FEATURE
Milano Design Week 2023
世界最大規模のインテリアとデザインの祭典、2023年の「ミラノサローネ」と「フオリサローネ」見どころ
FEATURE2023.04.17

2023年「ミラノデザインウィーク」見どころ

世界最大規模のインテリアとデザインの祭典、ミラノサローネとフオリサローネ 4年ぶりの4月開催

世界最大のデザインの祭典、4年ぶりの4月開催!

2023年4月17日初掲、随時情報を追加・更新

世界最大規模のデザインの祭典「ミラノデザインウィーク(Milano Design Week)」がイタリア・ミラノで開幕した。

「ミラノデザインウィーク」とは、大型展示場・ロー・フィエラミラノ(Fiera Milano, Rho)で開催される世界最大規模の国際家具見本市「ミラノサローネ(Salone del Mobile.Milano)」と、市内各所で開催される「フオリサローネ(Fuorisalone)」をあわせた総称。

ミラノデザインウィーク2023

第61回「ミラノサローネ」は今回、世界がCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)に見舞われて以降、4年ぶりとなる4月開催(日程:4月18日〜23日)。日本からは、同時期に開催される「フオリサローネ」に出展する企業・ブランドも多く、例年以上に注目される年となりそう。ミラノ中央駅鉄道高架下(トンネル)を会場に開催される「Dropcity Convention 2023」には、日本から建築家・デザイナーらが出展し、早いところでは4月15日より公開が始まっている。

本稿では、前半でロー・フィエラミラノ(Fiera Milano, Rho)で開催される国際家具見本市「ミラノサローネ」にフォーカス。後半では市内各所で開催される「フオリサローネ」の主な見どころを、出展各社・ブランドが発信しているプレスリリースをもとに、ピックアップして紹介する(会期中および終了後も随時更新予定)。

ミラノサローネ国際家具見本市(Salone del Mobile.Milano)2023 開催概要

国際家具見本市「ミラノサローネ(Salone del Mobile.Milano)」

国際家具見本市「ミラノサローネ(Salone del Mobile.Milano)」バナー

「ミラノサローネ国際家具見本市(Salone del Mobile.Milano)2023」
日程:2022年4月18日(火)〜23日(日)
会場:ロー・フィエラミラノ(Rho-Fiera Milano)
所在地:Strada Statale Sempione, 28, 20017 Rho Milan(Google Map
開場時間:9:30-18:30
⼊場料:35ユーロ / 1日〜(4月17日までのオンライン販売価格)
https://www.milanosalone.com/ticket/

ミラノサローネ国際家具見本市 Webサイト(日本語サイト)
https://www.milanosalone.com/

Salone del Mobile 公式Twitter
https://twitter.com/iSaloniofficial

「ミラノサローネ」構成
・サローネ・デル・モービレ(サローネ国際家具見本市)
・サローネ国際インテリア小物見本市
・ワークプレイス3.0
・S.プロジェクト
・エウロルーチェ(Euroluce / サローネ国際照明見本市)
・サローネサテリテ(SaloneSatellite)

総出展社数:1,462社(このうち34%が国外より参加)

国際家具見本市「ミラノサローネ(Salone del Mobile.Milano)」アプリ

公式アプリの更新版では、来場者や企業の体験の向上を目的とした新機能やサービスが追装された(例えば、見本市内の道順を簡単に見つけることができる「wayfinding」など)。チケットの購入や展示製品の詳細、QRコードの読み取りによるスペック確認などが可能に。出展者と来場者双方のマッチメイキングも取りやすくなっているとのこと。

期間中はさまざまなイベントも各所で多彩に開催される。

なお、運営側の発表(2023年2月15日)によれば、イベントの持続可能な管理に関するISO 20121の認証を閉幕後に取得する見込み。

ミラノサローネ国際家具見本市2023

来場者で賑わうロー・フィエラミラノ会場エントランス ©︎Salone del Mobile.Milano Photo by Alessandro Russotti

サローネ・デル・モービレ(ミラノサローネ国際家具見本市)


サローネ・デル・モービレ(ミラノサローネ国際家具見本市)

概要:ミラノサローネの”顔”ともいうべき、国際家具見本市「サローネ・デル・モービレ」は、イタリアデザイン界の巨匠、アントニオ・チッテリオ(Antonio・Citterio)がデザイン&総合監修を務めるプレステージファニチャーブランドのフレックスフォルム(FLEXFORM)や、Minotti(ミノッティ)、モルテーニ(Molteni)など、国際的なラグジュアリーインテリアブランドが多数出展。

会場:ロー・フィエラミラノ(Rho-Fiera Milano)
所在地:Strada Statale Sempione, 28, 20017 Rho Milan(Google Map
日程:2023年4月18日(火)~23日(日)
開場時間:9:30-18:30


サローネ・デル・モービレ PICK-UP
・カリモク家具
・DAFT about DRAFT(ダフト アバウト ドラフト)
・マルニ木工
・リッツウェル(Ritzwell)

カリモク家具 @ロー・フィエラミラノ


カテゴリー:サローネ・デル・モービレ(ミラノサローネ国際家具見本市)
会場:ロー・フィエラミラノ
ブース番号:Hall2 C19
出展者:カリモク家具
テーマ:アパートメントから考える空間と家具空間から考える家具
主な展示:Karimoku Case Study(カリモクケーススタディ)の家具を用いた大型展示
プロダクトデザイン・展示デザイン:芦沢啓治、ノーム・アーキテクツ(Norm Architects)、ノーマン・フォスター(Norman Foster)

概要:本会場を含む3つの展示会場で5つのコレクションを展開するカリモク家具。昨年も出展したロー・フィエラミラノでは、CASE STUDY 08「Hiroo Residence」において、芦沢啓治とノーム・アーキテクツがデザインして誕生した最新のアイテムや、ノーマン・フォスター(Norman Foster)とのコラボレーションによって誕生した〈NFコレクション〉などが展示される。

DAFT about DRAFT(ダフト アバウト ドラフト)


カテゴリー:サローネ・デル・モービレ(ミラノサローネ国際家具見本市)
会場:ロー・フィエラミラノ
ブース番号:Hall6 C32
出展者:DAFT about DRAFT(ダフト アバウト ドラフト)
デザイナー:山下泰樹

DAFT about DRAFT

展示詳細
https://www.salonemilano.it/en/brands/daft-about-draft

DAFT about DRAFT ウェブサイト
https://daft-about-draft.com

マルニ木工 @ロー・フィエラミラノ


カテゴリー:サローネ・デル・モービレ(ミラノサローネ国際家具見本市)
会場:ロー・フィエラミラノ
ブース番号:HALL 4 STAND C06-08
出展者:マルニ木工
タイトル:MARUNI COLLECTION 2023 NAOTO FUKASAWA / JASPER MORRISON / CECILIE MANZ
デザイナー:深澤直人、ジャスパー・モリソン、セシリエ・マンツ
主な展示:新作家具ほか

概要:新しくアッシュ材が加わったHIROSHIMAアームチェア、木の温もりを感じられる小ぶりなデスクとペーパーコード仕様のLightwoodチェア、板座バージョンのチェアと新色が加わったENシリーズなど。

ミラノサローネ マルニ木工

キービジュアル

リッツウェル(Ritzwell) @ロー・フィエラミラノ


カテゴリー:サローネ・デル・モービレ(ミラノサローネ国際家具見本市)
会場:ロー・フィエラミラノ
ブース番号:HALL5 D10(昨年と同じ)
出展者:リッツウェル(Ritzwell)
テーマ:プロダクト、日本のミニマル、手仕事
主な展示:新商品を含む家具(6アイテム)

概要:これまでで最多となる6アイテムを発表(新作は今年7月発売予定)。新作の〈GQ SIDE TABLE〉の展示に連動して、Ritzwellのものづくりの拠点である糸島シーサイドファクトリーの職人が、把手、支柱、リングに巻かれた厚革を1針ずつ手縫いするデモンストレーションも併催する。

リッツウェル(Ritzwell)ウェブサイト
https://ritzwell.com/

ミラノサローネ:国際照明見本市「エウロルーチェ(Euroluce)」


テーマ:The city of Lights(光の街)
会場:ロー・フィエラミラノ(9-11、13-15)
所在地:Strada Statale Sempione, 28, 20017 Rho Milan(Google Map
総出展社数:321社(うち約45%は国外|2月15日時点)
総展示面積:30,250m²
日程:2023年4月18日(火)~23日(日)
※一般の来場可は22日(土)、23日(日)のみ

エウロルーチェの会場デザインは、ミラノを拠点とする建築・エンジニアリングスタジオ、ロンバルディーニ22が担当。イタリアの都市中心部の空間性から着想を得て、都市計画のようなレイアウト。

コロナ禍以降とりわけ変化がみられる照明の世界に特化した隔年開催の見本市・エウロルーチェ(サローネ国際照明見本市)を皮切りに、テーマ展示、ワークショップ、ブックショップ、インスタレーション、カンファレンスなどの複合的なコンテンツが用意され、過去の来場者からのアンケートも参考にしてルートが構築された。

「エウロルーチェ」会場レイアウト

「エウロルーチェ」会場レイアウトイメージ

詳細https://www.milanosalone.com/euroluce/

2023年2月15日にミラノ市内で行われたプレスカンファレンスの様子
©︎Salone del Mobile.Milano Photo by Andrea Mariani

エウロルーチェの公式プログラムの1つで、アナリサ・ロッソ(Annalisa Rosso)がキュレーションを手がけたアウローレ・アリーナ(Aurore Arena)では、建築家の坂 茂やデザイナーの田村奈穂らが登壇するトークイベントも併催される。

タイトル:Balancing Architectural Works and Social Contributions
ゲスト:坂 茂(建築家)
モデレーター:ヨーコ・チョイ(Yoko Choy、『Wallpaper*』中国 編集者)
会場:Euroluce, Aurore Arena, Pav.13
開催日時:4月19日(水) 11:00-12:00(現地時間)

詳細
https://www.salonemilano.it/en/session/conversation-shigeru-ban

「ミラノサローネ 2023」特集ページ
坂 茂特集
https://www.salonemilano.it/en/articoli/people/shigeru-ban-special-guest-euroluce-2023

田村菜穂インタビュー
https://www.salonemilano.it/en/articoli/people/interview-nao-tamura-special-guest-euroluce-2023


エウロルーチェ PICK-UP
・Artemide(アルテミデ)
・Ambientec(アンビエンテック)
・STUDIO ROW
・DCW éditions PARIS
・Tom Dixon(トム・ディクソン)

Artemide(アルテミデ)@エウロルーチェ


カテゴリー:Euroluce
出展者:Artemide(アルテミデ)
会場:Pavillion11, Stand 114
※このほか市内4カ所で展示あり

アルテミデ(Artemide)ミラノサローネ EUL2023

アルテミデ(Artemide)展示 ©︎Salone del Mobile.Milano Photo by Diego Ravier

Ambientec(アンビエンテック)がエウロルーチェに初出展


カテゴリー:Euroluce
出展者:Ambientec(アンビエンテック)
主な展示:照明
デザイナー:エリザ・オッシノ(Elisa Ossino)、大城健作
コラボレーター:川本 諭(プラントアーティスト)
会場:Hall 15 -131

概要:Ambientec(アンビエンテック)は、水中撮影機材の開発製造技術をバックグラウンドを持つ異色のポータブル照明ブランド。初出展となるエウロルーチェで披露するデザイナーとして、ミラノを拠点に活動するエリザ・オッシノと大城健作をデザイナーに起用し、それぞれがデザインしたポータブルランプが発表される。アンビエンテックとして初の5色以上の多色展開となるプロダクト。

ブースの空間デザインでは、東京・南青山で昨秋開催された「DISSECT(ダイセクト)」展でタッグを組んだ、プラントアーティスト・川本 諭とふたたびコラボレーションする。

『TECTURE MAG』アーカイブ
“DISSECT” Satoshi Kawamoto × Ambientec

【会場レポート】DESIGNART TOKYO 2022

なお、2012年に1作目の照明〈Bottled(ボトルド)〉を発表して以降の9シリーズは、インテリアブランド・ポッロ(Porro)の新ショールームにて展示される(Porro Websiteはこちら

アンビエンテック プレスリリース
https://ambientec.co.jp/blogs/news/euroluce-202

STUDIO ROW @エウロルーチェ


カテゴリー:Euroluce
出展者:STUDIO ROW
主な展示:照明〈ROW〉シリーズ、照明〈MUSUBI〉、新作ミラー
デザイナー:袴田広基
会場:Hall 15 -210

概要:STUDIO ROWは、アッカ(ACCA)を率いるインテリアデザイナーの袴田広基が、2021年に立ち上げ、同年秋にローンチしたデザインスタジオ。今回がエウロルーチェ初出展。
代表的なプロダクトである工業用メッシュパイプを使用した照明〈ROW〉シリーズのほか、、伝統工芸品の組み紐を用いた照明〈MUSUBI〉、新作のミラー〈MOON〉などをミラノサローネ・エウロルーチェにて披露する。

『TECTURE MAG』アーカイブ
DESIGNART TOKYO 2021「STUDIO ROW 1st EXHIBITION 〜PROLOGUE〜」

「DESIGNART TOKYO 2021」10/22開幕!

DCW éditions PARIS @エウロルーチェ


カテゴリー:Euroluce
出展者:DCW éditions PARIS
主な展示:YUJI OKITSU〈FOCUS〉ほか(新作の「4レンズ」を含む)
デザイナー:沖津雄司ほか
会場:Pavillon 15, Stand 102

概要:フランスの照明器具メーカー、DCW éditions(ディーシーダブリュー エディションズ)の展示

DCW éditions PARIS 出展告知
https://dcw-editions.fr/en/actualite/37

Tom Dixon(トム・ディクソン)@エウロルーチェ


カテゴリー:Euroluce
出展者:Tom Dixon(トム・ディクソン)
テーマ:CHOICE
会場:Hall 13 -102

概要:ロボット技術を活用した画期的な照明、ポータブル照明などを発表。家具の張地のバリエーションを数百種類に増やし、”CHOICE”をテーマに展示を行う。なお、ミラノ市内のTom Dixonショールーム(THE MANZONI)でも新作の一部が展示される。

トム・ディクソン日本公式サイト
https://www.tomdixon.tokyo/

サローネサテリテ(SaloneSatellite)


サローネサテリテ(SaloneSatellite)

概要:1998年に創設された、35歳以下(Under35)のデザイナーによるプロトタイプ展示。これまでに、日本人を含む多くのデザイナーを輩出してきた、実績に彩られた若手の登竜門。
参加デザイナー数:550(34カ国より、うち16カ国からデザイン学校・大学が27校)

会場:ロー・フィエラミラノ(Rho-Fiera Milano)
所在地:Strada Statale Sempione, 28, 20017 Rho Milan(Google Map
日程:2022年4月18日(火)〜23日(日)
開場時間:9:30-18:30

サローネサテリテ(SaloneSatellite)2023

サローネサテリテ(SaloneSatellite)会場風景 ©︎Salone del Mobile.Milano Photo by Ludovica Mangini

サローネサテリテ(SaloneSatellite)2023

サローネサテリテ(SaloneSatellite)会場風景 ©︎Salone del Mobile.Milano Photo by Ludovica Mangini

サローネサテリテ(SaloneSatellite)2023

サローネサテリテ(SaloneSatellite)会場風景 ©︎Salone del Mobile.Milano Photo by Ludovica Mangini


サローネサテリテ PICK-UP
・NAO IWAMATSU(岩松直明)
・積彩
・HONOKA

NAO IWAMATSU @サローネサテリテ


カテゴリー:サローネサテリテ
ブース番号:A039
タイトル:「New Nostalgia」
出展者:NAO IWAMATSU
主な展示:ポータブル照明、ライティングオブジェクト

『TECTURE MAG』アーカイブより

ワイ・エス・エム創業30周年記念展「BEHIND THE LIGHT」TIERS GALLERY by arakawagripにて、14の特注照明を展示

NAO IWAMATSU Website
https://naoiwamatsu.com/

積彩 新作コレクション発表 @サローネサテリテ


カテゴリー:サローネサテリテ
ブース番号:C17
出展者:積彩
協賛:100BANCH
助成:クマ財団
機材協力:光伸プランニング

概要:見る角度によって、プロダクトの表面の色彩が刻々と変化する、従前にない革新的な視覚効果を与える、積彩が独自に開発した「Phantasmagorical Skin」による新たなコレクションの展示。

プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000206.000034018.html

積彩 ウェブサイト
https://sekisai.com/

『TECTURE MAG』アーカイブより

デジタルファブリケーションスタジオ・積彩が個展「PLAYFUL COLORS」開催、3Dプリンティングならではの新しい造形美を創出

デザインラボ・HONOKA @サローネサテリテ


カテゴリー:サローネサテリテ
ブース番号:C02
出展者:デザインラボ「HONOKA 」
タイトル:「Tatami ReFab Project」
主な展示:プロジェクトのプロトタイプ
製造・材料開発支援:ExtraBold
素材提供:イケヒコ・コーポレーション

概要:有志のプロダクトデザイナーによるデザインラボ・HONOKAが、廃棄される畳やその原料である「い草」に、生分解性樹脂(酢酸セルロース)を混ぜ、造粒機でペレット化した素材を原料に、3Dプリンタで家具を出力成形。6名7組がデザインした、アップサイクルプロトタイプ7作品を展示する。

ExtraBold社によるプレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000013.000057483.html

デザインラボ・HONOKA ウェブサイト
https://honoka-lab.jp/

なお、HONOKAの出展作品は、第12回「サローネサテリテ・アワード(SaloneSatellite Award)2023」において、パオラ・アントネッリ(Paola Antonelli)を筆頭とする国際的な審査員によるジャッジを経て、グランプリに選出された(2023年4月20日追記)。

サローネサテリテ(SaloneSatellite)2023 グランプリ受賞者

グランプリ受賞を喜ぶHONOKAのメンバー ©︎Salone del Mobile.Milano Photo by Ludovica Mangini

ミラノ市内各所で展開される「フオリサローネ(Fuorisalone)」およびブランド旗艦店での展示


フォーリサローネ

テーマ:Laboratorio Futuro

「フオリサローネ」ウェブサイト
https://www.fuorisalone.it/

フォーリサローネ テーマバナー

フオリサローネ PICK-UP(順不同、グループ出展を含む)
・​​旭化成グループ
・川島織物セルコン
・quantum(クオンタム)
・アダル(ADAL)
・ARIAKE COLLECTION
・エクストラボールド
・カリモク家具
・サンコロナ小田
・GINORI 1735(ジノリ1735)
・杉山製作所
・NEW NORMAL NEW STANDARD
・FURLA(フルラ)
・ヤマハ(YAMAHA)
・YAMAGIWA

旗艦店での展示
・荒川技研工業
・A-POC ABLE ISSEY MIYAKE(× Nature Architects)
・Time & Style(タイムアンドスタイル)
・HIDEO(ハイデオ)

ミラノ大学 中庭での展示
・MAD Architects〈Momentum〉

セルベローニ宮での展示
・ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)

Dropcityでの展示
出展者:Eunha Kim, Hyesun Lee、Jinyoung Neon、HYESUN LEE、Jo Nagasaki & Naritake Fukumoto(長坂常&福元成武)、KUO DUO、MULTISTANDARS、Nuri Neon、Kwangho Lee、PINWU Design Studio、RE;CODE、RoarcRenew Architects / 山本大介(DAISUKE YAMAMOTO DESIGN)/ FREITAG(フライターグ)×リクリン兄弟 / 元木大輔+DDAA LAB / FREITAG / 「The Thinking Piece」プロジェクト:we+、TAKT PROJECT、本多沙映、簑島さとみ、太田琢人ほか

旭化成グループによるインスタレーション @スーパースタジオ・ピュー


カテゴリー:フオリサローネ
出展者:​旭化成グループ
タイトル:For the breathable world
主な展示:防水透湿フィルム〈RespiGard™〉によるインスタレーション
会場:Superstudio Più(スーパースタジオ・ピュー)
展示ブース:Wonder Matter(s)内 / Materially社主催ブース
所在地:Via Tortona 27, 20144 Milano(Google Map
日程:2023年4月18日(火)〜23日(日)
※プレスプレビュー:4月17日(月)

旭化成グループ "For the breathable world"

Dandelion spreading its seed in the blowing wind on black background

概要:旭化成の子会社の1つ、Polypore International, LP(米国ノースカロライナ州)が製造する微多孔膜シート。厚みが10数μm程度と非常に薄く、極めて軽量。防水機能と通気・透湿性を両立した高機能な防水透湿フィルム〈RespiGard™〉が有する「水を通さず空気を通す」特性、インスタレーションで表現する。

旭化成プレスリリース
https://www.asahi-kasei.com/jp/news/2022/ze230323.html

川島織物セルコン「進化標本」


カテゴリー:フオリサローネ
出展者:​川島織物セルコン
タイトル:Evolutionary Specimen of fabrics 進化標本
主な展示:苔や錆をモチーフにデザインされた新作ファブリックに照明計画を組み合わせたインスタレーション
アートディレクター:岡安 泉(照明デザイナー)
会場:Superstudio Più(スーパースタジオ・ピュー)
展示ブース:Wonder Matter(s)内 / Materially社主催ブース
所在地:Via Tortona 27, 20144 Milano(Google Map
日程:2023年4月18日(火)〜23日(日)

概要:1843(天保14)年創業の川島織物セルコンが、過去には伝統の手技でのみ可能だった表現を、機械で再現・拡張して可能にしてきた”織物の進化”の過程を、織技術、素材、糸などを「標本」のように展示し、伝統技術の進化をインスタレーションで表現する。

岡安 泉メッセージ
「今回展示する生地は、伝統技術を基に技術改良を加え進化を遂げた新しいテキスタイルたち。それは新作でもなくマイナーチェンジでもなく進化。そのテキスタイル達が標本箱の中に置かれる標本の如く、仔細見やすく、整然と展示説明される状況を目指しました。伝統継承は、軸になるものを成しながら時代に合わせて進化し続けることで成し遂げられます。”温故知新”ではなく、歴史ある企業だからできる「伝統継承」の一手法として紹介したい。」

本展では、川島織物セルコンが得意とする“光を操る”織物[*]を中心に展示される。

*.2019年と2020年に東京都内で開催された「織物屋の試み」展において、フリッツ・ハンセン(FRITZ HANSEN)の名作エッグチェアの椅子張生地として、川島織物セルコンが制作した織物が元となっている(ファッションデザイナーの三原康裕、ロク・ファン、井野将之らとのコラボレーションで製作された3種類のファブリック)。

川嶋織物セルコン プレスリリース
https://www.kawashimaselkon.co.jp/info/news/20230316-01/

quantumによる5つの照明「5 Lights」@スーパースタジオ・セントラルポイント


カテゴリー:フオリサローネ
出展者:quantum(クオンタム)
タイトル:「5 Lights」
クリエイティブディレクション:門田慎太郎
インダストリアルデザイン:北 海人、産田拓郎、藍 大銓
グラフィックデザイン:小関友未
UI/UXデザイン:塚田あずさ
ウェブデブロップメント:竹腰美夏
hardware prototyping:真島大樹
主な展示:quantumのデザインチームによる、異なる明かりの特徴をもった5つの照明
会場:Superstudio centralpoint(スーパースタジオ・セントラルポイント)No.16
所在地:via Tortona 27, 20144 Milan(Google Map
フロアマップ:SUPERDESIGN SHOW MAP(詳細
日程:2023年4月18日(火)〜23日(日)
※プレスプレビュー:4月17日(月)

概要:クリエイティビティを軸とした事業開発により、新たなプロダクトやサービスを創り出すスタートアップ・スタジオ、quantum(クオンタム)が、ミラノ市内にあるスーパースタジオ(Superstudio)に出展。インハウスデザイナーによる照明プロダクトを披露する。

「5 Lights」ウェブサイト
https://5lights.quantum.ne.jp

quantum プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000072.000024667.html

quantum ウェブサイト
https://www.quantum.ne.jp

アダル @ブレラ地区


カテゴリー:フオリサローネ
出展者:アダル
主な展示:「Look into Nature」コレクションの展示
デザイナー:ミヒャエル・ゲルトマッハ(Michael Geldmacher)
ブランドディレクション:Canuch Inc.(木下陽介+野口優輔)
会場:Via Fatebenefratelli,34-20121, Milano(ブレラ地区)
所在地:(Google Map
日程:2023年4月17日(月)〜23日(日)
※ミヒャエル・ゲルトマッハによるプレゼンテーション:4月17日(月)

概要:昨年に続き、日本の「い草」を使ったサステナブルブランド「Look into Nature」のコレクションを展示。今回はドイツ人デザイナーのミヒャエル・ゲルトマッハがデザインしたプロダクトを中心に構成される。

デザイナー / ミハエル・ゲルドメイカー メッセージ
「2019年のミラノサローネでLook into Natureコレクションに初めて出会った時、私は一目惚れしました。その後、いつかこのコレクションに参加したいという思いで、2019年の末からアイデアを練り始めました。2020年初頭にアダルに連絡をとり、アイディアをプレゼンし、幸運にも彼らは興味を持ってくれました。残念ながら、2020年以降は新型コロナウイルスの影響で、開発プロセスはオンラインのみになりましたが、プロジェクトチームのスキルと瞬発的な理解のおかげで、素晴らしいコレクションが誕生しました。2022年にミラノで発表したプロトタイプはより洗練され、改良され、販売の準備が整いました。」

アダル プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000064.000068123.html

「Look into Nature」ウェブサイト
https://www.adal.co.jp/lookintonature/

『TECTURE MAG』アーカイブ

100%国産天然い草を使ったサステナブルな家具「Look into Nature ~答えは自然の中にある。~」にラウンジチェアなど3モデルが追加

ARIAKE COLLECTION ×ガブリエル・タンほか


カテゴリー:フオリサローネ
出展者:平田椅子製作所+レグナテック
タイトル:STILL STYLE – The Art of Living
主な展示:「ARIAKE COLLECTION」新作
クリエイティブ・ディレクター・ディレクション:ガブリエル・タン(Gabriel Tan)
プロダクトデザイナーほか:ノーム・アーキテクツ(Norm Architects)、ルイ・アルベス(Rui Alves) スタファン フォルム(Staffan Holm)、アンデシェン&ヴォル(Anderssen&Voll)、ガブリエル・タン、芦沢啓治、ノートデザインスタジオ(Note Design Studio)、安積 伸
会場:Via Alessandro Tadino, 2
所在地:Via Alessandro Tadino 2, second floor, 2320124 Milan (Google Map
日程:2023年4月18日(火)〜22日(土)10:00-19:00
※プレスプレビュー:4月17日(月)14:00-17:30

概要:ミラノ市郊外のポルタ・ヴェネツィアにある隠れ家のような邸宅を会場に、Ariakeの家具のほか、Origin Madeのハンドメイドオブジェ、Secto Designの曲げ木を用いた照明、Sera Helsinkiのエチオピア製ラグ、mui Labのカームテクノロジーなどを配置。さらに、スウェーデンの高級ベッドメーカー・DuxianaとAriakeのコラボレーションで誕生した新しいヘッドボードが披露される。

トークショー
4月17日(月)17:30-18:30(モデレーター:Hanna Nova Beatrice)
4月19日(水)14:30-15:30(モデレーター:Tony Chambers)

レグナテック プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000118377.html

ARIAKE ウェブサイト
https://www.ariakecollection.com/

カリモク家具は市内3カ所で展示を展開(ロー・フィエラミラノを含む)


カテゴリー:フオリサローネ
出展者:カリモク家具

タイトル:「Karimoku Commons Pop Up Showroom」
主な展示:Karimoku New Standard、 Karimoku Case Study、 MAS、石巻工房 by Karimoku
会場:アッサブ・ワン(Assab One)
所在地:Via Privata Assab One, Milano (MM2 Cimiano / Google Map)
日程:2023年4月17日(月)~23日(日)
概要:Karimoku Commons Tokyoをもとにデザインされたポップアップショールームにて、上記・4つのコレクションを展示する


タイトル:「SEYUN – ZAHA HADID DESIGN x karimoku -」
会場:バガッティ・ヴァルセッキ美術館
所在地:Via Gesu 5, 20121 Milano(MM3 Montenapoleone / Google Map)
日程:2023年4月18日(火)~23日(日)
主な展示:チェア〈SEYUN〉
概要:ZAHA HADID DESIGNとのコラボレーションから誕生した家具コレクション〈SEYUN〉を世界に向けてローンチする。

ZHDxKarimoku〈Seyun〉

ZAHA HADID DESIGN × Karimoku (SEYUN) 部分 Photo by Masaki Ogawa

喜多俊之×サンコロナ小田、ミラノ初出展


カテゴリー:フオリサローネ
出展者:サンコロナ小田
テーマ:NEW MATERIAL FOR CREATIVITY
主な展示:Flexcarbon® chair〈CALLU〉
デザイナー:喜多俊之
会場:DDN HUB / スフォルツェスコ城前特設会場
所在地:Piazza del Cannone, Milano(Google Map
日程:2023年4月18日(火)〜23日(日)10:30-25:00
※プレスプレビュー:4月17日(月)15:00-25:00

概要:インテリア・ファッションテキスタイルメーカーのサンコロナ小田が「ミラノデザインウィーク」に初出展。
同社の糸加工技術をもとに開発した、超軽量かつ成形自在の革新的な炭素繊維複合材料・Flexcarbon®を用いて、プロダクトデザイナーの喜多俊之がデザインした椅子(チェア)が披露される。また、現地では、デザイナーら諸氏が登壇するトークイベントも開催される(DDN HUB主催)。

サンコロナ小田 プレスリリース
https://www.atpress.ne.jp/news/351114

第7回「DDN HUB」詳細(EN)
https://www.designdiffusion.com/2023/04/11/ddn-hub-2023-il-fuorisalone-al-castello-di-milano/

GINORI 1735(ジノリ1735)初のホームコレクション


カテゴリー:フオリサローネ
出展者:GINORI 1735(ジノリ1735)
テーマ:GINORI DOMUS
デザイナー:ルカ・ニケット(Luca Nichetto)
コラボレーター:ルベッリ(Rubelli)、バロヴィエール&トーゾ(BAROVIER&TOSO)
日程:2023年 4月18日(火)- 4 月23日(日)
会場:GINORI 1735 / MILAN FLAGSHIP STORE
所在地:Piazza S. Marco, 3 Milano(Google Map

概要:1735年にイタリア・フィレンツェで創業したイタリアの名窯、GINORI 1735(ジノリ1735)が、初のインテリアコレクション「GINORI DOMUS(ジノリ・ドムス)」を発表する。日本には今秋上陸予定。

GINORI 1735 ホームコレクション「GINORI DOMUS」

GINORI 1735 ホームコレクション「GINORI DOMUS」

アイアン家具の杉山製作所が「構造美」をテーマに展示


カテゴリー:フオリサローネ
出展者:杉山製作所
タイトル:「The Beauty of Structure(構造美)-SUGIYAMA, Japanese Minimalist Solid Iron Furniture-」
主な展示:ラウンジチェアと鉄のアートワーク
デザイナー:伊藤浩平、村澤一晃、村上友計、柴田文江
会場:Galleria Antonio Battaglia(ガッレリア・アントニオ・バッタリア)
所在地:Via Ciovasso 5-20121, Milano(ミラノ市街チョヴァッソ通り / Google Map
日程:2023年4月18日(火)〜23日(日)
開場時間:10:00-19:00

会場ウェブサイト
http://www.galleriaantoniobattaglia.com

杉山製作所 プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000099891.html

杉山製作所 ウェブサイト
http://www.kebin.jp

「NEW NORMAL NEW STANDARD」


カテゴリー:フオリサローネ
出展者:NEW NORMAL NEW STANDARD
主催:NEW NORMAL NEW STANDARD実⾏委員会 ⼟井智喜 / 浦⽥孝典
協⼒:IXI S.R.L、NBCメッシュテック、荒川技研⼯業
タイトル:NEW NORMAL NEW STANDARD
主な展示
デザイナー:浦⽥孝典、江⼝海⾥、中込 明、伊澤真紀、秋⼭かおり、⼟井智喜
会場
所在地:Via Pastrengo 7, 20159 Milan ※Isola Design District内(Google Map
日程:2023年4月18日(火)〜23日(日)
開場時間:11:00-19:00

概要:COVID-19(新型コロナウイルス感染症)が世界的に拡大した2020年に立ち上がったプロジェクト「NEW NORMAL NEW STANDARD」がミラノに出展。コロナ禍以降、閉塞感に包まれた社会に対して、感染症対策を前提としつつ、よりよい日常生活を送り、他者とのコミュニケーションを誘発するようなプロダクトを参加デザイナーがさまざまに提案。2020年から2022年にかけて、東京・大阪で展示会を計3回の展示を行っている。

美しい感染症対策のデザイン展「-NEW NORMAL, NEW STANDARD 2 -Meal Time-」東京と大阪で開催

ミラノでは、これまでに発表してきた作品に加え、新作も披露される。
会場では、NBCメッシュテックのメッシュ素材と、それを運搬・保管するために巻芯として使用されている紙管を利用して、空間構成を行う。

フルラ(FURLA)が初のホームコレクションを発表


カテゴリー:フオリサローネ
出展者:フルラ
タイトル:「FURLA ANNOUNCES THE LAUNCH OF HOME LINE WITH MAGNIFICAT」
主な展示:マニフィカとのホームコレクション
会場:Milano Verticale | UNA Esperienze
所在地:Via Carlo de Cristoforis, 6, Milan(Google Map
日程:2023年4月17日(月)~23日(日)

概要:イタリアを代表するラグジュアリーブランドの1つ、フルラ(FURLA)が初のホームコレクションを発表する。
フルラ グループはブランド拡大を目標に、香港・北京・上海を拠点とするマニフィカ(Magnificat HK)と開発に関するライセンス契約を締結、ホームコレクションの生産と流通をグローバルに展開する計画(※現時点で日本国内での取り扱い予定なし)。

フルラ(FURLA)プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000132.000004902.html

ヤマハが4年ぶりにミラノDWに単独出展


カテゴリー:フオリサローネ
出展者:ヤマハ(YAMAHA)
タイトル:You Are Here
主な展示:楽器と共に暮らすことが楽しくなる家具のような道具を展示
デザイナー:ヤマハ デザイン研究所
会場:BIANCHIZARDIN Contemporary Art
所在地:Via Pietro Maroncelli 14, 20154 Milan(Google Map
日程:2023年4月18日(火)〜23日(日)
開場時間:11:00-19:00 ※最終日のみ18:00閉場

概要:2005年から2019年にかけて、ミラノデザインウィークに出展してきたヤマハのデザイン部門・デザイン研究所が、同社の世界観を表現した作品を発表する。4年ぶりの単独出展となる本展では、テーマ「You Are Here」のもと、インハウスデザイナーたちが11の作品を制作。いずれも、楽器と人々の関係性を豊かにするアイデアが詰まった、”家具のような道具”を披露する。

「ミラノデザインウィーク 2023」ヤマハ特設サイト
https://www.yamaha.com/ja/about/design/events_topics/milan_design_week_2023/

ヤマハ プレスリリース
https://www.yamaha.com/ja/news_release/2023/23022801/

YAMAGIWA / フオリサローネ・ブレラ地区


カテゴリー:フオリサローネ
出展者:YAMAGIWA
タイトル:「The Harmony of Form and Function」
主な展示:フランク・ロイド・ライト〈TALIESIN®〉シリーズ
内装設計:坂茂建築設計事務所
会場:Spazio 31(ブレラ地区)
所在地:Via Solferino, 31, Milano(Google Map
日程:2023年4月18日(火)〜22日(土)10:00-19:00
※プレスプレビュー:4月17日(月)10:00-18:00

概要:YAMAGIWA(ヤマギワ)がミラノデザインウィークに12年ぶりに出展。
米国近代を代表する建築家の1人、フランク・ロイド・ライト(Frank Lloyd Wright、1867-1959)のアーカイブを管理する、フランク・ロイド・ライト財団の厳正な審査を経て、ライトの名作照明〈TALIESIN®〉の復刻ライセンスを有する同社が、欧州において初めて〈TALIESIN®〉の復刻シリーズを披露する。
展示空間の内装設計は、YAMAGIWAによる2021年のオマージュプロジェクトに参加し、同社とともに〈PAPER TALIESIN〉をデザインした建築家の坂 茂(ばん しげる)が担当する。

坂茂氏による設計コンセプト
「フランク・ロイド・ライトのタリアセンランプの魅力を引き出すには、美術館のようなホワイトボックスではなく、素材の質感を生かした翳のある空間が良いと考えた。ライトがタリアセンをデザインした際にも、そのような空間で使用することを想定していたはずである。

ここで提案した紙管を使用したシンプルなトンネルの展示空間は、壁から天井まで同一の材料で覆うことでタリアセンランプのデザインを邪魔することなくその柔らかな光の質を来場者に体験してもらうことを目指している。

紙管のトンネルはライトの代表作のひとつであるジョンソン・ワックス社屋のガラスチューブで構成された廊下を連想させるものでもある。また同様のトンネル状の空間はライトの晩年の作品で、グッゲンハイム美術館のプロトタイプとしても知られる旧モリス商会のエントランス部分にも見られる。こちらは細長いレンガを使用しているため、色味も含めてますます紙管のトンネルとの共通性が感じられる。

紙管というリサイクルが可能な材料を使うことで、短期間の展示会で建材を無駄に消費せずとも、フランク・ロイド・ライトの世界観を効果的に表現できたと思う。(坂 茂)

YAMAGIWA プレスリリース
https://www.yamagiwa.co.jp/mdw2023/

『TECTURE MAG』アーカイブ

TALIESIN®(タリアセン)照明にオークモデルが登場! フランク・ロイド・ライトがデザインした名作照明の復刻シリーズを製造するYAMAGIWAが販売開始

荒川技研工業 × we+


カテゴリー:フオリサローネ
出展者:荒川技研工業
メインタイトル:Less, Light, Local
サブタイトル:The NORI Project exploring the future of seaweed through Arakawa Grip technology
主な展示:〈ARAKAWA GRIP〉を用いたインスタレーション
クリエイター:we+(ウィープラス)
ディレクター:STUDIO BYCOLOR
協賛:KITOTE、NBCメッシュテック
後援:JF全漁連、全国漁連のり事業推進協議会、有限会社田中正造商店
会場:Almach Art Gallery
所在地:Via Gaudenzio Ferrari, 3, 20123 Milan(Google Map
日程:2023年4月18日(火)~23日(日)
開場時間:11:00-19:00

概要:荒川技研工業のワイヤーシステム〈ARAKAWA GRIP〉の精緻な技術と、コンテンポラリーデザインスタジオ・we+(ウィープラス)が素材の可能性として探究している「海苔」。未利用「海苔」の可能性を、精緻な日本のものづくりの技術と共に探り、新たな可能性を提示する。

ステートメント
⽇本は、多くの海藻加⼯技術を有し、多種多様な海藻を⾷べる世界随⼀の海藻利⽤国。なかでも寿司やおにぎりに使われるシート状の板海苔は、⼿漉き和紙の製紙技術をもとに江⼾時代に⽣まれたと⾔われ、⼯芸との関わりが深い⼤変ユニークな加⼯品である。限られた資源を無駄なく保存し、おいしく食するための先⼈の知恵が詰まっている。
しかし近年、気候変動による⽔温上昇や海流・⽣態系の変化により、⼗分な栄養を採取できず、⾊褪せて育つ海苔が⼤量に発⽣している。⾷⽤には適さず買い⼿がつかないことから、その多くが焼却処分されている。

ガラスや⽊材などの異素材と組み合わせることで、軽やかな空間を⽣み出してきた〈ARAKAWA GRIP〉と、シート状で丈夫で軽く、サステナブルな”素材”といえる海苔を主材に、双⽅の魅⼒が引き出されるインスタレーションと照明をミラノにて展⽰する。

板海苔が⼯芸から派⽣したように、本作品もまた⼯芸のあり⽅に学び、⼟着の素材と技術を使ってシンプルに構成。これからのプロダクトのあり⽅を模索するとともに、海藻⼤国・⽇本から、新素材として世界の注⽬を集める海藻の新たな活⽤⽅法を発信する。

なお、今回のミラノでの展示は、東京・表参道の荒川技研工業のギャラリースペース・TIERS GALLERY by arakawagripにて今年6月に開催予定。

荒川技研工業プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000012.000043672.html

we+(ウィープラス)ウェブサイト
https://weplus.jp/

A-POC ABLE ISSEY MIYAKE×Nature Architects


カテゴリー:フオリサローネ
主催:A-POC ABLE ISSEY MIYAKE(イッセイミヤケ)
タイトル:特別展示「THINKING DESIGN, MAKING DESIGN: TYPE-Ⅴ Nature Architects project」
会場:ISSEY MIYAKE / MILAN
所在地:Via Bagutta, 12, 20121 Milan(Google Map)
日程:2023年4月18日(火)〜23日(日)
営業時間:10:00-19:00

概要:Nature Architects(ネイチャーアーキテクツ|CEO 大嶋泰介)と、A-POC ABLE ISSEY MIYAKE(エイポック エイブル イッセイミヤケ)による共同プロジェクトで誕生した、従前にない新しい技術でつくられた衣服などのプロトタイプが披露される。

共同プロジェクトでは、東京大学発のスタートアップ企業、Nature Architectsが開発した設計アルゴリズム群・DFM(Direct Functional Modeling)によって、「機能から形状を逆算する」プロセスを実現。これに、イッセイミヤケの特殊な製造技術である、加熱すると特定の糸が縮んで伸縮するファブリック「Steam Stretch」をかけあわせ、最小限の縫製と加熱により、ジャケットやドレスなどの立体形状のプロダクトが誕生した。

特別展示「THINKING DESIGN, MAKING DESIGN: TYPE-Ⅴ Nature Architects project」

平面の布に熱を加えると収縮する糸の配置パターンを、Nature Architectsの設計技術DFMで計算して図面化した後、イッセイミヤケのSteam Stretchのプロセスで布に熱を加えることで、推測した立体へと布を変形させることができる。

イッセイミヤケの特殊技術・A-POC(A Piece of Clothの略)に、メタマテリアル(メタとマテリアルを合わせた造語、自然界に見られるもの以外の特性を持つように設計された材料を指す)を組み込むことで、切り出した複数のパーツを縫製して衣服が完成する従来のプロセスとは異なり、かつ従前では実現できなかった複雑で多様なプリーツ表現が可能となっている。


# TYPE-V Nature Architects projectインタビュー ©︎ ISSEY MIYAKE INC.

本展では、これらプロトタイプの展示のほか、衣服以外にも照明や建築などに展開できる可能性を示した模型、制作過程の映像作品も披露される。

Nature Architects プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000046306.html

A-POC ABLE ISSEY MIYAKE(イッセイミヤケ)ミラノ出展告知
https://www.isseymiyake.com/blogs/news/10586

Time & Style Milan


カテゴリー:フオリサローネ
主な展示:新作展示、トークベント
プロダクトデザイン:隈 研吾、Claesson Koivisto Rune (CKR)、DRILL DESIGN、ピーター・ズントー(Peter Zumthor)
会場:Time & Style Milan
所在地:Via Eugenio Balzan, 4, Largo Claudio Treves, 2, Via San Marco, 13, 20121, Milan(Google Map
日程:2023年4月16日(日)〜23日(日)
営業時間:10:00-21:00

概要:タイムアンドスタイルが建築家・デザイナーらと協働してつくりあげてきた新たなプロダクトを発表。
また、Boffi|DePadovaとタイムアンドスタイルによる家具コレクション「Time & Style ēdition」に、空間を潤すインテリアアクセサリーの新作がラインナップ。彼らとのトークイベントも併催される。

デザイントーク
モデレーター:ビルギット・ローマン(Designboom創設者)

4月18日(火)17:00–17:40
登壇:DRILL DESIGN & 葵・フーバー・河野 ×吉田龍太郎(タイムアンドスタイル代表)

4月19日(水)17:00-18:00
Roberto Gavazzi(Boffi|DePadova CEO)×吉田龍太郎

Time & Style Website
https://www.timeandstyle.com/jp/

『TECTURE MAG』アーカイブ

ピーター・ズントー初の家具コレクション誕生!タイムアンドスタイルが「Peter Zumthor collection by Time & Style」を発表

JAXSONが展開するHIDEOブランドがニューモデルとコンセプトモデルを発表


カテゴリー:フオリサローネ
出展者:JAXSON
主な展示:ニューモデルおよびコンセプトモデル(共に日本国内未発表)
デザイナー:清水秀男
会場:HIDEO Milano Studio
所在地:Via Privata Battista de Rolandi 14 Milano(Google Map
日程:2023年4月18日(火)〜23日(日)
営業時間:11:00-21:00
※プレスディ:4月21日(金)13:30-14:30(メディア限定、要予約)

概要:JAXSONが展開するブランド・HIDEO(ハイデオ)が、新製品のバスタブ〈ES-1600 / Essenza〉を日本発売に先がけてミラノで発表する。Essence(エッセンス)をコンセプトとし、繊細なエッジと彫刻のような脚部、アームレスト、フットストッパー、そして最高級の磁器のような質感、それら全てが快適さの本質へとつながるバスタブとしてデザインされた。
さらに、コンパクトなサイズであることを感じさせない”入り心地”を実現したコンセプトモデルも展示される。

JAXSON プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000104972.html

HIDEO Milano Studio
https://hideo.design/ja/studio/milano/

今年のミラノ大学 中庭の展示はMADアーキテクツ!


カテゴリー:フオリサローネ
出展者:MAD Architects、Interni、AXA IM ALTS(Axa Immobiliare Alts)
主な展示:屋外インスタレーション
デザイナー:MAD Architects(MADアーキテクツ)
会場:ミラノ大学 中庭(Loggiato Ovest – Cortile d’ Università Statale di Milano)
所在地:via Festa del Perdono, 7, Milano(Google Map
日程:2023年4月17日(月)〜23日(日)

概要:4回目の参加となる、中国の建築設計事務所、MADアーキテクツによる大型構造物によるインスタレーション。昼間はETFEポリマーの表皮が周囲の環境を反射し、永遠に変化し続ける。夜間は内包された照明が点灯し、異なる表情をみせる。ARとも連動した建築でありアート作品。

MAD Architects〈Momentum〉

©︎ Matteo Vercelloni

詳細はこちら:『TECTURE MAG』アーカイブ

ミラノサローネに現れた 光を反射する立方体!?MADアーキテクツが手がけた常に変化し続けるインスタレーション〈Momentum〉イタリア

ルイ・ヴィトンによる11の新たな「 オブジェ・ノマド コレクション」


カテゴリー:フオリサローネ
出展者:ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)
主な展示:新作コレクションほか、マーク・ニューソン(Marc Newson)による〈キャビネット・オブ・キュリオシティーズ〉およびフランス人建築家のマルク・フォルヌ(Marc Fornes)による〈パビリオン・ノマド〉
参加デザイナー:アトリエ・オイ(Atelier OÏ)、ロー・エッジス(Raw Edges)、アトリエ・ビアゲッティ(Atelier Biagetti)、マルセル・ワンダース(Marcel Wanders)、ザネラート/ボルトット(Zanellato/Bortotto)、スタジオ ルイ・ヴィトン(Studio Louis Vuitton)、フェルナンド&ウンベルト・カンパーナ(Humberto & Fernando Campana)
会場:パラッツォ・セルベローニ(セルベローニ宮 / Palazzo Sebelloni)
所在地:Corso Venezia 16, Milano(Google Map
日程:2023年4月17日(月)〜23日(日)
開場時間:10:00-20:00

昨年の「ノマド・コレクション」展示の様子

ミラノデザインウィーク 2022年の見どころは?

今年の注目は「DROPCITY」会場!

建物概要
“DROPCITY”とは、ミラノ中央駅の鉄道沿い西側で進行中の再開発プロジェクトで、ミラノでも歴史的価値の高い〈マガッツィーニ・ラッコルダティ(Magazzini Raccordati)〉をコンバージョンして整備される複合施設。同駅が1930年代に建設される前から使われていた、高架沿い約2km・4万m²の面積を有する後期アールヌーボー様式の建物は、第二次世界大戦中には軍の宿舎に、1960年代には移民の受け入れ施設などに使用されたが、近年は荒廃が進んでいた(参照元:FAI / イタリア環境基金ウェブサイト テキスト)。
改修後は、ギャラリー、研究所、生産所、オフィス、図書館などが入る。2024年春に予定しているオープンに先立ち、建築家のアンドレア・カプート(Andrea Caputo)の主催により、今年の「ミラノデザインウィーク」におけるまとまった展示が見られる会場の1つとなっている。出展者によるトークイベントも併催。

DROPCITY Website
https://www.dropcity.org/

会場:DROPCITY
所在地:Via Giovanni Battista Sammartini 38-60 bis, 20125 Milano(Google Map
日程:2023年4月15日(土)〜23日(日)
開場時間:10:00-18:00

PICK-UP
・Eunha Kim, Hyesun Lee、Jinyoung Neon、HYESUN LEE、Jo Nagasaki & Naritake Fukumoto(長坂常&福元成武)、KUO DUO、MULTISTANDARS、Nuri Neon、Kwangho Lee、PINWU Design Studio、RE;CODE、RoarcRenew Architects
・山本大介(DAISUKE YAMAMOTO DESIGN)
・FREITAG(フライターグ)×リクリン兄弟
・元木大輔+DDAA LAB / FREITAG
・「The Thinking Piece」プロジェクト:we+、TAKT PROJECT、本多沙映、簑島さとみ、太田琢人ほか

長坂 常らが出展する「RE;COLLECTIVE MILAN」


ブース:DROPCITY T(トンネル)44
タイトル:RE;COLLECTIVE MILAN
展示内容:出展者それぞれによる作品展示
参加クリエイター:Eunha Kim, Hyesun Lee、Jinyoung Neon、HYESUN LEE、Jo Nagasaki & Naritake Fukumoto(長坂 常&福元成武)、KUO DUO、MULTISTANDARS、Nuri Neon、Kwangho Lee、PINWU Design Studio、RE;CODE、RoarcRenew Architects
会場構成:DEKASEGI
スポンサー:RE;CODE
日程:2023年4月15日(土)〜23日(日)

RE;COLLECTIVE MILAN / DEKASEGI and RE;CODE

「RE;COLLECTIVE MILAN」会場イメージ

DAISUKE YAMAMOTO DESIGN "FLOW"シリーズがミラノに


ブース:DROPCITY T(トンネル)50
タイトル:”FUTURE LANDFILL”
参加クリエイター:Daisuke Yamamoto / DAISUKE YAMAMOTO DESIGN with Taketo Masui
主な展示:軽量鉄骨(LGS)パネルを使ったチェア〈FLOW〉新作8点を含む10タイプ

概要:DAISUKE YAMAMOTO DESIGN(代表 山本大介)による、LGSパネルからつくられている、流動するマテリアルサイクル”FLOW”シリーズを中心とした展示。
会場には使用済みのLGSパネルが積み重ねられ、その上にプロダクトが展示される。会期中にこのLGSパネルは日々、椅子へと変化する。デザイナーと職人がパネルを椅子に再構築していく様子もインスタレーションとして公開される。

『TECTURE MAG』アーカイブ
ミラノでも展示される〈FLOW〉2点が披露された

「Tokyo Midtown DESIGN TOUCH 2022」の見どころはこちら! 永山祐子氏による大型インスタレーション「うみのハンモック」が芝生広場に登場

元木大輔 / DDAA LAB Hackability of the Stool in Drop City


ブース:DROPCITY T(トンネル)56
タイトル:元木大輔 / DDAA LAB Hackability of the Stool in Drop City
主催・出展者:元木大輔+DDAA LAB
協力:Artek
日程:2023年4月16日(日)〜4月23日(日)
開場時間:10:00-18:00

概要:建築家の元木大輔が率いる建築設計事務所・DDAAのリサーチ部門であるDDAA LABが2020年に発表した、アルヴァ・アアルトの名作・Stool60と、その模造品として世の中に出回るさまざまなスツールを改変するデザインプロジェクト「Hackability of the Stool(スツールの改変可能性)」の展示。

元木 大輔 / DDAA LAB Hackability of the Stool in Drop City

元木大輔 / DDAA LAB「Hackability of the Stool in Drop City」キービジュアル

『TECTURE MAG』アーカイブ

元木大輔 / DDAA LAB による展覧会「元木 大輔 / DDAA LAB Hackability of the Stool」

FREITAG(フライターグ)×リクリン兄弟


ブース:DROPCITY T(トンネル)58
タイトル:ALWAYS BETA. NEVER WASTE.
出展者:FREITAG(フライターグ)
クリエイター:フランク・リクリン&パトリック・リクリン(Frank and Patrik Riklin)
日程:2023年4月15日(土)〜23日(日)

展示内容:スイスのコンセプチュアル・アート〈Null Stern Hotel(眠れないホテル)〉で世界的に知られるスイスの芸術家ユニット、双子の兄弟でもあるフランク&パトリック・リクリンを招き、FREITAGのアップサイクルを経て廃棄される予定の旧い商品と開発中の循環可能な素材を用いたインスタレーション。未来の循環型社会の実現のため、FREITAGが考えるビジョンを、2人のインスタレーションを通して表現する。

詳細
https://media.freitag.ch/ja/milandesignweek

「The Thinking Piece "Obscure solutions"」


ブース:DROPCITY T(トンネル)140
出展者:「The Thinking Piece」プロジェクト
テーマ:Obscure solutions
企画チーム:土田貴宏、安藤北斗(we+)、林 登志也(we+)、吉泉 聡(TAKT PROJECT)
クリエイター:we+、TAKT PROJECT、本多沙映、簑島さとみ、太田琢人
日程:2023年4月16日(日)〜4月23日(日)
開場時間:10:00-18:00

吉泉 聡(TAKT PROJECT)DropCity2023 出展作品

吉泉 聡は、倉俣史朗へのオマージュ作品〈Homage to SHIRO KURAMATA -説明ができないこと-〉を発表する。ヨゼフ・ホフマンの椅子にスチール平棒をまきつけ、椅子ごと焼き尽くしてスチール平棒だけが残るという、1985年に倉俣が発表した〈Begin the Beguine〉の作品の素材であるスチール平棒を、吉泉はガラス繊維に変え、「焼く」という行為を引用した(続く)。

吉泉 聡(TAKT PROJECT)DropCity2023 出展作品

(続き)椅子に巻きつけたヒモ状のガラス繊維は、椅子ごと焼き尽くすことで、輝く椅子の形をしたガラスの幻影となる。

「The Thinking Piece」ウェブサイト
https://www.thethinkingpiece.com/

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