2022年12月11日初掲、12月21日画像追加
総勢約40組のクリエイターが手がけたアイテムと、多彩なアート作品の展示販売が行われる「Spiral Xmas Market 2022」が、12月10日より始まっています。
開催期間中、シンボル的な展示となるクリスマスツリーのデザインを、建築家の鈴野浩一氏と禿 真哉氏が率いる、トラフ建築設計事務所が担当。スパイラルガーデンの吹き抜け大空間・アトリウムにて、12月25日まで展示されます。観覧は無料。
シンボルツリーは、トラフ建築設計事務所がデザインしてプロダクトとして販売中の〈AA STOOL by Karimoku〉の本展限定カラーで構成されているのが特徴です(ツリー製作協力:カリモク家具)。
横から見るとアルファベットのAの文字のように見える〈AA STOOL〉は、上の画のように、1脚単体としてだけでなく、水平方向に連結しても用途を拡げられる家具としてデザインされました。
もともとは、2011年3月11日に発生した東日本大震災の直後に、宮城県石巻市で被災した人々の復旧・復興を支える「地域のものづくりの場」としてスタートした石巻工房のプロジェクトから誕生した木製家具の1つ。その後、カリモク家具と石巻工房との協業コレクション「石巻工房 by Karimoku」より販売。工場で発生する端材や通常の家具製作には適さない木材を活用した、サステナブルなプロダクトです。
今回の展示では、イベントのイメージカラーであるゴールドやシルバーなど特別色での〈AA STOOL by Karimoku〉をカリモク家具が製作。合計144台の特別モデルを水平・垂直方向に連結させ、高さ約7mのシンボルツリーを完成させました。
デザインコンセプト:
クリエイターアイテムと、多彩なアートが並ぶSpiral Xmas Marketのためのシンボルツリーをデザインした。カリモクとの協同で“AA STOOL by Karimoku”を組み上げ、高さ7mにおよぶツリーが会場にそびえる。〈AA STOOL〉は、石巻工房のためにデザインした26x86x3050mmの規格寸法材を無駄なく使用したシンプルなスツールで、横から見ると「A」にも見え、重ね合わせても、ばらして使うこともできる。
開発されて10年、近年は「メイド・イン・ローカル」プロジェクトを通じて地場特有の材料を活用した製品が各地の協業先で製作されるようになった。その一貫として、カリモクの技術と特徴を活かした“AA STOOL by Karimoku”が生まれた。 家具材としては適格ではない、国産の未利用材、工場で使われていたパレットを活用したアップサイクルモデルや、木目を残す目はじき塗装をかけたスペシャルカラーモデルでつくった、メッセージ性のあるツリーを空間の中央に配置した。来場者が会場を散策できるようにツリーの周囲に配置された“AA STOOL by Karimoku”が、らせん状のスロープからは多様な表情を見せる。(トラフ建築設計事務所)
スパイラルのシンボルツリーを構成する特別モデル〈AA STOOL by Karimoku〉は、会期終了後に廃棄せず、144脚全てが販売されるのも特筆点(受け取りは2023年1月末以降、カリモク家具より順次発送予定)。
カラーバリエーションは、ゴールドやシルバーのほか、過去に海外のイベントで展示したレッドやブルー、グリーン。会場にて予約を受け付けます。在庫の予備はなく、144脚の数量限定品です。
このほか、12月16日から最終日の12月25日にかけて、西麻布のKarimoku Commons Tokyo(カリモク コモンズ トウキョウ)にてミニチュアサイズの〈AA STOOL〉が限定発売されます。
AA STOOL by Karimoku Xmas 限定モデル
・「AA STOOL by Karimoku」フロア展示品 1脚:26,400円(税込)
・「AA HIGH STOOL by Karimoku」ツリータワー展示品:1脚 31,350円(税込)
会期:2022年12月10日(土)〜25日(日)
開館時間:11:00-20:00
会場:スパイラルガーデン
所在地:東京都港区南青山5-6-23 スパイラル 1F(Google Map)
入場料:無料
※12月14日(水)、19日(月)は、併催イベントのマーケット出展者の展示替えのため、スパイラルガーデンの一部クローズ(シンボルツリーは継続して展示)
主催:ワコールアートセンター
企画制作:スパイラル
グラフィックデザイン:竹田美織
ツリーデザイン:トラフ建築設計事務所
ツリー製作協力:カリモク家具
イベント詳細
https://www.spiral.co.jp/topics/spiral-garden/spiralxmasmarket-2022