COMPETITION & EVENT

瀬戸内の島をフリッツ・ハンセンがジャック!

"フリッツ・ハンセン庵"再び!規模を拡大して「フリッツ・ハンセン島」開催

瀬戸内の島・本島(ほんじま)にて、フリッツ・ハンセン(FRITZ HANSEN)と、インテリアショップ・CONNECT(コネクト)によるプロジェクト「フリッツ・ハンセン島」が11月6日まで開催される。2019年に改修した古民家で開催された「フリッツ・ハンセン庵」の第二弾。古民家やカフェなど島の要所にプロダクトが設置される。

フリッツ・ハンセン島 ロゴマーク

「フリッツ・ハンセン島」ロゴデザイン:大長将之(BIGLONG)

瀬戸内の島・本島(香川県丸亀市本島町)にて、フリッツ・ハンセンのプロダクトで島を丸ごとジャックするという大規模イベント「フリッツ・ハンセン島(じま)」が、1カ月強にわたり開催されます。

本島(ほんじま)は、岡山・倉敷と丸香川・丸亀の中間に位置する瀬戸内海の海上、塩飽(しわく)諸島の中心的な島です。丸亀市からはフェリーで約30分の距離にあります。
島の面積は6.74km²。戦国時代から江戸初期にかけては塩飽水軍の拠点となり、江戸期以来の街並みも残っています。

フリッツ・ハンセン島

フリッツ・ハンセン島

今回のプロジェクト「フリッツ・ハンセン島」では、島の街並み保護地区にある、改修済みの築100年以上の古民家の敷地内に、フリッツ・ハンセンの名作チェアや、創業150周年を記念したプロダクトなどが配置されます。
加えて、近所にオープンする宿泊施設(ゲストハウス)や、クラフトビール醸造所(ブリュワリー)、港に面した店舗でも、同様の展示または椅子などが実際に使用され、島内の各所にフリッツ・ハンセンのプロダクトが展開します。

フリッツ・ハンセン島

フリッツ・ハンセン島

フリッツ・ハンセン庵

国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている笠島にある、江戸時代に建てられた築100年以上の古民家を、フリッツ・ハンセンのコレクションで演出するプロジェクトです。
今年創業150周年を迎えたフリッツ・ハンセンのアニバーサリーコレクションや、PK0A、PK60、エッグテーブルなど、150周年記念に復刻されたデザインをメインにスタイリングされた、デンマークの名作家具と日本の建築とが融合した空間に仕上がっています。

フリッツ・ハンセン島

フリッツ・ハンセン庵(2022)

フリッツ・ハンセン島

フリッツ・ハンセン庵(2022)

フリッツ・ハンセン島

フリッツ・ハンセン庵(2022)

フリッツ・ハンセン庵
所在地:笠島まち並み保存センターすぐそば
会期:9月29日(木)〜11月6日(日)
定休日:木曜 ※但し、11月3日(木・祝)は開場
開場時間:10:00-16:30
入場料:無料(予約不要)

フリッツ・ハンセン島

フリッツ・ハンセン島

フリッツ・ハンセン庵(2022)

フリッツ・ハンセン島

フリッツ・ハンセン庵(2022)


#CONNECT YouTube「FRITZ HANSEN JIMA フリッツ・ハンセン庵編 HONJIMA FEEL THE BREEZE OF DENMARK 北欧インテリアのチカラと、地域活性」(2022/09/28)

「フリッツ・ハンセン庵」では、家具だけでなく、本島の石とセブンチェアを合体させたインスタレーションも展示されます。
本島には、かつて石切り場があり、文化庁の日本遺産(Japan Heritage)にも「石の島」として認定されています。島の歴史と魅力を表現するため、今回の展示では、数多く使用されています。

フリッツ・ハンセン島

フリッツ・ハンセン庵(2022)

「フリッツ・ハンセン庵」の内部空間では、フラワーアーティストのニコライ・バーグマン氏(Nicolai Bergmann)によるフラワーアレンジメントと、本島に自生している植物のインスタレーションも展開。
また、室内に漂う香りは、茶葉の魅力を突き詰めることをテーマに、丸若裕俊氏を中心に立ち上がった「GEN GEN AN 幻プロジェクト」を前身に、ミュージシャンの山口一郎氏(サカナクション)らが加わって2020年に誕生した香りのブランド「MABOROSHI」の茶香炉によるものです。

フリッツ・ハンセン島

フリッツ・ハンセン庵(2022)

フリッツ・ハンセン島

フリッツ・ハンセン庵(2022)

Villa kasashima en.

「フリッツ・ハンセン庵」を開催中の古民家の近く、笠島エリアの古い日本家屋がリノベーションされ、島で唯一の1棟貸しのゲストハウス〈Villa kasashima en.(ヴィラ・カサシマ・エン)〉としてオープンします。
「en」はデンマーク語で「1」の意。今後、この本島で続いていく「宿プロジェクト」の第1号となります。
室内には、フリッツ・ハンセンの家具・照明・アクセサリーなどを常設。「フリッツ・ハンセン島」の会期中に限り、オープンハウスとなるため、見学が可能です。

Villa kasashima en.(ヴィラ・カサシマ・エン)外観

Villa kasashima en.(ヴィラ・カサシマ・エン)外観

Villa kasashima en.(ヴィラ・カサシマ・エン)
所在地:フリッツ・ハンセン庵より徒歩2-3分圏内
会期:2022年9月29日(木)〜11月6日(日)
定休日:木曜 ※但し、11月3日(木・祝)は開場
開場時間:10:30-16:30
入場料:無料(予約不要)


#CONNECT YouTube「FRITZ HANSEN JIMA Villa kasashima en.編 before after」(2022/09/27)

久福ブルーイング本島

旧商店をリノベーションして、クラフトビール醸造所が2022年11月にグランドオープン予定。「フリッツ・ハンセン島」会期中はプレ営業を行い、店内の家具類が、フリッツ・ハンセンのプロダクトで設えられます。

久福ブルーイング本島
所在地:香川県丸亀市本島町泊704−2(Google Map
会期:2022年9月29日(木)〜11月6日(日)
定休日:平日 ※土・日曜・祝日のみ営業
営業時間:11:30-16:30
https://www.instagram.com/kyufuku_brewing_honjima/


#CONNECT YouTube「FRITZ HANSEN JIMA 久福ブルーイング本島編 古民家を改修してできた夫婦で営むクラフトビール醸造所×FRITZ HANSEN」(2022/09/26)

本島スタンド

〈本島スタンド〉は、島内唯一の定食屋だった建物を、CONNECT[*1]を率いる高木智仁氏が引き継ぎ、カフェスタンド兼、島の情報発信の場として再生され、2018年11月に開業した施設です。

「フリッツ・ハンセン島」の会期中は、店内とテラスにもフリッツ・ハンセンの家具(アウトドアコレクションを含む)が展開します。デンマークの雑貨・家具ブランド・SKAGERAK(スカゲラック)の家具も配置。
さらに、店に隣接するフェリー乗り場の待合室にも、フリッツ・ハンセンの家具が登場します。

フリッツ・ハンセン島

本島スタンド テラス席 / フリッツ・ハンセンのアウトドアコレクションを展開

本島スタンド
所在地:香川県丸亀市本島町494-16 本島観光案内所内(Google Map
定休日:水曜
営業時間:11:30-17:00(L.O.16:30)※カフェ営業15:30~
※「フリッツ・ハンセン島」会期中、コース料理のみ要予約・テイクアウトあり
https://www.instagram.com/honjima_stand/

「フリッツ・ハンセン島」の会期中、島内に展開する関連各施設では、サカナクションの山口氏が主宰するプロジェクト”NF”のメンバー・青山翔太郎氏による、本島に伝わる民謡をベースに制作された楽曲が、デンマークの高級オーディオブランド・BANG&OLUFSEN(バング&オフルセン)のワイヤレススピーカー〈Beosound 2〉から流されます。

*.CONNECT
フリッツ・ハンセンの正規販売店。
シンプルで心地よい暮らしを提案。住宅のリノベーションや新築のプロデュースなども行っている。2021年には、岡山市中心部にある百貨店・天満屋に、路面店[Tenmaya Premium Living Gallery By CONNECT]をオープン。代表の高木智仁氏は、地域の活性化を目的に、本島ほかにて、雇用を生み出せる新たな産業を興す活動を行っている。

フリッツ・ハンセン島 ロゴマーク

塩飽諸島の由来とも言われる、潮が湧いているようなデザイン。国の史跡に指定されている、江戸時代に政庁舎だった「勤番所」の巴瓦のまわりにみられる装飾がモチーフとなっている


#CONNECT YouTube「FRITZ HANSEN JIMA Official Teaser」(2022/09/28)

このプロジェクトは、2019年9月末から12月中旬にかけて同島にて開催された「フリッツ・ハンセン庵(あん)」の第二弾で、規模を拡大しての開催となります。

フリッツ・ハンセン庵 2019

フリッツ・ハンセン庵(2019年開催時)

島内および周辺エリアでは、同時期に「瀬戸内国際芸術祭2022秋」が開催されており(詳細・公式ウェブサイトはこちら)、島内に展開するアート作品をはじめさまざまなスポットを巡る人々にとって、休憩所や飲食の場として機能します。

フリッツ・ハンセン島

フリッツ・ハンセン島

フリッツ・ハンセン プレスリリース(2022年9月30日)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000013.000047270.html

CONNECT「スタッフ日記」2022年9月29日(9月30日更新)
https://www.connect-d.com/blog/archives/39298

【購読無料】空間デザインの今がわかるメールマガジン TECTURE NEWS LETTER

【購読無料】空間デザインの今がわかるメールマガジン

フリッツ・ハンセン(FRITZ HANSEN)TOPICS

PRODUCT2020.07.14

相澤陽介×フリッツ・ハンセン×川島織物セルコン

コラボレーションから生まれた〈グランプリチェア〉
PRODUCT2020.11.09

川島織物セルコンとファッションデザイナーがコラボした〈エッグチェア〉

展示会をフリッツ・ハンセン青山本店にて開催。関連トークイベントには石上純也氏らが登壇
COMPETITION & EVENT2021.12.15

赤ワインで染めた〈グランプリチェア〉特別展示

フリッツ・ハンセンと新進ワイナリー、グート・オッガウとのコラボレーションで誕生
BUSINESS2021.12.17

フリッツ・ハンセンがスケアラックを買収

同じ北欧デンマークブランドのアウトドア家具などがコレクションに加わる
COMPETITION & EVENT2022.04.16

FRITZ HANSEN 150TH

創業150周年展「フリッツ・ハンセン 150th ―タイムレスデザインの証」kudan houseにて始まる
PRODUCT2022.04.27

フリッツ・ハンセンがPK0 A™チェアとPK60™テーブルを発売へ

ポール・ケアホルムによるミッドセンチュリーデンマークデザインの傑作
PRODUCT2022.06.05

限定モデル〈Fritz Hansen : Fragment〉

藤原ヒロシが初めて手がける家具は、フリッツ・ハンセン名作椅子・ドットスツールとのコラボ!
CULTURE2022.06.21

解体を前提とした、家具を魅せるパビリオン

ヘニング・ラーセンが設計した自然と日光を取り込む〈フリッツ・ハンセン・パビリオン〉
PRODUCT2023.05.26

フリッツ・ハンセン創業150周年記念プロダクト

伊勢丹新宿店にて7名のクリエイターとのコラボ商品を展示、数量限定で特別販売

ニコライ・バーグマン氏 TOPICS

COMPETITION & EVENT2020.09.25
フォーシーズンズホテル京都「ニコライ バーグマン アフタヌーンティー」が9/26よりスタート
COMPETITION & EVENT2021.12.14

ニコライ・バーグマン×奈良祐希セッション展

Nicolai Bergmann Flowers & Design Flagship Storeにて「JAPANDI-NA(ジャパンディーエヌエー)」開催

サカナクション TOPICS

FEATURE2020.05.13

Instagram Live @ichiroyamaguchi #01

山口一郎×谷尻誠 Instagram Live「深夜対談」2020.05.06 #01

瀬戸内 TOPICS

CULTURE2022.03.14

インテリアも重文指定の対象に

国の重要文化財に指定された丹下健三〈香川県庁舎旧本館・東館〉
CULTURE2021.05.01
SUGAWARADAISUKEが「物語る風景」をコンセプトに設計したレストラン 〈瀬戸内醸造所mio〉が4/26オープン
CULTURE2022.03.21

ベネッセアートサイト直島に2つの新ギャラリーがオープン!

安藤忠雄設計〈ヴァレーギャラリー〉と新素材研究所〈杉本博司ギャラリー 時の回廊〉
CULTURE2022.04.14

直島に本格旅館〈直島旅館 ろ霞〉4/14開業

名和晃平、品川 亮らの現代アート作品も随所に展開
CULTURE2022.09.02

隈研吾建築都市設計事務所がサウナを設計

【竣工画像公開】直島のグランピングリゾート[SANA MANE]に今秋オープン

RECOMMENDED ARTICLE

  • TOP
  • COMPETITION & EVENT
  • 瀬戸内の島をフリッツ・ハンセンがジャック! 2019年の”フリッツ・ハンセン庵”を拡大した「フリッツ・ハンセン島」を開催
【購読無料】空間デザインの今がわかるメールマガジン
お問い合わせ