2024年に『TECTURE MAG』に掲載した取材記事から、会場レポート15本をピックアップ!
気になっていたけれども見に行けなかった展覧会やイベントがこの中に?
INDEX
・パナソニック汐留美術館「フランク・ロイド・ライト 世界を結ぶ建築」
・TOTOギャラリー・間
「能作文徳+常山未央展:都市菌(としきのこ)――複数種の網目としての建築」
「魚谷繁礼展 都市を編む」
「大西麻貴+百田有希 / o+h展:⽣きた全体——A Living Whole」
・日比谷公園 大巻伸嗣+永山祐子+細井美裕「Playground Becomes Dark Slowly」
・葛西臨海公園 アートインスタレーション「海とつながる。アートをめぐる。― Harmony with Nature ―」
・麻布台ヒルズ チームラボ・ボーダレスがお台場から移転して都心に開館
・杉並建築展 2024
・東京建築祭 2024
・「Ginza Sony Park プロジェクト展」+特別公開
・東京 秋のデザインイベント
DESIGNART TOKYO 2024
12年ぶり開催、DESIGNTIDE TOKYO
Tokyo Midtown DESIGN TOUCH 2024
・寄稿による国内外の企画展レポート
建築家・品川雅俊氏による、尾道市立美術館 シュシ・スライマン「NEW LANDSKAP ニューランドスカップ シュシ・スライマン展」会場レポート
ミケーレ・デ・ルッキ×藤本壮介 ミラノでのインスタレーション展+トークショー「LEAVEITBE」
パナソニック汐留美術館「フランク・ロイド・ライト 世界を結ぶ建築」
1月11日に「ル・コルビュジエ 諸芸術の綜合 1930-1965」が開幕するパナソニック汐留美術館、1年前はF.L.ライトをこれまでにないさまざまな視点から読み解く企画展でスタート。春には青森県立美術館に巡回した。
「フランク・ロイド・ライト 世界を結ぶ建築」

パナソニック汐留美術館「フランク・ロイド・ライト 世界を結ぶ建築」展 会場風景 Photo: TEAM TECTURE MAG
「ル・コルビュジエ 諸芸術の綜合 1930-1965」
TOTOギャラリー・間
アフター・コロナの社会に建築がいかに貢献できるのか、建築家とともに考察し、展覧会で提示し続けているTOTOギャラリー・間。
2025年は「吉村靖孝展 マンガアーキテクチャ――建築家の不在」が1月16日に開幕する。
「能作文徳+常山未央展:都市菌(としきのこ)――複数種の網目としての建築」

能作文徳+常山未央展:都市菌(としきのこ)展 プレスカンファレンスより Photo: TEAM TECTURE MAG
「魚谷繁礼展 都市を編む」

TOTOギャラリー・間「魚谷繁礼展 都市を編む」プレスカンファレンスにて、中庭にて京都・茶屋建築の軸組み展示について解説する魚谷氏 Photo: Jun Kato / TEAM TECTURE MAG
「大西麻貴+百田有希 / o+h展:⽣きた全体——A Living Whole」

「大西麻貴+百田有希 / o+h展:⽣きた全体 A Living Whole」展 プレスカンファレンスにて Photo: TEAM TECTURE MAG
日比谷公園で展開された建築家とアーティストの競演「Playground Becomes Dark Slowly」
花と光に「アート」を掛け合わせ、「Playground Becomes Dark Slowly」と題した体験型のアートインスタレーションが、千代田区の日比谷公園で4月27日から16日間限定で展開された。主催は東京都(花と光のムーブメント)、日比谷公園では初開催。アーティストの大巻伸嗣、細井美裕、建築家の永山祐子がコラボレーターを務めて作品を発表。
大巻伸嗣+永山祐子+細井美裕「Playground Becomes Dark Slowly」

大巻伸嗣作品〈Gravity and Grace〉夜間展示風景 Photo: Keizo Kioku

永山祐子建築計画によるインスタレーション〈はなのハンモック〉 Photo: Keizo Kioku
葛西臨海公園 アートインスタレーション「海とつながる。アートをめぐる。― Harmony with Nature ―」
上記・「花と光のムーブメント」の流れをくむイベントが葛西臨海公園にて8月に開催された。蜷川実花 with EiM、落合陽一氏、河瀨直美氏、平子雄一が参加。昨年12月に逝去した建築家の谷口吉生氏(1937-2024)の傑作の1つ、展望レストハウス・クリスタルビューでのアート展示のほか、谷口氏が手がけた〈葛西臨海水族園〉のガラスドームでも、”原点回帰”とも言うべきミストによる演出が行われた。
アートインスタレーション「海とつながる。アートをめぐる。― Harmony with Nature ―」

展望レストハウス クリスタルビューのガラスファサードにおける、蜷川実花 with EiM〈Garden of Sky(空の庭園)〉インスタレーション 遠景(画像提供:「海とつながる。アートをめぐる。― Harmony with Nature ―」主催者)
麻布台ヒルズ チームラボ・ボーダレス 開館
海外からの観光客の多くが来日理由の1つに挙げるという、森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス(略称:チームラボボーダレス)が、東京湾岸・お台場から都心に移転、2023年秋にグランドオープンして話題の〈麻布台ヒルズ〉にオープンした。
![麻布台ヒルズ[チームラボボーダレス]](https://magazine-asset.tecture.jp/wpcms/wp-content/uploads/2024/02/09194528/20240209teamLab_press21sub13-1.jpeg)
エントランスから最初の作品が始まっている。チームラボ〈人間はカメラのように世界を見ていない〉 © チームラボ
杉並建築展 2024
JR高円寺駅と阿佐ケ谷駅の間に位置する、線路の高架下のイベントスペース(高架下空き倉庫)にて、19組の建築家による展覧会が開催された。会期中に行われたトークイベントも大盛況となった。

「杉並建築展 2024」会場風景 Photo: TEAM TECTURE MAG
東京建築祭 2024
建築公開イベント「東京建築祭」の第1回が5月25日と26日の2日間限定(一部イベントは5月18日〜24日)で開催され、大成功を収めた。『TECTURE MAG』では、都内の歴史的建造物の1つ、三越日本橋本店にある三越劇場でのキックオフイベントや、日本工業倶楽部会館など貴重な建物公開の様子を取材した。

「東京建築祭 2024」キックオフイベント 参加者(三越劇場 壇上から許可を得て撮影)

日本工業倶楽部会館 階段室のステンドグラスおよび構造体について解説する野村和宣氏氏(三菱地所設計、画面左側の人物)
「Ginza Sony Park プロジェクト展」+特別公開
芦原義信作品として知られたソニービルが解体され、そのコンセプトを受け継いだ〈Ginza Sony Park〉が竣工。地下階にあるイベントスペース・Sony Park Miniにて「Ginza Sony Park プロジェクト展」が開催された。会期中、グランドオープンを翌年に控えた建物の特別見学会を『TECTURE MAG』では取材した。
生まれ変わった〈Ginza Sony Park〉とは?

〈Ginza Sony Park〉内観(提供:ソニー)
東京 秋のデザインイベント
12年ぶり開催 DESIGNTIDE TOKYO

板坂留五氏デザイン、構成協力:吉野俊太郎による「DESIGNTIDE TOKYO 2024」会場 Photo: TEAM TECTURE MAG
DESIGNART TOKYO 2024

アクシスビルB1F TAKT PROJECT × 大倉山スタジオ「frottage -記憶との再会-」展示風景 Photo: TEAM TECTURE MAG

日比谷OKUROJI「Trace of Water – 水の痕跡 – 」展示風景 画像提供:HONOKA

東京ミッドタウンでの「DESIGNART TOKYO 2024」サテライト展示 U-30選出作品 竹下早紀(eeyo〉 Photo: TEAM TECTURE MAG
Tokyo Midtown DESIGN TOUCH 2024

東京ミッドタウン 芝生広場インスタレーションで展開された、クマタイチ設計による〈リレキの丘〉 画像提供:東京ミッドタウン

津川恵理 / ALTEMYによるインスタレーション〈都市の共動態〉
寄稿による国内外の企画展レポート
空き家・廃屋をアートの力で再生するプロジェクト
尾道市立美術館 シュシ・スライマン「NEW LANDSKAP ニューランドスカップ シュシ・スライマン展」に寄せて
建築家・品川雅俊氏による会場レポート

尾道市美術館「NEW LANDSKAP ニューランドスカップ シュシ・スライマン展」(2023年)屋外での作品展示 ©︎Shooshie Sulaiman Photo by Kenji Takahashi
山手地区で取り壊された松谷アパートの外壁を使って構築されたインスタレーション作品〈松谷A〉
ミケーレ・デ・ルッキ×藤本壮介 ミラノでのインスタレーション展+トークショー「LEAVEITBE」
守田美奈子氏による、現地からのスペシャルレポート

ミラノ市内で開催された、ミケーレ・デ・ルッキ氏と藤本壮介氏による展示とトークショー風景 Photo: Minako Morita
※『TECTURE MAG』では、2025年も建築家・デザイナーらによる寄稿を受け付けています(問合せフォーム「上記以外のお問い合わせ」からTEAM TECTURE MAG宛にご連絡ください)。