2021年11月25日初掲、12月10日画像とシステム情報を追記、12月21日画像追加
建築家の長坂 常氏が率いる設計事務所、スキーマ建築計画がデザインを手がけた、ブルーボトルコーヒーのポップアップショップが、東京・渋谷の[渋谷スクランブルスクエア]の3Fにオープンします。
同ビルのイベントスペース・SCRAMBLE THE FACEにオープンするこのポップアップカフェ〈BLUE BOTTLE COFFEE Pop Up Cafe – Shibuya -〉は、世界中に店舗を展開するブルーボトルコーヒーとして初の「ロッカー式のカフェ」です。
忙しく人々が行き交う渋谷のまちなかでも、オーダーからドリンクの受け取りをスムーズに、かつ美味しいコーヒーをシームレスに受け取れるカフェをつくりたいという思いから誕生しました。
ポップアップカフェ〈BLUE BOTTLE COFFEE Pop Up Cafe – Shibuya -〉で提供されるのは、10種のドリンク(ホット・アイス)と、ペイストリー。ロッカーの背後にバリスタが常駐していますが、注文はタッチパネルで行われます。
ロッカー式カフェの側面に、タッチ式のスクリーンからメニューをオーダーできる専用の端末を設置。画面に表示されるパネル上では、注文されたドリンクにあわせて、ペイストリーの提案も行われます。
注文後、店舗の内部にいるバリスタが淹れるスペシャルティコーヒーができあがり、内部から専用ロッカーの指定のセルの中にセットすると、セルが光り、外にいる注文者にドリンクの完成を伝えるというシステムです。
ブルーボトルコーヒージャパンのプレスリリースによれば、ブルーボトルコーヒーのブランド創始者ジェームス・フリーマンが、心地よさを残したままで、シームレスなカフェ体験を提供したいと考えた、蜂の巣のような温かみのあるイメージを、スキーマ建築計画が具現化。温もりのある木の素材や、蜂蜜をイメージしたアクリル素材を用いて、ロッカーというワードから連想されるイメージをあざやかに裏切るデザインが完成したとのこと。
来店者とバリスタをつなぐオリジナルのシステムの構築とデザインは、「あらゆる業界を無人化する」をビジョンに事業を展開する New Innovations(ニューイノベーションズ)が担当。同社で開発したAIカフェロボット「root C」の技術を活用し、「非対面カフェ」を実現するオーダーと受取ロッカーシステムを開発しました。
なお、AIカフェロボット「root C」は2021年度グッドデザイン賞を受賞しています(詳細)。
また、2階のSpace2にも、物販中心の〈ブルーボトルコーヒー ポップアップストア 渋谷スクランブルスクエア〉が同日に期間限定でオープンしています。
こちらの店舗は博展が店舗デザインを担当しました。
2階のポップアップ店舗では、クリスマス・シーズンにあわせ、今月9日より商品の一部が発売されている、シカゴに拠点を置くデザイナーでアーティストのコーディ・ハドソン氏とのコラボレーションで誕生した「ブルーボトルコーヒー ホリデーギフトコレクション 2021」を含む、60種類以上の商品を展開。オリジナルデザインのジオメトリック柄のホリデーマグやミニカップ、オーナメントコレクション、ウィンターブレンドのコーヒー豆やドリッパーなどを取り扱います。(en)
ポップアップ店舗概要
〈BLUE BOTTLE COFFEE Pop Up Cafe – Shibuya -〉
設置場所:3F POP UP スペース
〈ブルーボトルコーヒー ポップアップストア 渋谷スクランブルスクエア〉
設置場所:2F Space2
営業時間:10:00-21:00(2店舗共通 / 但し、渋谷スクランブルスクエアの営業時間に準じる)
設置期間:2021年12月1日(水)〜2022年2月15日(火)
渋谷スクランブルスクエア公式Webサイト
所在地:東京都渋谷区渋谷2丁目24-12(Google Map)
ブルーボトルコーヒー公式Webサイト
https://store.bluebottlecoffee.jp/