2023年11月24日初掲、12月24日クリスマスマーケット情報を追記
東京・港区の麻布台1丁目・虎ノ門5丁目・六本木3丁目にまたがる広域に、新街区「麻布台ヒルズ」が誕生、11月24日に一般開業を迎えました。
「麻布台ヒルズ」は、森ビルが中心となって進めてきた大規模市街地再開発事業であり、オフィス、住宅(レジデンス)、ホテル、マーケットなどの商業施設、ギャラリーなどの文化施設、さらにはインターナショナルスクールや予防医療センターなども内包した、多種多様な都市機能を、約8.1ヘクタールの敷地面積に複合・集結させたコンパクトシティです。
『TECTURE MAG』では、2021年2月にプロジェクト概要を掲載、以降も注目施設の開業ニュース、新街区の顔となるビルディングの竣工ニュースなどを要所で伝えてきました。
今年8月に行われた記者説明会に続いて、11月20日に行われたメディア内覧会も取材。写真を中心に、注目の新街区「麻布台ヒルズ」についてレポートします(特記なき画像は森ビル提供)。
全体概要・各施設の特徴(8月10日掲載)
11/24開業「麻布台ヒルズ」の全貌がわかる! 多様な機能を複合したコンパクトシティが内包するウェルネス、ホテル、レジデンス、オフィス、インターナショナルスクール、商業エリアの最新情報
トーマス・ヘザウィック率いるヘザウィック・スタジオ(Heatherwick Studio)がデザインした低層棟の詳細は別稿にて。「麻布台ヒルズ」の開業にあわせて、主要施設の1つである麻布台ヒルズギャラリーにて開幕した開館記念「オラファー・エリアソン展:相互に繋がりあう瞬間が協和する周期」のレポートは下のリンクより(12月10日追記)。2024年2月にオープン予定の「森ビル デジタルアートミュージアム:エプソン チームラボボーダレス」についても後日にレポートを掲載します。
ランドスケープと組み合わせることでつながりを生み出した、ヘザウィック・スタジオが手がけた〈麻布台ヒルズ〉低層部
・中央広場 / 果樹園・菜園・ブリックアートが展開 ▶︎読む
・中央広場 / キオスクはヘザウィックと重松象平氏がデザイン ▶︎読む
・タワープラザ / 1Fから4Fまで吹き抜けの大空間 ▶︎読む
・タワープラザ4F / 京都の大垣書店が東京初出店 ▶︎読む
・タワープラザ4F / 京都発のスペシャルティコーヒーブランド[% ARABICA]東京初出店 ▶︎読む
・タワープラザ3F /[ザ・コンランショップ東京店]がレストランを併設してオープン ▶︎読む
・有楽町から[6th by Oriental Hotel]が移転、4店舗を展開 ▶︎読む
・オラファー・エリアソンのパブリックアート ▶︎読む
・ガーデンプラザA / 麻布台ヒルズギャラリー「オラファー・エリアソン展」開幕 ▶︎読む
・オラファー展とあわせて利用したいカフェ「THE KITCHEN」 ▶︎読む
・Pizza 4P’s など『TECTURE MAG』にて既存店を紹介した、日本・東京初進出の飲食店もオープン ▶︎読む
・ガーデンプラザB 2F / ウェルネスヘアサロン[kakimoto arms AZABUDAI HILLS] ▶︎読む
・森JPタワー33F / メンバーシップフロア「Hills House(ヒルズハウス)」 ▶︎読む
・森JPタワー33F / メンバー以外も利用できる、三國清三氏プロデュースの「Hills House dining33」 ▶︎読む
・森JPタワー5-6F / 慶應義塾大学予防医療センター ▶︎読む
・ブリティッシュ・スクール・イン 東京(プライマリースクール)が移転、開校 ▶︎読む
・開業が待たれる「マーケット」 ▶︎読む
・チームラボボーダレス、高級ブティック、ジャヌ東京などが2024年2月以降に開業予定 ▶︎読む
・「麻布台ヒルズ」開発の背景と経緯、全体概要 ▶︎読む
クローバーの三つ葉のようなかたちをした「麻布台ヒルズ」の中心部に位置する「中央広場」は、約6,000m²の広さを誇ります。四季で表情を変える約320種の植物を植え、高低差のある地形を生かして、ヘザウィック・スタジオがデザインした低層部の屋上を含めた敷地全体を緑化することで、広場全体で24,000m²もの緑地を整備しています。さらには果樹園と菜園、パブリックアートも設置され、施設全体のテーマである“グリーン&ウェルネス”を、東京という都市の中心部にいながらにして体験できるエリアとなっています。
中央広場に点在する3つの屋台(麻布台ヒルズキオスク)のデザインは、ヘザウィック・スタジオと、「虎ノ門ヒルズ」にて10月に開業した〈虎ノ門ヒルズ ステーションタワー〉のデザインを手がけた建築家の重松象平氏(OMA パートナー)が担当しており、個性的な形状をしています。こちらもお見逃しなく。
森JPタワーと「中央広場」に隣接するタワープラザは、地下1階から4階まで各種商業店舗を中心に構成されています。
1942年(昭和17)に京都で創業した地域密着型書店・大垣書店が東京初進出。約300坪の売り場面積に書籍・雑誌・雑貨も販売する書店のほか、カフェ、ギャラリースペースを併設しています。
新店舗では、グローバルな客層となることを想定し、これまでの日本語主体のブランドロゴからアルファベットのみのネーミングロゴに変更したとのこと(GK京都 2023年11月24日プレスリリース)。
店舗設計:野村直之 / 業態開発研究所
デザインサポート:GK京都(ジイケイ京都)
店内のギャラリースペースでは、大垣書店が運営する京都・堀川新文化ビルヂングにて10月30日まで開催された、須藤玲子氏率いるNUNOとコンテンポラリーデザインスタジオ・we+(ウィープラス)による企画展「KYOTO ITO ITO Exploring Tango Threads —理想の糸を求めて」の一部が巡回、2024年1月14日まで開催されます。京都会場と同様に、we+が展示デザインを担当しました。
2014年に京都にオープンしたスペシャルティコーヒーブランド、% ARABICA(アラビカ)が東京に初出店。タワープラザ4Fのほか、ガーデンプラザA・神谷町駅に直結したB1Fにも店舗を構えます(後述)。
店舗面積約1,300m²の規模で[ザ・コンランショップ東京店]がオープン。
国や時代を超えて、定番だけれども上質、日常だけれども特別という理念をもって吟味された、家具やインテリア小物を展開。テーブルウェアやキッチンツール、アパレル、テキスタイル、ベッド&バスルーム、植物、音楽や本など、暮らす時間を豊かにするアイテムを販売します。
[ザ・コンランショップ東京店]の一角、外苑東通りを見下ろす位置に、日本のザ・コンランショップにおける初のレストラン・ORby(オルビー)がオープン。創業者であるテレンス・コンラン(Sir Terence Orby Conran|1931-2020)のミドルネームから名付けられました。
有楽町駅前で、6th by oriental hotel(シックスバイオリエンタル)として11年間、営業してきた人気の複合レストランが、新有楽町ビルの建て替えに伴い、麻布台ヒルズに移転しました。オールデイダイニング、バー、鉄板焼き、寿司の4つのコンセプトを抱える複合レストランの魅力がアップデートされています(運営:Plan・Do・See)。
タワープラザに隣接した森JPタワーのオフィスロビーでは、デンマーク・コペンハーゲンとドイツ・ベルリンに活動拠点を構え、世界的に活躍するアーティスト、オラファー・エリアソンのパブリックアートが4連で吊り下げられています。
全長20mの大型インスタレーション〈相互に繋がりあう瞬間が協和する周期〉は、オラファー・エリアソンが率いるスタジオ・オラファー・エリアソンによる最新の研究成果の1つでもあります。産業廃棄物などを燃焼させた際に発生する煙の中に含まれる、若干の亜鉛(あえん)を特別な方法で抽出した金属を素材として採用しています。インスタレーションを構成する最小単位は、この再生金属でつくられた11面の多角形のピースです。
このパブリック・アートは、「麻布台ヒルズ」の開業にあわせて制作されたオラファーの最新作となります。ここから「中央広場」あるいは地下の「麻布台ヒルズマーケット」(店舗開業は2024年1月下旬予定)を通り抜けた先(神谷町駅側)にある、ガーデンプラザA MBFに開設された「麻布台ヒルズギャラリー」では、この大型インスタレーションと同じ金属素材を用いて製作された新作〈呼吸のための空気〉が披露されており、11面体のピースを間近で見ることができます(表面仕上げはそれぞれ2作品で異なる)。
ヘザウィック・スタジオがデザインを手がけた低層部の1つ、ガーデンプラザAには、麻布台ヒルズギャラリーが11月24日にオープン。こけら落としの特別展として、オラファー・エリアソンの展覧会が開幕。世界初公開となる新作〈呼吸のための空気〉を含む、日本では初展示となる作品15点が展示されています。
※『TECTURE MAG』では、開幕前にメディア向けに行われたプレスカンファレンスを取材、会場レポートを別途掲載(2023年12月10日)。
麻布台ヒルズギャラリー開館記念「オラファー・エリアソン展:相互に繋がりあう瞬間が協和する周期」開催概要
会期:2023年11月24日(金)〜2024年3月31日(日)
会場:麻布台ヒルズギャラリー(東京都港区虎ノ門5-8-1 麻布台ヒルズ ガーデンプラザA MB階)
観覧料金(通常):大人 1,800円、高校・専門・大学生 1,200円、4歳~中学生 900円
※作品体験付チケットは別途料金設定あり
主催:麻布台ヒルズギャラリー
後援:アイスランド大使館、デンマーク王国大使館
制作協力:チヨダウーテ
企画:片岡真実(森美術館 館長)、德山拓一(森美術館 アソシエイト・キュレーター)
詳細
https://www.azabudai-hills.com/azabudaihillsgallery/sp/olafureliasson-ex/
麻布台ヒルズギャラリーの展示室総面積は約700m²で、森美術館の半分ほど。今後は原則として外部の事業者に貸し出し、さまざまな展覧会が開催される予定です。
東京メトロ神谷町駅(B5出口)に直結した「駅前広場」に面して、[麻布台ヒルズ ギャラリーカフェ]がオープンしました。
「オラファー・エリアソン展」の開催期間中は、ベルリンのスタジオ・オラファー・エリアソンのアトリエ内にある「SOEキッチン」とコラボレーションしたカフェ「THE KITCHEN」が期間限定でオープン(運営:ソルト・コンソーシアム)。同展のカタログや関連グッズも隣接する[麻布台ヒルズ ギャラリースペース]で取り扱っています。
参考リンク / スタジオ・オラファー・エリアソン「THE KITCHEN」とは?
https://mag.tecture.jp/culture/20200426-3139/
このほかにも、ガーデンプラザ(A・B・C・D)の商業フロアでは、一部店舗が11月24日より営業を開始しています(11月20日メディア内覧会では公開されなかった店舗を含む)。
2011年にベトナム・ホーチミンに1号店をオープン以来、アジアを中心に32店舗をグローバルに展開するPizza 4P’s(ピザフォーピース)が日本初上陸、桜田通りに路面店[Pizza 4P’s Tokyo]を構えました(店舗デザイン:STUDIO DIG.)。
営業中の「麻布台ヒルズ」カフェ・レストラン
https://www.azabudai-hills.com/restaurants_market/index.html
グリーン&ウェルネスをテーマとする「麻布台ヒルズ」には、理容サロンなどのサービスも充実しています。
森JPタワーの高層部33-34Fは、後述するレストラン[Dining33]を除いて「麻布台ヒルズ」のオフィスに入居した企業とそれに属するワーカーが利用できる専用フロアです。
約3,300m²(約1,000坪)の面積に、専用のカフェ・レストラン・バーや会議室などが用意され、まち全体をワークプレイスとして使うための拠点となります。
メンバーシップフロアである33F「Hills House」の一角には、ヒルズハウスの会員(メンバー)でなくとも誰でも利用できる、レストラン[dining33]があります。フレンチの料理人として名高い三國清三氏が店舗のプロデューサーを務めます。
Hills House Dinning33 Website
https://dining33-hillshouse.jp/
信濃町から慶應義塾大学予防医療センターが移転、先行して11月6日に開業しています。人間ドッグとメンバーシップの2フロアに分かれ、あわせて3,900m²に拡張されています。
さらに森ビルと慶應義塾大学医学部では、新たに「ヒルズ未来予防医療 ウェルネス共同研究講座」および公式サイトも開設。両者が連携し、予防医療の現場での研究結果をまちに実装することで、人々の健康寿命をこの「麻布台ヒルズ」から伸ばしていくことを目指すとのこと。
ブリティッシュ・スクール・イン 東京のプライマリースクール(幼児・初等教育科)が麻布台ヒルズに移転、開校しています。
『TECTURE MAG』は11月4日にメディア向けに実施された学校ツアーで校内を見学しました。
同校は1989年の創立。現在、都内に2つのキャンパスを有し、60以上の国籍からなる3歳から18歳までの1,100人を生徒にワールドクラスの教育を提供しています。
校舎の規模は、面積が約15,000m²、地上7階+地下1階(屋上庭園を含む)。校内には、各種教室、2つの図書室、アートスタジオ、科学・技術・工学・数学(STEM)学習のためのデジタルテクノロジースタジオ、体育館、屋内プール、そして校庭が2つあります。
建物の設計は、トーマス・ヘザウィックが率いるトーマス・ヘザウィック・スタジオが担当しました。
レンガを採用した外装デザインは、かつてその地に建っていた歴史的建造物、日本郵政グループ飯倉ビル(旧郵政省本庁舎)に対するヘザウィックのリスペクトで、土地の記憶を引き継いだものです。なお、学校のエントランスロビーにも、英国ヴィクトリア朝様式を模してデザインされたレンガが採用されています。
ブリティッシュ・スクール・イン 東京(The British School in Tokyo)ウェブサイト
https://www.bst.ac.jp/
11月20日のメディア内覧会開催時は、森JPタワーおよびタワープラザ、レジデンスAと、各ガーデンプラザを結ぶ「セントラルウォーク」の通り抜けと撮影が許可されました。ガーデンプラザC「マーケット」のグランドオープンは2024年1月に予定されています(一部店舗が営業中)。
「麻布台ヒルズ」は2024年2月から春にかけて、開店・開業ラッシュを迎えます。
中央広場に面した一角およびガーデンプラザのエリアに、エルメス、カルティエ、ディオールといったラグジュアリーブランドのストア・ブティックが軒を連ねて開業予定です。
ガーデンプラザB B1Fには、お台場から移転する「森ビル デジタルアートミュージアム:エプソン チームラボボーダレス」が2024年2月開業を予定(新作特別内覧会を『TECTURE MAG』では取材、後日レポートを掲載予定)。
〈チームラボボーダレス〉がお台場から麻布台に移転、アマン、ジャヌが開業する新街区の地下に2023年オープン予定【記者発表会レポート】
レジデンスAの低・中層階には、アマンの新ブランド・ジャヌ(JANU)として第1号店舗となる〈ジャヌ東京〉が2024年2月に開業。現在工事中のレジデンスBの最上階には、森ビルとAmanが提携した高級〈アマンレジデンス 東京〉と、森ビルがこれまでの住宅ノウハウを注ぎ込む〈麻布台ヒルズレジデンス〉が誕生する計画です。
アマンの姉妹ブランド〈ジャヌ東京〉が麻布台ヒルズに今秋開業、客室総数122室、約4,000m²の都内最大級のウェルネス施設、7つのレストラン&バーがオープン!
「麻布台ヒルズ」開発の背景と経緯
「麻布台ヒルズ」は、1980年代から35年をかけて開発が進められてきた大規模市街地再開発事業である。
開発前の計画地は、土地に高低差があるところが多く、小規模な木造住宅やビルが密集するなど高機密化が進み、防災の点で懸念があった。幹線道路に囲まれているエリアにありながら、入り込んだ土地の奥まで道路が整備されておらず、住民にとっては不便な一面もあった。
今回の開発では、敷地内に道路と歩行者ネットワークの整備を同時に推進した。誕生した新街区は、六本木ヒルズに匹敵するスケールで、8.1ヘクタールの中にさまざまな都市機能を集約。用途と用途をまたいでシームレスにつながり、豊かな都市生活が最新の施設と最高のクオリティーで提供される。
「麻布台ヒルズ」は、東京という都市において経済、文化を活性化する起爆剤となりうるインパクトを持つ新たなまちとなることを目指す。(メディア内覧会 森ビルによる全体概要説明より抜粋して要約)
用途:住宅、事務所、店舗、ホテル、インターナショナルスクール、文化私設、中央広場 ほか
開発区域面積:約8.1ha(ヘクタール)
敷地面積:約63,900m²
延床面積:約861,700m²
オフィス面積:214,500m²(就業者数[最大]:約2万人)
住戸数:約1,400戸(居住者数:3,500人)
店舗面積:23,000m²
実施設計:森ビル一級建築士事務所、日本設計、清水建設一級建築士事務所(地下構造)
施工:清水建設
プロジェクトに参画した建築家・デザイナー
コンセプトワーク:タイラー・ブリュレ(Winkreative、スイス)
タワー外観デザイン:シーザー・ペリ、フレッド・W・クラーク(Pelli Clarke & Partners、米国)
低層部デザイン:トーマス・ヘザウィック(Heatherwick Studio、英国)
商業空間デザイン:藤本壮介 / 藤本壮介建築設計事務所、小坂 竜 / 乃村工藝社A.N.D.
住宅(森JPタワー / レジデンスA・B)インテリアデザイン:グレン・プッシェルバーグ、ジョージ・ヤブ(Yabu Pushelberg、カナダ、米国)、マルコ・コスタンツィ(Marco Costanzi Architects、イタリア)、スー・K・チャン(SCDAアーキテクツ、シンガポール)
着工:2019年8月
一般開業:2023年11月24日(医療センターなど2施設が先行オープン中、麻布台ヒルズマーケット:約150店舗のうち94店舗が開業、ほか一部施設は以降に順次開業予定)
休館日:2024年1月1日(月・祝)
今後の開業・オープン予定
・2024年1月下旬 麻布台ヒルズマーケット
・2024年2月上旬 森ビル デジタルアートミュージアム:エプソン チームラボボーダレス
・2024年2月 ジャヌ東京
・2024年2月 ガーデンプラザ ラグジュアリーブランド(エルメスほか)店舗
麻布台ヒルズ ウェブサイト
https://www.azabudai-hills.com/
開業後の森ビルプレスリリース(抜粋)
「AZABUDAI HILLS CHRISTMAS MARKET 2023」12月9日(土)〜25日(月)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000138.000048109.html
https://www.mori.co.jp/company/press/release/2023/11/20231116140000004565.html