東京・六本木の21_21 DESIGN SIGHTギャラリー3にて、サンゲツの企画・主催による展示会「壁を装う展 – Wall Covering and Beyond」が11月29日より開催されます。
江戸時代・嘉永年間の1849年に、表具師の日比弥助が山月堂を創業してより、人々の暮らしを彩るインテリア商品を開発・提供してきたサンゲツでは、コンテンポラリーデザインスタジオのwe+(ウィープラス)をコラボレーターに迎えて、「壁装材」をデザインと文化の視点から再解釈するリサーチプロジェクトに取り組んでおり、本展はその披露となるものです。
メッセージ
日本の壁紙は、自然環境や住宅様式の変遷、海外文化との交流を背景に、素材や技術の進化を積み重ねながら、世界の壁紙とは異なる独自の発展を遂げてきました。現在では住まいに欠かせない「壁装材」として、暮らしの中で多様な役割を果たしています。
サンゲツでは、これまでに数万点におよぶ壁紙を手がけ、その豊富なアーカイブには、時代とともに培われた高度な技術や美意識、多様な空間表現の可能性が息づいています。
本展では、これらのアーカイブを起点に、「壁を装う」という文化の本質に迫り、素材と技術の進化、そこに宿る美意識の多様性をたどりながら、日本の壁装材文化の奥深い魅力を再発見し、これからの壁装材のあり方を提示します。

we+の4氏(左上から時計回り。敬称略):林 登志也、安藤北斗、猪上気広、関口愛理
会期:2025年11月29日(土)〜12月5日(金) ※会期中無休
開場時間:10:00-19:00
会場:21_21 DESIGN SIGHTギャラリー3
所在地:東京都港区赤坂9丁目7-6 東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデン(Google Map)
入場料:無料
主催・企画:サンゲツ
ディレクション・プランニング・リサーチ:サンゲツ、we+ / 安藤北斗、林 登志也、関口愛理、猪上気広
空間デザイン:we+ / 同上
グラフィックデザイン:STUDIO TATSURO SHOJI / 庄司竜郎
撮影:digni photography / 平松岳大、BOUILLON INC./ 井上昌明
施工:椿や
本展詳細
https://www.2121designsight.jp/gallery3/wall_covering_beyond/