2021年2月25日初掲、3月27日画像14点追加
『TECTURE MAG』にて昨年1月に計画概要をニュースとして掲載した、競輪スタジアム一体型ホテル〈KEIRIN HOTEL 10(ケイリンホテル テン)〉の続報です。
岡山県玉野市に1950年に開設された玉野競輪場は、老朽化のため、玉野市が再編整備事業の事業者を2019年12月に公募。翌年2月に実施したプロポーザルにて、競輪・オートレースの車券や競輪くじのインターネット販売サイトを運営する、チャリ・ロトを事業者として選出していました。
なお、同社は、玉野競輪場のほか、高松競輪場、小松島競輪場(2022年4月~)・広島競輪場(2022年4月~)の包括運営事業を担当し、伊東温泉競輪場と富山競輪場競輪では施設所有者でもあります。
改修工事が完了し、2022年2月27日に営業を再開する玉野競輪場には、新たに〈KEIRIN HOTEL 10〉が併設され、業界初のホテル併設型競輪場として2022年3月26日にグランドオープンを迎えます(チャリ・ロト プレスリリース)。同日に玉野競輪場にて2年ぶりのGⅢレースも開催される日程にあわせた開業です。
ホテルの開業に先立ち、2022年1月には、東京・渋谷PARCO 2Fの[POPUP SPACE BRIDGE]にて、玉野競輪の新たなブランディングローンチを告げるポップアップストアが15日間限定でオープンしています。
イベント「玉野競輪 POPUP STORE」詳細
https://www.atpress.ne.jp/news/290326
玉野競輪場に併設して開業するホテル〈KEIRIN HOTEL 10〉は、選手の宿舎も兼ねた施設となります。
競輪開催時には、選手宿舎および選手管理棟として運用されますが、レースが開催されない日には、選手らの練習風景を眺められるなど、競輪の世界をより身近に体験できるのはもちろん、レストランをはじめ、5階以上はテラス付きとなる客室の窓からは競輪場を一望でき、さらにその向こうに広がる瀬戸内海の眺めも堪能することができるホテルです。
競輪場のスタンド棟には、地元瀬戸内の食材を用いたスパイス料理やクラフトビールなどをメニューに、競輪観戦の新しいスタイルを提案するレストラン「FORQ(フォーク)」がオープン。ショップではオリジナルグッズも販売されます(チャリ・ロト オフィシャルストアでも取り扱い)。
そのほか、施設の外構部には、デザイナーが手がけたウォールペインティングやツリーサークルを設けるなど趣向を凝らしています。
ホテルの運営を担う温故知新のプレスリリース(2022年2月23日)によれば、施設名称の「ケイリンホテル テン」の「10」とは、競輪は主に9人でレースが競れることに由来し。利用者が”10番目の選手”になった気持ちで過ごせるように、という思いが込められているとのこと。
客室数は149室。そのうち126室は競輪場のバンク側に配置されています。
部屋タイプは、1部屋2名まで利用できるコンパクトな客室を中心に、最上階(8階)には2室限定の半露天風呂付スイートルームを用意。瀬戸内海を望むビューバスやアウトドアソファのあるテラスなど、ラグジュアリーな空間での極上の観戦体験を提供します。
ホテルの宿泊予約は、2022年2月18日より受付を開始しています。
所在地:岡山県玉野市築港5丁目18-3(Google Map)
建物規模:ホテル棟 地上8階 / スタンド棟 地上4階
敷地面積:ホテル棟 約5,700m² / スタンド棟 約2,800m²
ホテル棟構造: 2F-8F客室、2Fギャラリー(KEIRIN GALLERY)、1Fエントランス、選手ゾーン
施設:レストラン(スタンド棟)、ショップ、ギャラリー
部屋数:149室(6タイプ)
宿泊料金:
玉野記念特別プラン(宿泊対象期間:2022年3月25日~29日)※抽選
25,080円~(2名1室利用時の1名あたりの1泊2食付料金)
グランドオープン価格(2022年4月1日以降のレース非開催時)
平日10,450円から / 土曜・休前日12,540円から(ともに2名1室利用時の1名あたりの素泊り料金)
〈KEIRIN HOTEL 10〉公式ウェブサイト
http://www.keirin-hotel10.com
玉野競輪場(玉野けいりん)公式ウェブサイト
https://www.tamano-keirin.jp/