「世界をもっと楽しく、自由に」をビジョンに、スマートフォン1つで「あたらしい暮らしをつくる」ことを可能にしたライフスタイルサービスを提供するNOT A HOTEL株式会社(代表取締役CEO:濵渦伸次)が、同社として初となるデザインコンペティションの要項を4月11日に発表しました。
最優秀賞に選ばれた作品に対し、賞金1,000万が贈呈されるほか、設計料も別途支払われ、同社が展開するNOT A HOTEL(ノットアホテル、自宅 / 別荘兼ホテル)として実現、販売まで行うのが最大の特徴です(優秀賞以下については後述)。
本コンペの計画地は、今月1日より営業を開始した〈NOT A HOTEL KITAKARUIZAWA BASE〉ほかが建つ群馬県下の北軽井沢エリア。
作品審査は、東京・広尾、沖縄・石垣島、栃木・那須などにオープンないし現在建設中のNOT A HOTELの設計・空間デザインを担当している、インテリアデザイナーの片山正通、建築家の藤本壮介、谷尻 誠、吉田 愛の4氏が担当します。
募集の対象は、U-40の建築家・クリエイター。若い世代に夢のあるビッグプロジェクトに参画する機会を提供したいという主催者の意向が反映されています。かつこれに加えて、NOT A HOTELの可能性を拡げることも目的としたデザインコンペとして、応募に際して建築士の資格を不要とし、海外を含めて門戸を大きく開いているのが特筆点です(開催趣旨詳細は後述)。
エントリーは「NOT A HOTEL DESIGN COMPETITION 2024」特設サイトにて本日から8月31日まで受け付け、書類審査と公開プレゼンテーションを経て最優秀賞以下の各賞を選出。審査結果は2025年1月に特設サイトにて発表されます。
主催者メッセージ「なぜ、NOT A HOTEL がコンペティションを開催するのか」
U-40の建築家・クリエイターに創作の機会を
世界には年齢や経験を問わず、素晴らしい建築家・クリエイターが数多く存在します。しかし、素晴らしいアイデアを持ちつつも、実際に作品を世に出す機会は限られているのが実情です。
本コンペティションは、40歳未満の建築家・クリエイターを対象とし、彼らの新しいアイデアをNOT A HOTELの次のプロジェクトとして実現・販売させることを目指しています。
本コンペティションを通じて、若手建築家・クリエイターの才能が輝き、新たな建築を生み出せることを楽しみにしております。多様なクリエイターによる建築の実現へ
一般的に、建築を手がけるためには、建築士の資格が求められたり、資格受験するためにも建築に関する学歴等が求められ、その結果、多くのクリエイターが建築という領域に参画できない実情があります。
NOT A HOTELは、社内にインハウスの建築士を抱える組織体制をベースとして、これまでインテリアデザイナーのWonderwall®︎(ワンダーウォール)を率いる片山正通氏や、White Mountaineeringを率いるファッションデザイナーの相澤陽介氏など、多様な分野のクリエイターと協働し、建築の新たな可能性を広げてきました。
本コンペティションにおいても、建築士の資格の有無を問わず、素晴らしいアイデアを持つ、世界中のクリエイターの方々にご参加いただき、建築業界の発展に寄与したいと考えております。濵渦伸次(「NOT A HOTEL DESIGN COMPETITION 2024」運営事務局長)
コンペティションの舞台は「NOT A HOTEL KITAKARUIZAWA」が建つ北軽井沢エリアです。
都心から95分、喧騒から離れた浅間山麓に広がる2万坪の森のなかには、すでに開業している NOT A HOTEL
KITAKARUIZAWA「BASE」、建設中の「IRORI」が建ち並びます。
当コンペでは、この北軽井沢にNOT A HOTEL(自宅/別荘兼ホテル)として使用可能な建築のアイデアを募集します。
応募資格
・年齢制限:あり、2024年4月11日時点で40歳未満の者
・人数制限:なし(個人またはグループで何作品案でも応募可)
・言語:日本語・英語
・所属:不問(誰でも応募可)
・資格:不問(建築士の資格不要)
計画地
群馬県吾妻郡嬬恋村(北軽井沢エリア)
※計画地のサイトマップ・現地写真など詳細はこちらにて公開
贈賞
最優秀賞(1作品):1,000万円(税込)+設計料別途
・最優秀賞は、NOT A HOTELとして実現・販売
・販売決定時に賞金とは別に設計料をお支払い
優秀賞(3作品):各50万円(税込)
佳作(6作品):各15万円(税込)
審査委員
片山正通(ワンダーウォール 代表、武蔵野美術大学空間演出デザイン学科 教授)
藤本壮介(藤本壮介建築設計事務所 主宰)
谷尻 誠(SUPPOSE DESIGN OFFICE 共同主宰)
吉田 愛(SUPPOSE DESIGN OFFICE 共同主宰)
運営事務局長
濵渦伸次(NOT A HOTEL株式会社 CEO)
審査方法
1次審査:書類審査(10組選出)
2次審査:公開審査会
※10組によるプレゼンテーション、審査委員との質疑応答を経て、各賞を決定
スケジュール
2024年4月11日(木)公募・エントリー受付開始
2024年8月31日(土)エントリー受付締切
2024年9月29日(日)作品提出締切
2024年10月上旬 1次審査会
2024年12月21日(土)2次審査会(公開審査会)、表彰式
2025年1月上旬 特設サイトにて結果発表
片山正通氏
「”NOT”から始まる創作のエネルギーを信じます。これまでの価値観が大きく音を立て壊れている現代において、次の時代を上位概念から見つめ直し物や事の在り方を問う時が来ました。かつて前衛的な芸術運動ダダイズムが”NO”というステートメントを掲げ、既成の秩序や常識を否定し破壊したように、このコンペティションが、空間/時間/環境/テクノロジー、そして人類の生き方に新たな価値をもたらすことを期待しています。」
藤本壮介氏
「NOT A HOTELの素晴らしさは、そのロケーションの魅力と人々の感性を、驚きを持って接続することだと思います。その場所に行くと感覚の解像度が圧倒的に高まり、過ごす時間の変化が日常とは異なって感じられる。そして何より、圧倒的に新しく、同時にタイムレスな、永い時間の中で価値をもつ本質的な建築が求められます。若い感性からこそ生まれてくる驚くような提案を期待しています。」
谷尻 誠氏
「若い頃は日々コンペに挑戦し、負けては反省を繰り返していました。それは筋トレのようなもので、常に自分たちにストレスをかけて、それによって設計能力が高まるということを信じてやっていました。そして、自分の息子が生まれ、息子に伝えている言葉の1つに挑戦しないこと自体が失敗だと伝えています。人生において挑戦し続けること、それは建築家にとってとても重要な能力だと考えています。ぜひみなさんの僕たちでは想像できない案に出会えることを楽しみにしています。」
吉田 愛氏
「”アイデアだけでは建築は建たない”という前提を覆す、資格や実績不問で開催されるコンペなので、建築の要件や条件に引っ張られることなく、多様な視点から生み出され形づくられるアイデアや発想に期待したいと思います。NOT A HOTELという新しいプラットフォームらしい体験や、身体や感情に作用するような空間性の提案など、実現できる建築よりも実現したいと思わせる建築!そんな作品たちに出会えることを楽しみにしています。」
「NOT A HOTELを2020年に創業して以来、素晴らしいクリエイターのみなさまとご一緒する機会に恵まれ、改めて建築の素晴らしさを感じています。
『NOT A HOTEL DESIGN COMPETITION』は、世界の若手クリエイターのみなさまからアイデアを募り、そして実際につくる、はじめてのデザインコンペティションです。みなさまのアイデアが次のNOT A HOTELとして世の中に届けられることを、今からとてもワクワクしています。」
特設サイトURL
https://notahotel.com/design-competition/2024
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日時:2024年4月20日(土)19:00-20:00
会場:オンライン(zoomを使用)
参加方法:Peatixページより要申し込み
詳細・申し込み受付
https://nahdc24.peatix.com/event/3859190/
#NOT A HOTEL YouTube「2分で分かる NOT A HOTEL」(2024/03/25)
NOT A HOTEL 公式インスタグラム
https://www.instagram.com/notahotel_official/
NOT A HOTEL Website
https://notahotel.com/