COMPETITION & EVENT

「へザウィック・スタジオ展:共感する建築」

28の主要プロジェクトを紹介する展覧会、六本木ヒルズ森タワー52F・東京シティビューにて開催

東京・六本木の六本木ヒルズ森タワー52階にある東京シティビューにて、「へザウィック・スタジオ展:共感する建築」が3月17日より開催されます(主催:森美術館)。

ヘザウィック・スタジオ(Heatherwick Studio)は、英国生まれの建築家・トーマス・へザウィック(Thomas Heatherwick|1970-)が1994年にロンドンに設立した設計事務所・デザイン集団です。

「へザウィック・スタジオ展:共感する建築」

ヘザウィック・スタジオとビャルケ・インゲレス・グループ〈グーグル・ベイ・ビュー〉2022年 カリフォルニア州マウンテン・ビュー
撮影:イワン・バーン

「へザウィック・スタジオ展:共感する建築」

ヘザウィック・スタジオ〈リトル・アイランド〉2021年 ニューヨーク
撮影:ティモシー・シェンク

「へザウィック・スタジオ展:共感する建築」

ヘザウィック・スタジオ〈サウザンド・ツリーズ〉2021年 上海
撮影:ジュウ・チンヤン

高層ビルの間に現れる森に覆われた複合施設、1000 Trees / ヘザウィック・スタジオ、中国

「へザウィック・スタジオ展:共感する建築」

ヘザウィック・スタジオ〈海南舞台芸術センター〉2020年(契約) 中国
Courtesy: Devisual

ニューヨーク、シンガポール、上海、香港など世界各地で革新的なプロジェクトを手掛け、日本国内では、東京・麻布台1丁目で進行中の大型複合施設プロジェクト「麻布台ヒルズ」において、C街区低層部のビルのデザインを担当しています。今秋の開業を控え、立ち現れた有機的な外観デザインは、敷地の外からも確認することができます。

「麻布台ヒルズ」C街区 低層部

「麻布台ヒルズ」C街区 低層部(2023年2月28日時点 撮影:『TECTURE MAG』編集部)

「へザウィック・スタジオ展:共感する建築」

ヘザウィック・スタジオ〈麻布台ヒルズ / 低層部〉2023年(予定)東京
Ⓒ DBox for Mori Building Co., Ltd.

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トーマス・ヘザウィック(Thomas Heatherwick)プロフィール
1970年生まれのイギリス人デザイナー。彼が手掛ける斬新かつ独創的で人間味あふれるデザインは、世界的に高い注目を集めている。
建築、都市計画、プロダクトデザイン、インテリアデザインといった従来の枠組みにとらわれないクリエイティブ・スペースとして、1994年にヘザウィック・スタジオを設立。現在、ロンドンを拠点とし、東京都心にある6ヘクタールの複合施設「麻布台ヒルズ」に建設中の低層部をはじめ、ロンドンのグーグル(Google)新社屋(ビャルケ・インゲルス・グループ/BIGとのコラボレーション)や、走行中に空気を浄化する電気自動車〈エアロ〉など、世界10カ国で30 以上のプロジェクトを手掛けている。
新著『Humanise』(ペンギン社)を2023年内に出版予定。

Heatherwick Studio Website
https://www.heatherwick.com/

トーマス・ヘザウィック(Thomas Heatherwick)近影

トーマス・ヘザウィック / ヘザウィック・スタジオがロンドンで設計、2018年に竣工した〈コール・ドロップス・ヤード〉にて(撮影:マーカス・ホーク)

「へザウィック・スタジオ展:共感する建築」

ヘザウィック・スタジオ〈ツァイツ・アフリカ現代美術館〉2017年 ケープタウン 
撮影:イワン・バーン

創設者トーマス・へザウィックは、子どもの頃に職人がつくった小さなものに宿る魂に心を躍らせていたといいます。
建築という大きな建物や空間にも、その魂を込めることはできるのか? この問いが、ヘザウィック・スタジオのデザインの原点となりました。

へザウィックが手がける全てのデザインは、自然界のエネルギーや建築物の記憶を取り込みつつ、都市計画のような大規模プロジェクトもヒューマン・スケールが基準となるという信念に基づいています。その根底には、プロダクトや建築物というハードのデザインよりも、人々が集い、対話し、楽しむという空間づくりへの思いがあるのかもしれません。
モノやその土地の歴史を学び、多様な素材を研究し、伝統的なものづくりの技術に敬意を払いながら、最新のエンジニアリングを駆使して生み出される空間は、誰も思いつかなかった斬新なアイデアで溢(あふ)れています。

新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックを経て、私たちが都市や自然環境との関係性を見直すなかで、ヘザウィック・スタジオのデザインは、来たる時代に適(かな)う、これまで以上に豊かな示唆を与えてくれることでしょう。

本展は、ヘザウィック・スタジオの主要プロジェクト28件を紹介する、日本国内では初となる大規模展です。
試行錯誤を重ね、新しいアイデアを実現する彼らの仕事を「ひとつになる」、「みんなとつながる」、「彫刻的空間を体感する」、「都市空間で自然を感じる」、「記憶を未来へつなげる」、「遊ぶ、使う」の6つの視点で構成し、人間の心を動かす優しさ、美しさ、知的な興奮、そして共感をもたらす建築とは何かを探ります。

「へザウィック・スタジオ展:共感する建築」

ヘザウィック・スタジオ〈新ルートマスター(市バス)〉2012年 ロンドン
撮影:イワン・バーン

「へザウィック・スタジオ展:共感する建築」

ヘザウィック・スタジオ〈スパン〉2007年- Courtesy: Magis
撮影:スーザン・スマート

「へザウィック・スタジオ展:共感する建築」開催概要

会期:2023年3月17日(金)~6月4日(日) ※会期中無休
開館時間:10:00-22:00(最終入館 21:00)
会場:東京シティビュー
所在地:東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー52階(Google Map

平日料金
一般 2,000円(1,800円)
学生(高校・大学生)1,400円(1,300円)
子供(4歳~中学生)800円(700円)
シニア(65歳以上)1,700円(1,500円)

土・日曜・休日料金
一般 2,200円(2,000円)
学生(高校・大学生)1,500円(1,400円)
子供(4歳~中学生)900円(800円)
シニア(65歳以上)1,900円(1,700円)

※専用オンラインサイトでのチケット購入で( )料金が適用される
※セット券など各種割引については森美術館ウェブサイトを参照

専用オンラインサイト
https://visit.mam-tcv-macg-hills.com/

展覧会詳細
https://www.mori.art.museum


関連イベント

「MAMCナイト」
対象:MAMC(マムシ―)個人フェローおよびベネファクターメンバー[*]
日時:2023年3月31日(金)19:00-22:00
登壇:藤本壮介(建築家、藤本壮介建築設計事務所代表)、片岡真実(森美術館館長、本展企画者)
定員:80名(要予約、先着順に受付、定員に達し次第、締切)
参加費:無料(MAMC個人メンバー、同伴者共)
スケジュール(予定)
19:00「ヘザウィック・スタジオ展」解説(片岡真実)
19:20 スペシャル対談(藤本壮介×片岡真実)
20:30 移動時間
20:40「ヘザウィック・スタジオ展」自由内覧

*.MAMC(マムシ―):個人・法人を対象とした森美術館のメンバーシップ・プログラム

詳細
https://www.mori.art.museum/jp/news/2023/03/6422/index.html


読者プレゼント

本展の観覧チケットを5組10名さまにプレゼント!
希望する場合は、下の応募バナーをクリックして、簡単なアンケートにお答えください。

読者プレゼント バナー

受付期間:2023年3月15日(水)〜3月26日(日)※終了
※応募者多数の場合は抽選
※結果発表:チケットの発送をもって了(個々の問合せには対応しません)
※発送完了後、都道府県を除く住所情報は削除し、データとして保有しません
※図録の内容に関する問合せは主催者まで

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