CULTURE

隈研吾設計のサテライトオフィス

北海道 東川町が〈KAGUの家〉使用者の募集を開始

CULTURE2022.01.18

北海道東川町は、2022年5月に同地に開設する東川町サテライトオフィス〈KAGUの家〉の入居使用を希望する企業を募集すると発表しました(2022年1月15日プレスリリース)。

〈KAGUの家〉は、東川町における、建築家の隈 研吾氏と連携した「サテライトオフィス群+デザインミュージアム」建設計画に基づくもので、概要は昨年4月14日=「椅子の日」に発表されています(『TECTURE MAG』ではオンライン取材レポートを掲載)。

東川町×隈 研吾 プロジェクト

「椅子の日」制定イベントで講演中の隈 研吾氏(スクリーンには東川町で計画中のミュージアムほかイメージパースが映っている)

募集を開始するのは、隈研吾建築都市設計事務所が設計するサテライトオフィス〈KAGUの家〉の全4棟(A,B,C,D棟)に関して。1棟につき1者の代表使用企業を募集します。

東川町の産業活性化や新産業創出につなげるための施設であることから、事業展開などの審査を行ったうえで、使用者を決定するとのこと。

北海道 東川町〈KAGUの家〉イメージ

〈KAGUの家〉内観イメージ(設計:隈研吾建築都市設計事務所)

〈KAGUの家〉建設の狙い
アフターコロナの社会における、新たなワーク・ライフ・バランスのモデル空間を提示し、都市部との連携や、地域資源の利用拡大、町内経済の活性化を図るために整備を行いました。また、東川町特有の魅力を基盤とした、世界的な建築家が手がける先進的で優れたモデル空間を実現、発信することで、それを体験したい人や利用したい人、学びたい人達の来町を促し、東川町の交流人口拡大を図ることを施設コンセプトとし、共感、賛同する企業に利用してもらうことを目的としています。(東川町 発表)

北海道 東川町〈KAGUの家〉イメージ

〈KAGUの家〉内観イメージ(設計:隈研吾建築都市設計事務所)

施設概要

名称:東川町サテライトオフィス〈KAGUの家〉
所在地:北海道上川郡東川町東町1丁目7番
18号(A棟)、22号(B棟)、17号(C棟)、4号(D棟)
利用定員:12名 / 1棟あたり
各棟概要:A棟153.17m²、B棟153.17m²、C棟153.17m²、D棟153.17m²

北海道 東川町〈KAGUの家〉イメージ

〈KAGUの家〉内観イメージ(設計:隈研吾建築都市設計事務所)

規模:木造2階建て
用途:事務所
ワークデスク数:12席 / 1棟(1階6席、2階6席)
ミーティングエリア:14席 / 1棟(1階2カ所8席、2階1カ所6席)
使用料:200,000円 / 1棟月額(光熱水費などは実費負担)

担当課:東川町役場産業振興課商工観光振興室
※詳細は、以下の東川町プレスリリース、公式ウェブサイトにて公開中の「使用者募集要項」など関連資料を参照

プレスリリース(2022年1月17日)
https://newscast.jp/news/3278400

東川町ニュースリリース(2022年1月15日)
https://town.higashikawa.hokkaido.jp/topics/index.php

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