コクヨが2021年11月に発表した新たな木製家具ブランド「yuimori(ユイモリ)」の第一弾を2023年1月下旬より発売する(予定)。デザイン・設計は建築家の芦沢啓治氏、家具の製造を天童木工が担当。コクヨが高知県で取り組んでいる森林保全活動の延長線上にあるサステナブルブランド。
コクヨが2021年に立ち上げたサステナブルな木製家具ブランド「yuimori(ユイモリ)」のファーストプロダクトの発売予定日を2023年1月下旬と発表。第一弾としてラウンジチェアー・テーブルシリーズがデビューします。
プロダクトのデザインは、建築家の芦沢啓治氏が担当。木の素材感豊かな芦沢氏のデザインを具現化したファーストプロダクトの製造を、天童木工(山形県天童市)が手がけています。
コクヨでは、2006年から高知県の大正町森林組合(現在の四万十町森林組合)とともに、「結(ゆい)の森プロジェクト」と名づけた森林保全活動を行っています。このプロジェクトにより育まれた木材をはじめ、国産木材の活用を通じて、人と自然がより良く共生する社会へ貢献することを目指した木製家具ブランドが「yuimori」です。
2021年11月4日にブランド立ち上げが発表され、昨年11月から12月にかけて、東京と大阪で同社が開催した「2022 KOKUYO FAIR」にて、「yuimori(ユイモリ)」のプロトタイプが展示されています(会場の様子はこちら)。デザインを手掛ける芦沢氏らパートナーとともに開発を進めてきたとのこと。
「yuimori」シリーズの第一弾として発表されたラウンジチェアー・テーブルシリーズは、国産木材を活用した美しく存在感のあるデザインと、オフィスで長く使える品質の高さ、さらには廃棄する際に適切な処理ができることを想定した設計となっています。
素材は主に国産のヒノキ材を採用。ヒノキは柔らい樹種で従来から家具での使用が難しいとところ、天童木工をはじめとするパートナーともに課題を解決し、求められた品質とデザインの両立を実現しています。
快適な座り心地のための背座角度を追求した製品の設計では、コクヨのオフィス家具開発での知見も取り入れられ、デザイナーの芦沢氏、天童木工、コクヨの3者によるコラボレーションで実現した家具コレクションです。
本体は金属の使用を最小限にとどめ、家具としての使用が終わった後はパーツを粉砕し、MDF(中質繊維板)などに再利用することが可能となっています。
シートクッションも取り外しが可能。ペットボトルや海洋プラスチックごみなどからのリサイクル素材を取り入れたファブリックを採用しています。また、クッションの中材にもリサイクル材を取り入れているとのこと。
「yuimori」のラウンジチェアー・テーブルシリーズは、使う人がいきいきと過ごす空間にふさわしいプロダクトを目指してデザインされました。
十字に交わった脚が目を引く存在感のある美しいデザインと、ゆったりとした座り心地を兼ね備えたラウンジチェアー、そのチェアーと相性がいいデザインのテーブルをラインナップ。本体のカラーは、ライトナチュラル、ライトグレー、ペールブラックの3色を展開します。
デザイン・設計:芦沢啓治(芦沢啓治建築設計事務所)
製造:天童木工
販売:コクヨ
メーカー希望小売価格:ラウンジチェアー 334,000円(消費税抜)
発売予定:2023年1月下旬
※本記載の情報(製品仕様、価格、発売日など)は発表日の2022年11月4日時点のもの(今後、予告なく変更となる場合あり)
※11月7日より東京、続いて大阪にて開催される「2023 KOKUYO FAIR」にてプロダクトの先行展示あり
「yuimori」ティザーサイト
https://www.kokuyo-furniture.co.jp/special/yuimori/