2021年6月10日初掲 / 6月14日会場写真を追加 / 7月21日会期延長
「デザインの力でDIYの可能性を広げる」家具ブランド、石巻工房(宮城県石巻市)が設立10周年を記念し、10年間の軌跡を振り返る展覧会「“十” 石巻工房の十年展」が、東京・西麻布にオープンしたカリモク家具(本社:愛知県知多郡)の東京における新拠点〈Karimoku Commons Tokyo〉にて開催されます。
石巻工房の発足は2011年6月。同年の3月の東日本大震災を背景に、市民が使える公共工房として石巻市内中心部にオープン。震災後の復旧・復興のため、また地域のクリエイティブの中心となるような家具づくりを続けてきました。現在では、市内沿岸部にある元海藻加工工場をリノベーションして拠点としています。
共同代表は、工房長の千葉隆博氏と、建築家の芦沢啓治氏が務めています。
石巻工房の設立メンバーである芦沢氏をはじめ、活動趣旨に賛同した、トラフ建築設計事務所の鈴野浩一と禿 秀哉、ドリルデザインの林 裕輔と安西葉子、藤森泰司(藤森泰司アトリエ代表)、寺田尚樹の諸氏や、海外のデザイナーも多数参画。工房とのコラボレーションを重ね、さまざまなプロダクトをつくり出し、販売も行ってきました。
2020年10月には、活動拠点の近くに〈Ishinomaki Home Base(石巻ホームベース)〉をオープン(設計:芦沢啓治建築設計事務所)。ショールーム・カフェ・宿泊スペース・ワークショップ・レンタルスペースなどを兼ねた複合施設として、地域内外の人に利用されています。
https://ishinomaki-hb.com
工房が掲げる“ Made in Local プロジェクト” は現在、イギリス、アメリカ、フィリピン、中国など、世界各国の10を超える地域にまで広がりをみせ、それぞれの地域で石巻工房の商品がつくられるという展開も。
日本では、2019年にカリモク家具と共に新しいコレクション「石巻工房 by Karimoku」がスタート。愛知県に本社を構える同社が、東京における新たな拠点として今年2月に東京・西麻布にオープンした〈Karimoku Commons Tokyo〉の2Fに「石巻工房 by Karimoku」のプロダクトが常設され、東京でも体験できるようになりました。
本展では、この〈Karimoku Commons Tokyo〉の1階ギャラリースペースを会場として、石巻工房の10年間の軌跡を振り返ります。これまでに誕生したプロダクトの展示と共に、石巻工房の家具でリビングスペースをしつらえ、石巻工房のクリエーションを空間として表現します。
展覧会の入場料は無料ですが、会場となる〈Karimoku Commons Tokyo(カリモク コモンズ トウキョウ)〉は現在、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)拡大予防のための緊急事態宣言の延長に伴い、完全予約制(Peatixのアカウント登録および予約要)を導入中です。
会期中の6月14日と17日には、〈Karimoku Commons Tokyo〉のリノベーションを担当し、石巻工房の共同代表を務める芦沢啓治氏が在廊する予定とのこと。(en)
会場:Karimoku Commons Tokyo
所在地:東京都港区西麻布2丁目22-5(Google Map)
https://commons.karimoku.com/
会期:2021年6月14日(月)〜8月6日(金) 20日(金)
営業時間:12:00-18:00(月〜金曜)
定休日:土・日曜
入場料:無料(但し、上記〈Karimoku Commons Tokyo〉Webサイトの専用フォームにて要申し込み)
主催:石巻工房
共催:カリモク家具
石巻工房公式Webサイト・SNS
https://ishinomaki-lab.org/
instagram: @ishinomakilab
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