10月6日(金)より京都市内の2つの会場にて開催されている、”アンビエント(ambient)”をテーマにした音・映像・光のインスタレーション展「AMBIENT KYOTO 2023」が開催されてます。
当初の予定では12月24日までのところ、好評につき、12月31日まで会期が延長されました。
「AMBIENT KYOTO 2023」は、2022年に京都中央信用金庫 旧厚生センター(旧不動貯金銀行七条支店)で開催されて話題を集めたブライアン・イーノ(Brian Eno)による音と光の展覧会「BRIAN ENO AMBIENT KYOTO」の第2弾として開催されています。昨年のイーノ展から引き継いだアンビエント性を継続しつつ、会場の規模などを拡大し、”新しいアンビエントのかたち”を発信しています。
今年の参加アーティストは、坂本龍一+高谷史郎、コーネリアス(Cornelius)、バッファロー・ドーター(Buffalo Daughter)、山本精一の4組。会場は、中京区の京都新聞ビルの地下1階と、下京区の京都中央信用金庫(旧厚生センター)にて。12月初旬に発表された会期延長に伴い、オンライン予約時に必要だった指定日制限が解除され、オンラインで予約すれば、いつでも、どちらの会場からでも入場できるようになっています。
京都新聞ビル 地下1階には、広大な印刷工場跡では、今年3月に逝去した坂本龍一が2017年に発表したアルバム『async』を軸に、長年の盟友である高谷史郎による映像が、幅26.4mの大型LEDパネルと、ZAKによる立体音響による大規模インスタレーション作品〈async – immersion 2023〉となって展開されています。
この場所でしか実現しえないサイトスペシフィックな作品で、見学者がSNSなどに感想を投稿し、話題となっています。
「AMBIENT KYOTO 2023 – Official Video 坂本龍一+高谷史郎|async – immersion 2023」(2023/11/17)
下京区の京都中央信用金庫 旧厚生センターでは、革新的な作品を生み出し続け、世界的な評価を得てきたアーティスト、コーネリアス、バッファロー・ドーター、山本精一の3組による、アンビエントをテーマに表現した作品が展示されています。
コーネリアスとバッファロー・ドーターは、既存作品を本展のための特別演出でインストールしているほか、京都在住のアーティスト・山本精一による書き下ろしのアンビエント作品〈Silhouette〉を、映像を伴う作品として初めて公開しています。
バッファロー・ドーターと山本精一の作品展示は、会場3Fにて。向かい合わせに設置された、音を透過する特殊スクリーンで斜めに仕切られた空間に、ZAKによって立体音響化された音と、イメージを拡張させる映像インスタレーションが展開されています。
さらに、建物の全フロアを、ZAKによる立体音響を軸に、アンビエントな光、映像、霧、そしてアーティストの和泉 侃による「聴覚へアプローチする」香りで演出。人間のさまざまな感覚をひらき、全身で楽しめる体験型のインスタレーション作品となっています。
「AMBIENT KYOTO 2023 – Official Video 京都中央信用金庫 旧厚生センター」(2023/11/20)
会期:2023年10月6日(金)〜12月31日(日)
開場時間:9:00-19:00 ※最終入場 閉館30分前
会場:以下の2会場(参加アーティスト / 会場)
1.坂本龍一+高谷史郎 / 京都新聞ビル 地下1階
所在地:京都府中京区烏丸通夷川上ル少将井町239(Google Map)
2.コーネリアス、バッファロー・ドーター、山本精一 / 京都中央信用金庫 旧厚生センター
所在地:京都府京都市下京区七条通烏丸西入中居町113(Google Map)
入場料:一般 3,300円、専門学校・大学生 2,200円、中高生 1,800円、小学生以下無料
※京都新聞地下1階のみ、一部無料枠あり
チケット購入ウェブサイト
https://ambientkyoto.com/tickets
展示ディレクション(京都中央信用金庫 旧厚生センター)、音響ディレクション:ZAK
照明ディレクション・デザイン:髙田政義(RYU inc.)
音響:東 岳志、山本哲哉、濱 哲史、渡邉武生、赤川純一、細井美裕、橋本敏邦(T-SPEC)
照明:上田 剛(RYU inc.)
美術造作:土井 亘(dot architects)
舞台監督:尾﨑 聡
空間ディレクションアドバイザー(京都中央信用金庫 旧厚生センター):高谷史郎
香り:和泉 侃
キービジュアル:Alex Somers
アートディレクション:田中せり
デザイン:宿谷一郎、岡本太玖斗
制作:清水聡美、相沢あい
運営統括:糸魚健一
プロデューサー:竹下弘基(TOW)、中村周市(Traffic)
実行委員会ディレクター:磯谷香代子、川﨑仁美
プロジェクト・マネージャー:關 秀哉(RYU inc.)
主催:AMBIENT KYOTO 2023 実行委員会(TOW、京都新聞、Traffic、京都アンプリチュード)
企画制作:TOW、Traffic
協力:文化庁、α-STATION FM KYOTO、京都 CLUB METRO、サンエムカラー、小川珈琲、ハッピーマンデー、CCCアートラボ
後援:京都府、京都市、公益社団法人京都市観光協会、FM COCOLO
音響機材協賛:Genelec Japan、ゼンハイザージャパン、静科、MSI JAPAN大阪、アビッドテクノロジー、Synthax Japan、Abendrot International LLC、Sonos Japan
映像機材協賛:bricks & company、Magnux
技術協力:パナソニック
協賛:Square
広報協力 :HOW INC.
特別協力:京都中央信用金庫
「AMBIENT KYOTO 2023」公式ウェブサイト
https://ambientkyoto.com/
公式SNS
https://twitter.com/ambientkyoto
https://www.instagram.com/ambientkyoto
https://www.facebook.com/ambientkyoto