FEATURE
Who is Yuko Nagayama ?
Introduction to her latest projects and her philosophy
FEATURE2023.05.14

世界で跳躍し未来を照らす建築家。永山祐子とは何者か!?

「情熱大陸」に出演! 永山祐子が関わるプロジェクトを一挙に紹介

「情熱大陸」に建築家・永山祐子が出演!

国内外の大型プロジェクトで活躍し、注目を集める建築家の永山祐子(ながやま・ゆうこ)氏。
MBS/TBS系列局のドキュメンタリー番組「情熱大陸」(2023年5月14日放送)に出演しました。

同番組は、さまざまな分野で活躍する人を1人ひとり密着取材して取り上げ、紹介していく人気のドキュメンタリー番組。
永山氏の回のタイトルは「大型プロジェクトのオファー殺到! 光のデザインで描く街の未来」というもの。

2023年4月にグランドオープンした〈東急歌舞伎町タワー〉を筆頭に、永山氏がプロジェクトに取り組む姿勢や考えが浮き彫りにされました。

(番組公式ホームページ https://www.mbs.jp/jounetsu/ から21日(日)22:59まで 見逃し配信中)

永山祐子氏から、番組公開に先立って関係者に寄せられた紹介メッセージ

1月から密着取材でカメラが入り、節々で様々なシーンを撮影してきました。かなり長く回されていると気が緩んでいた場面も多く、なかなか私自身がドキドキではありますが、創作の裏側が垣間見えるのではないかなと思います。

建築はロングプロジェクトなのでなかなか全体を見せられないのがドキュメンタリーとしては難しそうだなと傍で見ていて思いました。そのようなロングスパンの仕事がいくつか並行して色々なフェーズの仕事が混在しているのが設計事務所の日常として見えればいいのかなとも思っています。

これを見て建築って面白そうだなとか、建物作るのってこういうプロセスあるのねなど理解が深まればいいなと思います。

ここでは、TECTURE MAGでこれまでに取材したインタビュー記事やプロジェクトの記事などをまとめ、永山氏の仕事を一挙に紹介します。

Top image: 〈Takanawa Gateway Fest(高輪ゲートウェイフェスト)〉インタビュー取材にて(Photo: toha)

永山祐子 プロフィール

永山祐子氏 / Yuko Nagayama

1975年東京生まれ。1998年昭和女子大学生活美学科卒業。青木淳建築計画事務所を経て、2002年 永山祐子建築設計設立。2020年- 武蔵野美術大学客員教授。

主な仕事に〈LOUIS VUITTON 京都大丸店〉〈丘のある家〉〈カヤバ珈琲〉〈木屋旅館〉〈豊島横尾館(美術館)〉〈渋谷西武AB館5F〉〈女神の森セントラルガーデン(小淵沢のホール・複合施設)〉〈ドバイ国際博覧会日本館〉〈玉川髙島屋S・C 本館グランパティオ〉〈JINS PARK 前橋〉〈TOKYU KABUKICHO TOWER〉など。現在、東京駅前常盤橋プロジェクト〈TOKYO TORCH〉、2025年大阪・関西万博〈パナソニックグループパビリオン『ノモの国』〉〈ウーマンズパビリオン in collaboration with Cartier〉などの計画が進行中。

主な受賞に「ロレアル賞奨励賞」「JCDデザイン賞奨励賞」(2005)、「AR Awards」(UK)優秀賞(2006)〈丘のある家〉、「ARCHITECTURAL RECORD Award, Design Vanguard」(2012)、「JIA新人賞」(2014)〈豊島横尾館〉、「山梨県建築文化賞」「JCD Design Award」銀賞(2017)、「東京建築賞優秀賞」(2018)〈女神の森セントラルガーデン〉、「照明学会照明デザイン賞」最優秀賞(2021)〈玉川髙島屋S・C 本館グランパティオ〉、「iF Design Award 2023」〈JINS PARK 前橋〉など。

有限会社 永山祐子建築設計ホームページ
https://www.yukonagayama.co.jp

Instagram

注目の最新プロジェクトと背景にあるコンセプトは?

〈東急歌舞伎町タワー〉

地上48階・地下5階・高さ約225mという超高層のエンターテインメント複合施設の外装デザインを担当。

2023年4月開業予定〈東急歌舞伎町タワー〉施設概要発表!ホテル、映画館、劇場、ライブホールなどがオープン、“好きを極める場”を創出

4月6日メディア説明会で映し出された資料(Photo: TECTURE MAG)

4月6日メディア説明会で映し出された資料(Photo: TECTURE MAG)

地域の歴史的な文脈である「水」を、外観モチーフの「噴水」として表現しています。

〈東急歌舞伎町タワー〉東側外観と南西コーナー部のディテール(Photo: TECTURE MAG)

「水」と「噴水」をイメージした背景や理由についてインタビューした記事。
ガラスのファサードについて試行錯誤する様子も、2020年のインタビューでは語られました。

Interview with Yuko Nagayama #02

Interview movie with Yuko Nagayama #01「ストーリーからつくる表現への挑戦」

〈2020年ドバイ国際博覧会 日本館〉

〈東急歌舞伎町タワー〉を含む“水三部作”として語られたうちの1つ〈2020年ドバイ国際博覧会 日本館〉。

日本館 / 永山祐子+NTTファシリティーズ


設計の経緯や狙いを説明するインタビュー記事です。

Interview with Yuko Nagayama #01 チーム力でプロジェクトを推進

〈Takanawa Gateway Fest(高輪ゲートウェイフェスト)〉

2020年に高輪ゲートウェイ駅前特設会場で行われたイベント施設は、やはり“水三部作”の1つ。

【終了】永山祐子会場デザインによる〈Takanawa Gateway Fest(高輪ゲートウェイフェスト)〉が期間限定オープン


「しらなみ」をイメージし「大きな風景」を創出する狙いを、現地で語っていただきました。

Report_Takanawa Gateway Fest / 〈Takanawa Gateway Fest(高輪ゲートウェイフェスト)〉永山祐子建築設計

これから出現する注目プロジェクトは?

「2025年大阪・関西万博」のパビリオン

永山氏は、2025年大阪・関西万博で複数のパビリオンの設計を手掛けています。

パナソニックグループのパビリオン『ノモの国』では、光によって色が変化する「膜」を張り、シャボン玉が集まったような外観をデザイン。

2025年大阪・関西万博 永山祐子氏が設計するパナソニックのパビリオン「ノモの国」

「ウーマンズ パビリオン in collaboration with Cartier」では、ドバイ万博 日本館での「組子ファサード」をリユースしアップサイクル。

リード アーキテクトに永山祐子氏が就任、ドバイ万博日本館の「組子ファサード」を再利用する2025年大阪・関西万博〈ウーマンズ パビリオン in collaboration with Cartier〉

〈TOKYO TORCH(トウキョウトーチ)〉

東京駅日本橋口の常盤橋街区にて進行中の再開発「東京駅前常盤橋プロジェクト(大手町二丁目常盤橋地区第一種市街地再開発事業)」の1つ。約390mの高さを予定するタワーのうち、永山祐子建築設計は低層部のデザインを担当。

藤本壮介、永山祐子らがデザインチームに参加する「東京駅前常盤橋プロジェクト」概要を三菱地所が発表

永山氏のこれからの活動にも注目!

世界中で幅広いジャンルのプロジェクトを手掛け、誰もが心躍るようなビジョンを指し示す永山氏。

華やかな表現に見えながら、その裏には粘り強く考え、細部までつくり込む強さがあります。

一貫して“情熱”をもった設計を続ける永山氏から生まれる空間に、これからも目が離せません。

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Interview with Yuko Nagayama

#01 チーム力でプロジェクトを推進
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Interview with Yuko Nagayama

#02 繊細なイメージを粘り強く実現
FEATURE2020.06.29

Interview with Yuko Nagayama

#03 アイデアを一緒に出していく
FEATURE2020.07.01

Interview with Yuko Nagayama

#04 事業の確実性を高める
FEATURE2020.09.02

Special Report & Movie

「しらなみ」をイメージしたパビリオンのつくり込みで「大きな風景」を創出

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