2021年4月9日初掲、2022年3月15日イメージパース追加、2023年2月2日ブルガリホテル開業日を追記
東京駅前で進行中のプロジェクト「八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業」の街区名称が「東京ミッドタウン八重洲」に決まりました(三井不動産2021年4月8日プレスリリース)。
六本木の「東京ミッドタウン」、日比谷の「東京ミッドタウン日比谷」に続く、都内3施設目の東京ミッドタウンとなります。
敷地は、中央区立城東小学校の跡地を含み、同小学校やオフィス、商業ゾーン、バスターミナルのほか、上層階に「ブルガリ ホテル 東京」が開業することがすでに発表されています(2018年4月23日 三井不動産プレスリリース)。
建物の設計は、アメリカの事務所ピカード・チルトン氏がマスターアーキテクトを務め、基本設計は日本設計、実施設計と施工は竹中工務店が担当します。
施設のコンセプトは「ジャパン・プレゼンテーション・フィールド ~日本の夢が集う街。世界の夢に育つ街~」。「東京ミッドタウン」というブランド共通の提供価値に加えて、「Centrality(圧倒的な交通利便性を活かし、世界への出発点となる街)」「Open Mind (誰にでも開かれ、新たな成長や挑戦の機会があふれる街)」「Harmony(多様な人々が出会い、感性が重なり、新たな価値が生まれる街)」を掲げています。
吉岡徳仁のパブリックアート〈STAR〉が東京駅前に登場! 先行オープンした〈東京ミッドタウン八重洲〉に設置された”光の彫刻”
A-1街区の上層階(40-45階)に「ブルガリ ホテル 東京」が入るのも話題。ブルガリ ホテルズ & リゾーツの日本初進出店で、ミラノ、ロンドン、バリなど世界7都市に展開しているホテルの8軒目となります(2023年2月2日にホテルの開業日を4月4日と発表)。
「東京ミッドタウン八重洲」では、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)収束後の「ポストコロナ」時代を見据え、首都圏の大規模オフィスとしては初の「完全タッチレスオフィス」を実装。ロボットや5Gを活用し、オフィスビル内でのデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進させるとのこと。また、拠点型、サテライト、在宅型といった多様な働き方をオフィスで実現させるとともに、健康支援なども行う最先端オフィスが誕生します。
次世代型オフィスはロボットにも優しい設計に。三井不動産が竹中工務店と連携し〈東京ミッドタウン八重洲〉にて完全省人化を実現
三井不動産では、脱炭素社会の実現に向け、入居テナントのニーズに応じて、グリーン電力を使用できるサービスも導入。三井不動産が保有・開発した全国5カ所の太陽光発電所の環境価値を付加する、初の事例となります。
同プロジェクトは2018年12月に着工。2022年8月末の竣工を予定(※その後、2022年9月17日に商業施設の一部が先行オープン、開業は2023年3月10日開業を発表 / 三井不動産2022年9月15日プレスリリース)。
施行者:八重洲二丁目北地区市街地再開発組合
所在地:東京都中央区八重洲1丁目地内 ほか
用途:A-1街区 事務所、店舗、ホテル、小学校、バスターミナル、駐車場 など / A-2街区 事務所、店舗、子育て支援施設、駐輪場、駐車場、住宅 など
区域面積:約1.5ha(ヘクタール)
敷地面積:A-1街区 12,390m² / A-2街区 1,043m²(合計 13,433m²)
延床面積:A-1街区 約283,900m² / A-2街区 約5,850m²(合計 約289,750m²)
階数・最高高さ:A-1街区 地上45階 地下4階 ペントハウス2階・約240m / A-2街区 地上7階 地下2階 ペントハウス1階・約41m
基本設計・実施設計・監理:日本設計
実施設計・施工:竹中工務店
マスターアーキテクト:ピカード・チルトン(Pickard Chilton)
https://www.pickardchilton.com/
着工:2018年
竣工:2022年8月末(予定)
開業:2022年9月17日(一部の商業施設のみ先行)、2023年3月10日(ブルガリホテルのみ4月4日)
プロジェクト公式ウェブサイト
https://www.yaesu-project-2022.jp