建築家の坂 茂氏が監修した、紙管と布(生地)で構成されたパーティション〈PPSA(卓上タイプ)〉が発売されました。
製造と販売は、小松マテーレ(石川県能美市)。同社は、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)拡大を受け、抗ウイルス素材を用いた新型パーテーション〈PPSA〉を坂氏と共同で開発、昨年12月より販売した実績があります。本製品は、これを卓上でも利用できるようにリ・デザインしたものです。
PPSAとは、Paper Partition System with Aerotechnoの略で、Aerotechno(エアロテクノ)とは、小松マテーレが開発した抗ウイルス素材。〈PPSA(卓上タイプ)〉の布生地の部分には、このエアロテクノによる抗ウイルス加工が施されており、従来の樹脂製パーティションとは異なり、使用後に表面を拭き取る作業が不要となります。
アクリル板や塩ビシートによる卓上パーティションの場合、くしゃみや咳をした際に、正面への直接的な飛沫は防げるものの、板にぶつかった飛沫を広範囲に拡散させてしまう危険性が指摘されており、布製であればこの点もカバーすることができると考えられます。また、汚れが付着した場合は、ネットに入れて家庭用洗濯機で洗うこともできます(洗濯耐久性:10回程度 / 同社調べ)。
さらに、布生地には通気性があるため、正面の相手との話し声が遮断され、聞き取りにくいといった、従来の板状パーテーションの難点も解消されます。
紙と布生地で構成される〈PPSA(卓上タイプ)〉は、軽量であることもポイントです。通常の樹脂製パーティションと比較して、約75%の軽量化[*1]を実現。組み立てと設置も容易に可能です。
同社調べ:W800×H600×T5mmのアクリル製間仕切り3.0kgに対し、〈PPSA(1連)〉の重量は0.8kg
サイズは、机の巾に応じて、1連、2連の2タイプを用意。ジョイントで繋ぐことで、3連、4連と拡張することも可能です。
また、食事中の会話を抑制したい場合などの用途に応じて、透けないタイプの布生地もオプションで用意があるとのこと。
同社によれば、昨年12月に発売したパーティション〈PPSA〉は、いわゆるコロナ禍において、子供たちが安心して学べる空間を提案したいとの思いから、坂氏と共同で開発したもの。その後、学生たちが集まる試験会場や共有スペースだけでなく、新型コロナウイルスのワクチン接種会場の感染対策用パーティションとしても採用されているとのこと。
さらに、多くの学校関係者より、自習室や図書館、食事中の飛沫感染防止を目的に学内の食堂にもパーティションを設置したいとの要望が寄せられたことを受け、再び坂氏と共に卓上タイプの開発を進め、今回のリリースに至りました。
同社では今後、学校や病院、役所やオフィス、企業の食堂や飲食店などに向け、〈PPSA(卓上タイプ)〉の導入を図っていく計画です。(en)
構成部材:柱、梁、エアロテクノ生地(布)、連結用ジョイント(1連タイプのみに付属)
サイズ:1連 / W800mm×H600mm×D300mm、2連 / W1,600mm×H600mm×D300mm(ジョイントで連結)
重量:0.8kg(1連の場合)
カラー:オフホワイト(※オプションでオリジナルカラーにも対応)
価格:1連 / 税込3,850円 / 1ユニット、2連 / 税込5,940円 / 1ユニット
※エアロテクノ生地および連結用ジョイントは単品でも販売
メーカー保証期間:1年間
販売代理店:
公式オンラインストア「ユニリンク」
1連タイプ:https://www.uniform-link.com/item/2473
2連タイプ:https://www.uniform-link.com/item/2474
※その他、法人向けに、コトブキシーティング(全国対応)、インターリンク金沢(北陸地区対応)にて販売
プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000051.000011928.html
小松マテーレ 公式ウェブサイト
https://www.komatsumatere.co.jp/