サンゲツ(愛知県名古屋市)から、漁網やカーペット廃材などをリサイクルした100%リサイクル⽷を採⽤した、環境配慮型の床材カーペットタイル〈NT double eco〉が2021年11⽉4⽇に発売されます。
同製品は、表面のパイルには、漁網やカーペット廃材などをリサイクルした100%リサイクル⽷「エコニール®︎」を使用し、裏⾯のバッキング材には、使⽤済カーペットタイルの廃材を再利⽤した「リサイクルバッキング」を用いてつくられています。
「エコニール®︎」は、アクアフィル社が製造する、漁網や⼯業⽤カーペット、プラスチックなどを再⽣した⽷で、100%廃棄物から製造されています。
「リサイクルバッキング」の循環システムは、下の図のとおりです。
海洋プラスチック汚染の軽減にも貢献する、これらの製造方法により、同社の後染め従来品との比較で、CO₂排出量を最⼤約61%削減できるとのこと。再⽣材⽐率は最⼤で約49%を実現しています。
さらに、環境性能についての第三者認証である環境ラベル「エコリーフ」も取得。「エコリーフ」は、⼀般社団法⼈サステナブル経営推進機構が運⽤、管理する、⽇本⽣まれの環境ラベルで、LCA(ライフサイクルアセスメント)⼿法を⽤いて、製品のライフサイクル全体を考えた環境負荷情報を、企業が⾃ら定量的に開⽰することが求められている認証システムです。国際標準規格に準拠しており、ISO が定めるタイプIII 環境ラベル(ISO14025)に従っています。
環境配慮商品でありながら、価格は、従来品と同等の7,400〜7,600円/m²に抑え、市場への浸透を図ります。
サンゲツプレスリリース(2021年10月27日)
https://www.sangetsu.co.jp/information/detail/20211014130657.html