フィンランド大使館商務部(Business Finland)主催で、サウナ先進国である同国の首都・フィンランドで話題のサウナ複合施設などを実例に、近年の日本において人気が高まっている「サウナ」について総合的に学ぶツアーが、現地ツアーおよびオンライン配信の講座の2種にて開催されます。
ツアーの参加対象はどちらも法人で、温浴施設や飲食宿泊、不動産、建築・設計事務所などの従事者となります。
現地・オンラインの両ツアーともに、サウナのデザインや構造、背景にある文化や人々のライフスタイルを含めて総合的に理解し、参加者同士間で議論も深めつつ、サウナづくりの本質を学ぶための場を創出します。
現地では、本場のサウナ関連施設を実際に見学できるほか、ロウリュも体験できます。
ツアー概要
1.オンラインツアー「Tehdään Sauna! Online Tour」
2.現地参加ツアー「Tehdään Sauna! Tour In Finland」
日程A:2023年3月18日〜4月15日の毎週土曜 ※受付終了
日程B:2023年5月17日〜6月14日の毎週土曜
日程C:2023年11月~12月 ※詳細後日発表
※いずれか1つの日程を選択
定員:各30名
費用:37,000円(税抜)
会場:オンラインにて日程期間の土曜にライブ配信(オプションとして、視聴できない場合には後日のアーカイブ配信あり)
参加条件:法人限定(個人事業主を含む)
申込方法:下記・特設サイトにて受付(各日程で定員に達し次第、締め切り)
https://saunatour.jp/
日程B スケジュール(日程Cも日時を除き内容は準じる)
Online Tour Day 1:2023年5月17日(水)16:00-19:00
Online Tour Day 2:2023年5月24日(水)16:00-19:00
Online Tour Day 3:2023年5月31日(水)16:00-19:00
Online Tour Day 4:2023年6月7日(水)16:00-19:00
Online Tour Day 5:2023年6月14日(水)16:00-19:00
※参加者同士のミートアップ企画を後日に別途開催予定
Online Tour Day 1: サウナ室の建築プロセス
フィンランド市内港湾部に2016年にオープンした公共のサウナ複合施設〈ロウリュ ヘルシンキ(Löyly Helsinki)〉を設計した、アーキテクト集団・アバント アーキテクツ(Avanto Architects)の建築家・デザイナーが登壇する講座。サウナの建築とデザインなど、サウナづくりのベースを学ぶ。
・サウナの建築プロセス:サウナの設計とデザイン
・サウナ室のエアーバランス:使用する木材の種類
・サウナ室の設備環境:照明、音響
・サウナ室の安全管理:防火基準、断熱方法
同施設は、バルト海につながるフィンランド湾に面して建てられ、その斬新なデザインは、フィンランド国内外で多数の建築・デザイン賞を受賞しているほか、2018年には米国・タイム誌の「世界の100大名所」に選出されている。
Avanto Architects Website
https://avan.to/
Löyly Helsinki Website
https://www.loylyhelsinki.fi/
Online Tour Day 2: サウナストーブとサウナストーン
サウナヒーターで世界のトップシェアを誇る、HARVIA(ハルビア)社のプロダクトを学ぶ講座。
同社は1950年代の創業、70年以上におよぶサウナヒーターのものづくりで培われた知見と実績を有し、本講座では、サウナ室内で心地よいロウリュウを生み出すためのデザイン思想とその仕組みについて学ぶことができる。
・サウナストーブの選び方:電気、薪、煙突
・サウナストーブ設置方法:位置、出力、使用方法、メンテナンス
・サウナストーン:種類、並べ方、入れ替えの頻度
HARVIA(ハルビア)日本法人サイト
https://harvia.jp/
Online Tour Day 3: サウナとライフスタイルの関係性
在日フィンランド大使館商務部のスタッフがガイドを務め、特別ゲストと共に講座を受け持つ。
人口約550万人の国内にパブリック・プライベートをあわせて約330万ものサウナ施設を有するフィンランド。人々は日常的にサウナを利用し、サウナで出会った初対面の相手ともごく自然にコミュニケーションをとる。また、同国のフィンランド式サウナの伝統は、2020年12月にユネスコの世界無形文化遺産にも登録された。一方で、日本にはいわゆる「裸のつきあい」の伝統があるものの、フィンランドの人々が育んできたサウナの楽しみ方や、各種施設のしつらえなども同一ではない。
本講座では、フィンランドのライフスタイルについて紹介する。
・人々がサウナに求めるもの:コミュニケーション、自然との触れ合い
・ライフスタイルについて:フィンランドの人々のライフスタイル
・サウナ施設の運営手法:空間作り、オペレーション
・サウナ施設の法規制:公衆浴場法、消防法、保健所など
Online Tour Day 4: JKMM Architectsのデザイン思想
次世代のフィンランドデザインを創造するJKMM Architectsは、〈キルッコヌンミ図書館〉や〈アモス・レックス(Amos Rex)〉などの建築、インテリア、アーバンデザイン、家具デザイン、グラフィックデザインだけでなく、2019年に米国・ネバダ州の砂漠で発表されたサウナパビリオンで、国際的なアートプロジェクトでもあった〈Steam of Life Sauna〉など、幅広い領域で活動している建築・デザイン事務所。
サウナをデザインする場合、サウナの室内だけでなく、インテリアを含めた全てがサウナの体験となると彼らは考えています。この講座では、JKMM Architectsの関係者(決まり次第、後日発表)が講師を務め、同事務所のデザイン思想を伝えます。
・空間デザイン:家具、照明、レストラン、バー
・体験デザイン:テキスタイル、アメニティ、ノベルティ
・サウナとデザイン:アーバンデザイン、グラフィックデザイン
JKMM Architects Website
https://jkmm.fi/
Online Tour Day 5: サウナの入り方とサウナセラピー
フィンランドのウェルビーイングとサウナ文化に特化したブランド・テルヘン(Terhen)に関する講座。同ブランドは、サウナとウェルネス業界に関する深い知識、商業的なノウハウ、ブランドデザインを独自に融合させたサービスを、サウナ複合施設やイベントの場で展開している。
本講座では、サウナ文化のユニークな健康効果に焦点をあて、古代の伝統的なトリートメントを再興させるものとして、サウナセラピーの思想とアプローチについて解説する。
・サウナの文化:伝統, 歴史, 季節, テキスタイル
・サウナの入り方:トリートメント、スクラブ、ハニー、ウィスキング
・サウナの効果:美容、健康、ウェルビーイング
・サウナセラピーについて:実例と考え方
A日程:2023年8月8日(火)〜8月12日(土)
B日程:2023年10月2日(月)〜10月6日(金)
※AまたはB、どちらかの1つの日程を選択
定員:各20名
費用:20万円台を主催者が予定
8月ツアー詳細:https://closed-albatross-081.notion.site/Tehd-n-Sauna-Tour-2023-a97d254fcb444f4192cb8851bc419500
集合:現地・フィンランド・ヘルシンキ市内
※ヘルシンキまでの渡航・往復は参加者負担(ツアー料金に含まず)
参加条件:法人限定(個人事業主を含む)
申込方法:下記サイトにて受付(各日程で定員に達し次第、締め切り)
https://saunatour.jp/
問合せ先:Tehdään Sauna! Tour 運営事務局(メール info@saunatour.jp)
※ツアー詳細は特設サイトを参照