2022年1月20日初掲、1月22日工事情報を追記
任天堂の旧本社社屋が改修され、ホテル〈丸福樓〉として今春開業します。
新棟も増築され、この設計監修を建築家・安藤忠雄氏(安藤忠雄建築研究所)が担当するとのこと(プレスリリース)。
サイトは、任天堂創業の地にあたる京都・鍵屋町。1947年に、任天堂の前身である山内任天堂が、花札・かるた・トランプの製造や販売をする会社として「丸福株式会社」を設立した地とのこと。創業者山内家が居住する場所として利用された、歴史ある建物です。
ホテル名称は、この屋号を受け継いでいます。
計画では、正面通に面する任天堂の旧本社屋(既存建物)に、建築家・安藤忠雄氏が設計監修した新しい建物が加わり、全18室のホテルとして再生。2022年4月開業を予定しています。
既存棟(旧本社社屋)は、当時の建築様式や内装を活かした空間にリノベーションされます。対して、安藤忠雄氏が設計監修を担当する新棟は、シンプルでスタイリッシュな、居住性の高い空間になるとのこと。
全室で調度品が異なっており、泊まるごとに新たな発見を利用者にもたらします。
〈丸福樓〉のレストランで供される料理は、料理家の細川亜衣氏が監修。季節の食材を活かした、体に優しい無国籍料理でのラインアップを予定。夕食・朝食ともにコース仕立てでの提供となる見込みです。
丸福樓の運営は、Plan・Do・Seeが担当。全国でホテルや旅館、レストラン(東京都・青山〈THE AOYAMA GRAND HOTEL〉、静岡県・伊豆〈おちあいろう〉、京都〈THE SODOH HIGASHIYAMA KYOTO〉、大阪〈THE GARDEN ORIENTAL OSAKA〉、神戸〈ORIENTAL HOTEL〉など)を展開し、その地域の特性を活かした運営を行なっています。
住所:京都府京都市下京区正面通加茂川西入鍵屋町342番地(Google Map)
工事内容:既存建物の改修と一部新築にて増築
建物規模・構造:
敷地面積:802m²
延床面積:1716.08m²
既存部分:1180.60m² RC造 地上4階 地下1階建(※棟によって3階建てあり)
増築部分:535.48㎡ RC造 地上4階建
設計監理:安藤忠雄建築研究所・ノム建築設計室
施工:大林組
客室数:18室(33m²〜79m²)
客室料金:100,000円/泊〜(朝食・夕食・飲物・軽食を含む ※表記料金は、1室2名で利用時の1室あたりの料金、消費税・サービス料・宿泊税込)
チェックイン:15時
チェックアウト:12時
丸福樓 公式WEBサイト
https://marufukuro.com
公式Instagram
https://www.instagram.com/kyoto.marufukuro/