2022年3月30日初掲、3月31日情報追記・画像追加
『TECTURE MAG』にて1月20日に速報した、京都・鍵屋町にある任天堂旧本社社屋がホテルへと改装されるプロジェクトの続報です。
開業日が4月1日に決まりました(Plan・Do・See プレスリリース)。3月29日より宿泊予約の受付を開始。最新の内外観の画像もあわせて公開されました。
館内にしつらえられたライブラリー「dNa」の設計監理を、建築家の谷尻 誠氏と吉田 愛氏が率いる、SUPPOSE DESIGN OFFICE(サポーズ デザイン オフィス)が手がけているのも注目です。
丸福樓は、1930年竣工の南北に連なる3棟のRC造の任天堂旧本社社屋(既存棟)と、その一部を解体修復し、さらに新しく建物を増築した「新築棟」で構成されます。
新築・既存の2棟の設計監修を、建築家の安藤忠雄氏が担当。既存棟は、旧本社社屋の建設当時の風格を保ちつつ、当時の面影をできるだけ感じられる右ような内装で復元しているとのこと。
工事内容:既存建物の改修と一部新築にて増築
建物規模・構造:
敷地面積:802m²
延床面積:1716.08m²
既存部分:1180.60m² RC造 地上4階 地下1階建(※棟によって3階建てあり)
増築部分:535.48㎡ RC造 地上4階建
設計監理:安藤忠雄建築研究所(設計監修)・ノム建築設計室
ライブラリー「dNa」設計監理:SUPPOSE DESIGN OFFICE
ライブラリー選書:BACH
ライブラリー家具:etc inc.(エトセトラ)
施工:大林組
竣工日:2022年2月28日
開業日:2022年4月1日
客室は、ルーフトップテラス併設の丸福樓スイート(既存・新築棟)、露天風呂と和室併設のジャパニーズスイート(既存棟)など、7つのスイートを含む全18室です。
既存棟は、当時の建築様式や内装を活かし、新築棟はシンプルでスタイリッシュな居住性の高い空間となっています。部屋ごとに内装や調度品が異なっているのも特徴です。
所在地:京都府京都市下京区正面通加茂川西入鍵屋町342番地(Google Map)
客室数:18室(33m²〜79m²)
客室料金:100,000円/泊〜(朝食・夕食・飲物・軽食を含む ※表記料金は、1室2名で利用時の1室あたりの料金、消費税・サービス料・宿泊税込)
チェックイン:15時
チェックアウト:12時
丸福樓 公式WEBサイト
https://marufukuro.com
公式Instagram
https://www.instagram.com/kyoto.marufukuro/