COMPETITION & EVENT

o+hが設計した山形市南部児童遊戯施設

〈シェルターインクルーシブプレイス コパル〉見学会 7/12開催

山形県山形市に今春、山形市南部児童遊戯施設〈シェルターインクルーシブプレイス コパル〉がオープンしました。

同施設は、雨天時や冬期間に子どもたちがのびのびと遊べる施設が市内に少ないことなどから、誰もが使える空間の創出などを目指して山形市が立ち上げた「山形市南部への児童遊戯施設整備事業」に基づいて建設されたものです。

山形市南部児童遊戯施設〈シェルターインクルーシブプレイス コパル〉俯瞰

〈シェルターインクルーシブプレイス コパル〉上空からの眺め

設計コンセプトは「すべてが公園のような建築」

施設の基本方針は、「障がいの有無や、人種、言語、家庭環境に関わらず、多様な個性や背景を持った全ての子どもたちの遊びと学びの場」であること。全国的にまだ事例の少ないインクルーシブ施設とのこと。

山形市南部児童遊戯施設〈シェルターインクルーシブプレイス コパル〉平面プラン

施設平面概略図

山形市南部児童遊戯施設〈シェルターインクルーシブプレイス コパル〉

〈シェルターインクルーシブプレイス コパル〉内観 大型遊戯場

山形市南部児童遊戯施設〈シェルターインクルーシブプレイス コパル〉

〈シェルターインクルーシブプレイス コパル〉内観 体育館

設計はo+h(オープラスエイチ)が担当

建物は、蔵王連峰の美しい山並みに呼応するようにデザインされた、雲のようにたなびく白い屋根が目をひきます。設計コンセプトは「すべてが公園のような建築」。建築家の大西麻貴氏と百田有希氏による建築家ユニット・オープラスエイチ(o+h / onishimaki + hyakudayuki)が設計しました。

山形市南部児童遊戯施設〈シェルターインクルーシブプレイス コパル〉

〈シェルターインクルーシブプレイス コパル〉全景(背景には蔵王の山並みが見える)

“すべてが公園のような建築“を体験できる!

施設の完成を記念して、山形市に本社を構えるシェルターの主催により、見学会が開催されます。

建物を設計したo+hをはじめ、施設を運営・管理する特別目的会社の関係者らも滞在。見学者からの質問にも応対するとのこと。

見学会申込ボタン

また、現地まで足を運べない人のために、施設内「大型遊戯場」で収録された、関係者による「特別座談会」を視聴するメニューも用意されています。

参加申込特典「特別座談会」動画 概要
出席者:大西麻貴+百田有希(o+h、本プロジェクト設計者)、色部正俊(コパル館長、本プロジェクト運営者)、佐藤奈々子(合同会社ヴォーチェ、本プロジェクト運営者)、天米一志(Amame Associate Japan代表取締役、本プロジェクトPFI事業アドバイザー)
進行役:木村仁大(シェルター代表取締役社長、夢の公園代表取締役)

山形市南部児童遊戯施設〈シェルターインクルーシブプレイス コパル〉完成記念イベント登壇者

座談会出席者の顔ぶれ(左から、o+hの大西+百田氏、コパル館長色部氏、佐藤氏、天米氏)

再生時間:約75分
視聴方法:申込者に対し、シェルター公式YouTubeチャンネルにて限定公開中の動画URLをメールにて通知
視聴期限:2022年7月19日(火)18:00まで

現地見学会参加も特別座談会動画視聴のみの場合も、シェルター公式ウェブサイト内の案内ページから、7月8日(金)までに申し込みが必要です。どちらも無料。

〈シェルターインクルーシブプレイス コパル〉見学会

開催日時:2022年7月12日(火)
10:00-11:00 / 11:00-12:00 / 13:00-14:00 / 14:00-15:00 / 15:00-16:00 / 16:00-17:00
※計6回、各回開始時間の30分前から受付
当日の進行:各回開始冒頭に施設の解説動画を視聴したあと、自由見学
定員(各回):50名
※会場では、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)拡大防止対策を実施(見学時はマスク着用・消毒・検温などにご協力ください)
※今後の社会状況に応じて、申込者数の制限、当日現地での予定内容を変更する場合あり
メニュー(右記どちらかを申込時に選択):①現地見学+「特別座談会」視聴 ②「特別座談会」視聴のみ
申込締切日:2022年7月8日(金)
※先着順に受付、各回定員に達した場合は受付終了
参加費:無料(現地までの往復は参加者負担)

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建物概要

正式名称:山形市南部児童遊戯施設
通称:シェルターインクルーシブプレイス コパル
英語表記:Shelter Inclusive Place Copal
主要用途:児童福祉施設等
発注者:山形市
アドバイザー:パシフィックコンサルタンツ
PFI事業者:夢の公園
構造:RC造、S造(一部木造屋根)
敷地面積:22,295.30m²
建築面積:3,334.81m²
延床面積:3,205.24m²
階数:地上2階
設計・工事監理:onishimaki + hyakudayuki / o+h
建設:高木・シェルター特定JV、Otias、石川建設産業、タカハシ電工
維持管理:ALSOK山形、太平ビルサービス山形支店
運営:ヴォーチェ、アプルス、学校法人龍華学園、ミュージックセキュリティーズ、タイトー

所在地:山形県山形市大字片谷地580-1(Google Map
現地までのアクセス
電車:JR蔵王駅より徒歩約10分
バス:バス停「九中口」より徒歩約3分
車:山形駅西口より約20分、山形蔵王ICより約20分、山形上山ICより約10分
※駐車可能台数に限りがあるため、車での来場は「乗り合い」を推奨

シェルターインクルーシブプレイス コパル公式ウェブサイト
https://copal-kids.jp/

〈シェルターインクルーシブプレイス コパル〉について

建物の設計から建設、開館後の運営・維持管理は、PFI法[*]に基づいて、市が選定した民間事業者が担う(株式会社シェルターを代表企業とするグループが最優秀者となり、特別目的会社の株式会社夢の公園が設立された)。
*.PFI法:民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律 / Private Finance Initiative:プライベート・ファイナンス・イニシアティブの略称
詳細(内閣府Webサイト)https://www8.cao.go.jp/pfi/pfi_jouhou/tebiki/kiso/kiso01_01.html

山形市南部児童遊戯施設〈シェルターインクルーシブプレイス コパル〉

プロジェクト概略図(施設リーフレットより)

株式会社夢の公園の代表企業であるシェルターが、施設のネーミングライツを取得。〈シェルターインクルーシブプレイス コパル〉として、2022年4月18日に開業した。

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