サウナプロデュースや企画、制作、プランニングプロデュースなどを行い、サウナー専門ブランドも運営するTTNE株式会社(代表 松尾 大)が、11月11日の“ととのえの日”に、同社が選んだ、いま行くべき全国のサウナの上位11施設「SAUNACHELIN 2020」を発表しました(プレスリリース)。
第6位に、建築家の長坂 常氏が率いるスキーマ建築計画がリノベーションを手がけ、今年8月にオープンした、東京・墨田の公衆浴場〈黄金湯(こがねゆ)〉がランクインしました(下の内外観の写真4点は、8月4日内覧会開催時のもの)。
黄金湯
https://koganeyu.com/
改修・内装デザイン:スキーマ建築計画
http://schemata.jp/koganeyu/
「SAUNACHELIN(サウナシュラン)」は、2017年11月11日に創業したTTNEが、サウナ啓蒙活動の一環として2018年より開始した顕彰制度で、今年で3回めを数えます。開催趣旨に賛同するさまざまな業界の「プロサウナー」が審査委員となり、全国に約5,000施設あるといわれるサウナ施設の中から11施設をノミネート。水風呂・休憩(外気浴)スペース・ホスピタリティ・男女の有無・料金設定・清潔性・エンタテイメント性・革新性などの観点で評価し、「サウナ愛」を通じて、より多くのサウナーをととのえた革新的なサウナ施設を “今行くべき全国のサウナ施設”を選出して発表しています。
第6位にランクインした〈黄金湯〉では、老朽化に伴い、大規模な改修を実行。若年層の集客を促すための取り組みとして、オートロウリュサウナ[*]とセルフロウリュサウナを導入、利用者の好評を得ています。今回の選考ではこれが「サウナへの投資が集客へもつながるという実績をかたちにし、サウナの可能性を広げてくれた」と評価されました。公衆浴場のサウナシュラン選出は、今回の〈黄金湯〉が初めてとのことです。
ロウリュとは、サウナストーブ内のサウナストーンに水をかけて水蒸気を発生させ、湿度によって発汗作用を促がし、体の芯から体感温度を上げる、フィンランドに伝わるサウナ風呂の入浴方法とされる
そのほかの今年の受賞施設は以下の通りです。
「SAUNACHELIN 2020」受賞施設一覧
1位 御船山楽園ホテル らかんの湯(佐賀・武雄)
2位 かるまる池袋(東京・豊島区)
3位 ウェルビー福岡(福岡・博多)
4位 湯らっくす(熊本・熊本)
5位 スカイスパ Yokohama(神奈川・横浜)
6位 黄金湯(東京・墨田区)
7位 おちあいろう(静岡・伊豆)*
8位 8HOTEL CHIGASAKI(神奈川・茅ヶ崎)*
9位 北海道ホテル(北海道・帯広)*
10位 ume,sauna(奈良・山添村)
11位 HOTEL&SPA Park OGOSE(埼玉・入間)
※印:TTNEプロデュースのサウナ
今年の1位は、昨年に続き、佐賀県武雄の〈御船山楽園ホテル らかんの湯〉が1位に。同施設では今年7月に女性用大浴場を全面リニューアル。自然の光を考えてデザインされたサウナ室をはじめ、武雄温泉の温泉水を冷却した水風呂や、外気浴スペース、喫茶室などが新設され、これらが「国内のサウナに新たな風を吹かせた」として改めて評価されました。
2019年の受賞の後、御船山楽園ホテルが今年7月15日に発表したプレスリリースによれば、サウナ室は自然光のそそぐ白を基調とした空間で、雲や太陽の動きにより、1日を通して、また四季を通して、刻々と印象を変える空間を目指したとのこと。温泉水を使った水風呂や、外気浴スペース、入浴中に利用できる喫茶室(利用は女性のみ)も新設されています。
御船山楽園ホテル らかんの湯
http://www.mifuneyama.co.jp/
設計:大森創太郎建築事務所
http://www.soutarou.net/mifuneyama-kanko.html
かるまる池袋
https://karumaru.jp/ikebukuro/
設計:玉岡設計
https://tamaoka-sekkei.co.jp/project/95/
今年の「SAUNACHELIN 2020」発表と同時に、サウナ啓蒙活動に貢献した11名「Saunner of the Year 2020」も発表されています。また、発表にあわせて、11月11日(水)11:11からInstagram(インスタグラム)にハッシュタグ「#サウナシュラン2020」を付けた投稿を対象としたプレゼントキャンペーンも実施されます。(en)
TTNE公式インスタグラム
https://www.instagram.com/ttne_official/
SAUNACHELIN 公式ウェブサイト
https://www.saunachelin.com/