小田急電鉄が東京都内で開発を進めている「下北線路街」の開発エリア13に、新たに都市型ホテル〈MUSTARD™ HOTEL SHIMOKITAZAWA〉(読み:マスタードホテル下北沢)が2021年9月16日に開業します。
ホテルのコンセプトは“街の隠し味”。ホテルに滞在する時間を通じて、シモキタエリアに息づく音楽や演劇、古着をはじめとした、魅力的な文化にふれるきっかけをつくり、街の魅力の引き立て役となることを目指しています。
〈MUSTARD™ HOTEL SHIMOKITAZAWA〉ならではの特徴の1つが、下北沢の名店、スタジオ併設式レコードショップ[Jazzy Sport]が監修したレコードを300枚取り揃えていること。店主が厳選した、ソウル、ジャズ、ヒップホップ、シティポップなど多種多様なレコードを用意しています。
ホテルの全ての客室にレコードプレイヤーが備え付けられており、好みのレコードを無料でレンタルして、部屋で聴くことができます。とりわけ、角部屋で、29.82m²のバルコニーを備えたマスタードデラックス(1室)では、より良質な音響空間を実現しているとのこと。
ホテルの設計は、建築家の大堀 伸氏が代表を務めるジェネラルデザイン一級建築士事務所が担当。外構を含むランドスケープデザインは、齊藤太一氏が率いるDAISHIZEN(SOLSO)が担当しています。今年6月に「下北線路街」開発エリア11にオープンした、店主の顔が見える”個店街”〈reload〉(読み:リロード)に続いてのコラボレーションとなります。
〈MUSTARD™ HOTEL SHIMOKITAZAWA〉は、“個店街”でのデザインコンセプトを踏襲し、敷地周辺の建物のスケール感にならった、複数のボリュームが組み合わさって、1つのホテルとして構成されています。
客室は全60室、そのうち40室のスーペリアダブルを中心に、約20m²のバルコニー・テラスがある部屋から、15m²のコンパクトな部屋まで4タイプを用意。いずれの部屋も、白や木を基調としたシンプルで落ち着いたデザインとなっています。
〈MUSTARD™ HOTEL SHIMOKITAZAWA〉は、単に「宿泊する場」のみならず、「街に暮らす場」としても使えるよう、ホテルの客室を30分単位で販売します。テレワークやミーティングなどの仕事場としても使えるほか、家族や友人と過ごすプライベートな空間としてなど、利用する人それぞれのスタイルで活用することができます。
販売時間と料金は、朝の8:00から夜の22:00まで。最大14時間を30分・500円から。
出張や多拠点居住、旅行など、ホテルを長期で利用するニーズにこたえ、スーペリアダブルに30泊できる長期滞在・マンスリープランも用意。同じ「下北線路街」の“個店街”〈reload〉には、衣食住の店舗が入居しており、店頭でホテルのカードキーを提示すると、割引などの特典を受けられます。近隣の銭湯で使える銭湯回数券の提供もあり。
ホテルに滞在しながら、身体を休め、食事を楽しみ、髪を切り、ショッピングも楽しめるというサービスです。(en)
読み:マスタードホテル下北沢
所在地:東京都世田谷区北沢3丁目9-19(Google Map)
規模:地上2階建て
構造:鉄骨造
延床面積:1,767.40m²
チェックイン / アウト:14:00 / 10:00
付帯施設:客室60、飲食(カフェ、バー)
カフェ「SIDEWALK COFFEE ROASTERS」(2021年4月開業)営業時間:7:00-19:00(9月16日までは9:00-19:00)
ホテル開業日(1Fカフェを除く):2021年9月16日(木)
建築主:小田急電鉄
設計監理:GENERAL DESIGN / ジェネラルデザイン一級建築士事務所
ランドスケープデザイン:DAISHIZEN(SOLSO)
施工:東急建設
運営:GREENING
REENINGプレスリリース(2021/08/27)
https://www.atpress.ne.jp/news/273065
マスタードホテル公式ウェブサイト
https://mustardhotel.com/shimokitazawa/