2021年5月21日初掲
5月25日会場写真に差替・追加
「サステナブルなデザイン」をテーマに、廃棄衣料品を原料としたファイバーボード「PANECO®︎(パネコ)」によるインスタレーション展が、東京・東日本橋で開催されます(プレスリリース)。
素材の可能性を拡げ、魅力を伝えるインスタレーションのデザインを、イガラシデザインスタジオ(IGARASHI DESIGN STUDIO)を主宰する五十嵐久枝氏が手がけます。
本展の主催は、「地球環境をデザインする」を掲げ、「環境領域」におけるサスティナブル素材(建材)の開発・製造・販売や、什器の開発・デザイン・製作などを主な事業とするワークスタジオ(代表 原 和広)。同社が展開するPANECO®︎は、アパレル業界における衣料品の廃棄ロスを解決したいという、原代表の強い想いから誕生しました。
「PANECO®︎」は、ワークスタジオ独自の技術により、原料となる廃棄衣料品を圧縮成形した、サステナブルなファイバーボード(繊維圧縮成形板)。店舗や商業施設、オフィス、工場やイベント会場など、さまざまな空間の内装や什器、家具に利用することができ、木質繊維板の代替え品としても期待されています。
開催される本展の会場のデザインを担当する五十嵐氏は、インテリアデザインを通じて循環型社会に貢献するというPANECO®︎のビジョンに共感すると同時に、その素材としての魅力に着目して、インスタレーションを構成。
開催にあたり、五十嵐氏は次のようにコメントを寄せています。
「不均一な製品が醸し出す表情は、天然素材の石や砂のように粒子が重なり合い、それぞれ異なるものが生まれる。PANECOの一枚一枚の顔にそれぞれの特性があり魅力があると感じられた。使い込まれた時間、過去もそこに現れている。その顔々がインテリアやモノとなって空間に漂う光景は、今まで見てきた懐かしさとは一味違う少し新鮮な空気を運び入れるのだろう」
イガラシデザインスタジオ URL
http://www.igarashidesign.jp/
また、本展開催にあたり、ワークスタジオを率いる原代表のコメントは以下の通りです。
「私がこの業界に入ったのは、日本のインテリアデザイン界をリードした、故・倉俣史朗さんへの“あこがれ”からでした。今回、その倉俣さんの門下生でもあり、素晴らしい作品を生み出している五十嵐さんとPANECOの展示会を開催できることは、私にとっては“夢の封印”を少し“開封”したかのような高揚感に満ちています。今後もPANECOを通して、デザインの力で地球環境問題の解決に貢献していきたいと思います」
本展への入場は無料ですが、予約が必要です。下記の「PANECO」国内総代理店・モリリンが受付窓口となっています。(en)
会期:2021年5月25日(火)〜6月4日(金)
会場:モリリン 東京支店 東京都中央区東日本橋2-1-3
営業時間:平日 9:00–17:20(事前アポイント制)
主催:ワークスタジオ
共催:モリリン
事前予約受付:モリリン 産業資材グループまたは総合企画室
産業資材グループ TEL.03-3863-9331
総合企画室 TEL.03-6758-7957
詳細:https://www.moririn.co.jp/1029
PANECO®公式ウェブサイト
https://paneco.tokyo/
Instagram公式アカウント @paneco_sustainable
https://www.instagram.com/paneco_sustainable/
ワークスタジオ公式ウェブサイト
https://workstudio.co.jp/