平田晃久氏がJINS（ジンズ）の新店舗をデザイン

2023年4月4日にグランドオープンするショッピングセンター・イオンモール豊川に、アイウエアブランドのJINS（ジンズ）の新店舗がオープン。店舗のデザインを、建築家の平田晃久氏が率いる平田晃久建築設計事務所が手がけています。

愛知県内では24店舗目となる〈JINS イオンモール豊川店〉は、JINS店舗では最大の419.73m²（126.97坪）を有し、全国に467ある店舗（2023年2月末時点）の中では最大の面積を誇ります（ベーカリーとの複合施設で永山祐子建築設計が手がけた〈JINS PARK〉を除く）。

JINS PARK 前橋 / 永山祐子建築設計

平田晃久氏プロフィール

建築家。1971年大阪生まれ。1997年京都大学大学院工学研究科修了。伊東豊雄建築設計事務所勤務を経て、2005年に平田晃久建築設計事務所を設立。現在、京都大学教授。

©︎Luca Gabino

主な作品に、東京・代官山の〈sarugaku〉（2008）、2022年度日本建築学会賞（作品）を受賞した〈太田市美術館・図書館〉（2017）、〈八代市民俗伝統芸能伝承館〉（2021）などがある。
主な受賞に、日本建築学会賞（2022年度）をはじめ、村野藤吾賞（2018）、第19回JIA新人賞（2008）ほか多数。
著書に、建築作品集『Discovering New』（TOTO出版、2018）、『平田晃久 建築とは〈からまりしろ〉をつくることである』（LIXIL出版、2011）など。

平田晃久建築設計事務所ウェブサイト
https://www.hao.nu/contact/

建築家の平田晃久氏が手がけたデザインのコンセプトは「雲の中に浮かぶメガネと出会う」。広々とした空間で、さまざまな“出会い”の演出が図られているのが特徴です。

〈JINSイオンモール豊川店〉店舗全景イメージ

コンセプトの中核となるのが、特殊な樹脂を付着させたメッシュ素材で製作された什器です。白い雲に見立て、店内に不規則に配置することで、訪れた人があたかも雲の中に足を踏み入れ、雲の中を通り抜けていくような感覚を覚える空間デザインとなっています。来店者が店内を巡り、約1,200種で展開する商品の中から、気に入ったアイウエア（メガネ）と出会うまで、ワクワクするような時間を演出します。

子供が入ることができるライブラリーコーナー

さらに店内にはライブラリーを設け、約1,200冊の書籍を陳列（書籍の貸し出しおよび販売はなし）。こちらでも”お気に入りの1冊”との出会いを創出します。
“雲の什器”で構成されるライブラリーの一部は、内部に子どもが入れるようになっており、”雲の中”で書籍を読むという趣向です。

このほかに店内にはコミュニティスペースも設置され、ワークショップなどのイベントが今後開催される予定とのこと。

コミュニティスペース

〈JINSイオンモール豊川店〉店舗概要

所在地：愛知県豊川市白鳥町兎足1-16 イオンモール豊川1階（Google Map）
営業時間：10:00-21:00
展開本数：約1,200種
店舗面積：419.73m²（126.97坪）
オープン日：2023年4月4日（火）

JINS（ジンズ）公式ウェブサイト
https://www.jins.com/jp/