今年11月に発売された家具シリーズ〈FACTORIAL(ファクトリアル)〉は、無垢材を贅沢に使った天板と、実際に公共の水利施設などで水道管として使用されるステンレス鋼管を組み合わせて誕生した、コントラクト向けのインダストリアル家具です。
“大川家具”で知られる福岡県大川市に拠点を構える家具の総合商社・関家具と、同県・柳川を拠点とする水利施設メーカー・乗富鉄工所[*]とコラボレーションにより開発されました(関家具 2023年11月15日プレスリリース)。
ステンレス鋼管は、長い年月を使われることを想定した質の高い素材であり、頑丈で錆びにくく、重厚感もあります。今回の家具シリーズでは、表面の加工や塗装をせずに、ありのままを使用しているため、ステンレス鋼管それぞれで違った表情も楽しむことができ、経年変化による味わいの深まりも魅力の1つとなっています。
バリエーション展開は、デスク、シェルフ、サイドシェルフ、ベンチ、ミーティングテーブルの5種類で展開。サイズは、シェルフはW900mmとW1200mmの2パターン、ミーティングテーブルとベンチは100mm単位で設定できます(ミーティングテーブル:最大W2400mm / ベンチ:最大W2000mm)。
天板のバリエーションは、明るく木の温かみを感じられるレッドオークナチュラル(NA)と、シックで高級感のあるレッドオークブラック塗装(BK)から選ぶことができます。また、用途にあわせてテーブルを動かしやすいように、テーブルの脚部に車輪を取り付けることもオプションで可能です。
〈FACTORIAL(ファクトリアル)〉の販売・取り扱いは、関家具のオーダーアイテムに特化したオンラインショップ「SEKIKAGU ORDER(セキカグオーダー)」にて(問い合わせは同ウェブサイト、あるいか関家具オフィス事業部まで)。
詳細 / 関家具「SEKIKAGU ORDER(セキカグオーダー)」
https://sekikagu-order.jp/collections/factorial
[*] 乗富鉄工所
福岡県柳川市に本社を置く県内最大規模の水門メーカー。1948年創業。水利施設事業を中心に事業を展開。近年ではキャンプ用品も販売。自社で商品開発を行う「ノリノリプロジェクト」を始動。自社の職人の技をよりクリエイティブな領域に拡げている。
2023年11月に開催された「アートウィーク東京(Art Week Tokyo: AWT)」の会場の1つ、山田紗子建築設計事務所が設計・デザインを担当した「AWT BAR」の空間を構成したスチールパイプの曲げ加工を担当(乗富鉄工所ウェブサイト「ニュース」より)
https://noritetsu.com/
アートウィーク東京(AWT)11/3〜11/5開催! 大倉集古館「AWT FOCUS」と南青山「AWT BAR」の会場デザインを山田紗子建築設計事務所が担当