アルマーニ グループがドバイで進めている高級リゾートプロジェクト「アルマーニ ビーチ レジデンス パーム ジュメイラ(Armani Beach Residences Palm Jumeirah)」の建物の設計を、建築家の安藤忠雄氏(安藤忠雄建築研究所代表)が担当することが発表されています。
同プロジェクトにおける住宅ユニット、共用部、アメニティのデザインに関して、アルマーニ / カーザ インテリア デザイン スタジオ[*1]と、アラブ首長国連邦(UAE)の大手不動産開発会社のアラダ(Arada)[*2]との間でパートナーシップが締結されたことが、2023年5月9日に両社より発表されたのに伴い、設計者と建物の外観イメージもリリースされたものです。
〈アルマーニ ビーチ レジデンス パーム ジュメイラ〉のデザインに関する以下のテキストは、アルマーニ グループおよびアラダのプレスリリースより。
〈アルマーニ ビーチ レジデンス パーム ジュメイラ〉は、プリツカー賞の受賞者でもある安藤氏が、長年にわたり重視してきた自然と建築の共生がテーマとなっています。ドバイを象徴する人工島〈パーム・ジュメイラ〉の外側の三日月部分で建設中のレジデンスは、ラグジュアリーな居住空間を演出し、各住居に感動的な海の展望をもたらします。
居住する誰もがエレガントで生産的、かつアクティブなライフスタイルを楽しめるよう、注意深く設計されたワールドクラスのアメニティが、美しいインテリアのペントハウスやそのほかの住宅を彩ります。
レジデンスの販売は、2023年下半期に開始を予定。プロジェクト全体の完了は、2026年末の予定とのこと。
安藤忠雄氏:
「アルマーニ ビーチ レジデンス パーム ジュメイラは、ジョルジオ・アルマーニ氏と私が共有する情熱を掛け合わせたものとして、居住者と訪問者がアートと建築の融合を体験できる特別な場所になります。この素晴らしいロケーションの建築物は、インテリアとプロジェクトを囲む海景との間の視覚的かつ体験的な連続性を追求するように設計されており、光と影の相互作用によって、サイトへの到着から共用部、そして最後に、非の打ち所のない完成度を誇る各住居への動線を生み出すようデザインされています。」
ジョルジオ・アルマーニ氏(アルマーニ グループ会長兼CEO):
「2001年のミラノのアルマーニ / テアトロの設計を担当してもらって以来、アルマーニ グループと長い付き合いがある安藤忠雄氏と再びコラボレートできることをとても嬉しく思っています。アラダと安藤忠雄氏とのこの新たなパートナーシップもまた、他に類を見ない壮大な住環境をもたらすものになると信じています。」
カリド・ビン・アルワリード・ビン・タラール氏(UAE王子、アラダ副会長):
「アルマーニ ビーチ レジデンス パーム ジュメイラは、アルマーニのライフスタイルを象徴するエレガンスとラグジュアリーを、世界的に有名な安藤忠雄氏のコンテンポラリーなデザイン美学と融合させています。大いに注目を集める人工島、パーム・ジュメイラという絶好のロケーションに位置し、世界で最も急成長を遂げている高級不動産市場のドバイに、このユニークな居住機会をもたらすことができることに胸を躍らせています。」
*1.アルマーニ / カーザ インテリア デザイン スタジオ:創業から20年以上の歴史を誇るラグジュアリー・ファニチャー。ミラノ、パリ、ニューヨーク、東京など、世界29カ国に40拠点を構える。2004年以降、ジョルジオ・アルマーニのアーティスティック・ディレクションのもと、コンセプト段階から施工管理まで、個人および不動産開発業者にインテリアデザインのコンプリートサービスを提供。マイアミ、ロンドン、北京、テルアビブ、マニラ、ムンバイ、イスタンブールなど世界都市でレジデンスを手がけている。
*2.アラダ(Arada):UAEのシェイク・スルタン・ビン・ムハンマド・アル・カーシミー殿下が会長を、カリド・ビン・アルワリード・ビン・タラール王子が副会長を務め、2017年に設立されたデベロッパー。同国の不動産市場に、優れたデザイン性とクラス最高のアメニティを備えた物件を供給すること、それにより、居住者が豊かになり、関わりあいをもたらし、インスピレーションが得られるコミュニティを構築することを目的に掲げる。