東京・天王洲にあるWHAT MUSEUM(ワットミュージアム)にて、建築家の藤本壮介氏と構造家の腰原幹雄氏による特別講演会「木造建築の未来」が8月5日に開催されます。
この特別講演会は、WHAT MUSEUMにて開催中の企画展「感覚する構造 – 法隆寺から宇宙まで –」に関連したイベントです。7月29日に開催概要が発表されました。
建築の構造に焦点をあてた企画展「感覚する構造 – 法隆寺から宇宙まで –」会場レポート:前期展から大幅に展示を入れ替え100点以上の構造模型が一堂に
日本を代表する建築家の1人である藤本氏は、2025年4月に大阪で開催される日本国際博覧会(2025年大阪・関西万博)の会場デザインプロデューサーを務めていることでもしられています。構造家の腰原氏は、伝統木造から近現代の木造建築に至るまで、その可能性を構造の視点から研究し、エンジニアとして構造設計も手掛ける、木造建築の第一人者です。
今回の特別講演会では、木造建築の歴史的な背景を踏まえながら、主に「感覚する構造」展にて模型を展示中の大阪・関西万博のシンボルである〈大屋根リング〉の構造や、木造建築としての位置付けなどについて、建築家と構造家の立場からそれぞれ言及し、ディスカッションを行う予定です。
登壇者プロフィール
藤本壮介(ふじもと そうすけ)氏 プロフィール
1971年北海道生まれ。東京大学工学部建築学科卒業後、2000年藤本壮介建築設計事務所を設立。2014年フランス・モンペリエ国際設計競技最優秀賞(ラルブル・ブラン)に続き、2015、2017、2018年にもヨーロッパ各国の国際設計競技にて最優秀賞を受賞。国内では、2025年日本国際博覧会の会場デザインプロデューサーに就任。2021年には飛騨市のCo-Innovation University(仮称)キャンパスの設計者に選定される。主な作品に、ブダペストのHouse of Music(2021年)、マルホンまきあーとテラス 石巻市複合文化施設(2021年)、白井屋ホテル(2020年)、L’Arbre Blanc (2019年)、ロンドンのサーペンタイン・ギャラリー・パビリオン2013(2013年)、House NA(2011年)、武蔵野美術大学 美術館・図書館(2010年)、House N(2008年) などがある。腰原幹雄(こしはら みきお)氏 プロフィール
構造家/東京大学生産技術研究所 教授
1968年千葉県生まれ。1992年東京大学工学部建築学科卒業、2001年東京大学大学院博士課程修了、博士(工学)。構造設計集団 SDG勤務、東京大学大学院助手、生産技術研究所准教授を経て、2012年より東京大学生産技術研究所教授。NPO team Timberize(チーム ティンバライズ)設立に関わり、理事の1人を務める。
日時:2024年8月5日(月)10:00-12:00
※受付時間 9:15-9:45 ※来場者は9:45までに受付を終了すること
登壇者:藤本壮介(建築家)、腰原幹雄(構造家)
会場:WHAT MUSEUM
所在地:東京都品川区東品川2-6-10 寺田倉庫G号(Google Map)
定員:200名(事前申込制、先着順に受付)
申込方法:下記・イベント詳細ページを参照
料金:参加費:一般 2,500円、大学生/専門学生 1,800円、高校生以下 1,000円
※上記は「感覚する構造 – 法隆寺から宇宙まで -」の展覧会観覧料金(本イベント開催日有効、トーク終了後より有効)を含む
主催:WHAT MUSEUM
イベント詳細(申込受付)
https://what.warehouseofart.org/events/sense-of-structure_second-term_event4/
建築倉庫 公式Instagram
https://www.instagram.com/archi_depot
WHAT MUSEUM ウェブサイト
https://what.warehouseofart.org/
※本稿の画像・展示風景写真3点の提供:WHAT MUSEUM(Photo: ToLoLo studio)