東京・神田錦町に、サウナラボを中心とした複合施設〈神田ポートビル〉が2021年4月26日(月)にオープンします。
※COVID-19(新型コロナウイルス感染症)拡大防止に伴う政府および東京都の発令などにより、発表当初のスケジュールや営業時間などが変更になる場合があります。最新の情報は施設の公式ウェブサイトなどを確認してください。
同ビルは、皇居にほど近く、周辺に高校や大学、出版社も点在する「学びの地」としての歴史などを意識し、「アカデミック」と「ウェルビーイング」を館内のテーマとして掲げています。都市生活者の新たな居場所として、コミュニティを育み、新たな文化を創造する拠点となることを目指して運営され、今後はさまざまなイベントも企画されています。
地下をあわせて7つのフロアには、地下1階にサウナ施設、1階には写真事務所のゆかい(YUKAI)のオフィスおよび「あかるい写真館」が入り、カフェ、ショップ、ギャラリーからなる「神田ポート」がオープン。2-3階には、糸井重里氏が率いる「ほぼ日」が運営する「ほぼ日の學校」の教室スタジオ、4-6階には神田で100年以上も印刷業を営んできた精興社が入居します。屋上は共有部のテラスです。
ビルのリノベーションは、須藤剛建築設計事務所とVACANSE(バカンス)が手がけ、ロゴデザインをアートディレクターの菊地敦己氏が担当しています。
所在地:東京都千代田区神田錦町3-9(Google Map)
用途:事務所・公衆浴場
構造・規模:RC造・地下1階+地上6階
延床面積:2,980.52m²
事業主:安田不動産
企画支援:藤本信行(バカンス / VACANSE)
デザイン監修:バカンス、須藤剛建築設計事務所
1F「神田ポート」プロデューサー:小林知典(ゆかい)
クリエイティブディレクション:池田晶紀(ゆかい)
ネーミング:糸井重里(ほぼ日)
ロゴデザイン:菊地敦己
協力:日本ペイント、優美堂プロジェクト(東京ビエンナーレ2020/2021)
デザイン監修・改修設計:
バカンス 公式ウェブサイト
https://www.vacancesinc.com/
須藤剛建築設計事務所 公式ウェブサイト
https://tsudou.jp/
〈神田ポートビル〉公式ウェブサイト
https://www.kandaport.jp/
〈神田ポートビル〉では、単に憩いの場を提供するだけではなく、心と体を擦り減らしながら都市をサバイブする人に向け、心地良い刺激や豊かな時間を提供したいと考え、サウナを中心としたプロジェクトを開始します。
サウナの起源になぞらえ、地下に設けた「サウナラボ」は、フィンランド式サウナで自分と向き合い、”ととのう”環境を提供し、都市生活者のリ・スタートの背中を押してくれます。
#神田ポートビル YouTube公式チャンネル「神田ポートビル プロモーション 〜サウナつくる篇〜」(2021/04/07)
SaunaLab KANDA(サウナラボ神田)
http://saunalab.jp/kanda/
路面店の「神田ポート」は、カフェ、ショップ、ギャラリーからなるパブリックスペース。「ほぼ日」やウェルビー関連グッズ、YUKAIがセレクトしたアートなど、モノとの出会いを生み、発見から心の動きや豊かな時間を提供する場所となることを目指します(営業時間:11:30~21:00 ※当面の間)。
ゆかい(YUKAI) 公式ウェブサイト
https://yukaistudio.com/
また1階には、YUKAI(株式会社ゆかい)の自社プロジェクト「あかるい写真館」の撮影スタジオもオープン。旧来の写真館のスタイルで新しいポートレートを模索する写真館です。
「あかるい写真館」では、利用者の希望を聞き、目的に合わせたディレクションで撮影します。ギャラリーでは、これまでの「あかるい写真館」で撮影した写真展が5月9日まで開催されます。
YUKAIでは、神田ポートビルのクリエイティブディレクションや、神田ポートで行われる各種イベント、展覧会の企画立案や運営も担当。スタジオ空間をベースに、各テナントや各フロアを横断する仕組みや、双方のスペースの活用によって、人が集まり、多様な交流や文化が生まれる場所を目指します。
たくさんの人に会い、話を聞くことから、誰もがたのしく学べる学校として、「ほぼ日の學校」の教室スタジオがオープン。今春からアプリで配信される授業の収録のほか、サロンのように、リアルに人が集まりつながる場にもなることも期待されます。
「ほぼ日の學校」公式ウェブサイト
https://school.1101.com/
1913年(大正2)創業の老舗印刷業者です。青梅市出身の白井赫太郎が、神田区美土代町に活版印刷所「東京活版所」として創業。1923年(大正12)に神田錦町へ移転して精興社に改組しました。
「優れた印刷物で社会に貢献する」をモットーに、オリジナルの精興社書体[*]を保有し、書籍や絵本を中心とした「紙の印刷」を続けています。
*精興社書体とは、活字彫刻師・君塚樹石氏の技術協力で長い年月を費やし開発された明朝活字。やや細めかつ小ぶりでシャープな線質と独特のカーブを持つ、美しいひらがなが特徴で、三島由紀夫著『金閣寺』や村上春樹著『ノルウェイの森』などの文学作品の書籍にも使用されている。
精興社 公式ウェブサイト
https://www.seikosha-p.co.jp/
ビルの開業にあわせ、ウェブサイト「オープンカンダ」もオープン。この街に昔からあるものたちと、新しくできるものたちが出会うところを切り取り、紹介するポータルサイトです。
施設の関連情報のみならず、神田界隈を広く探索するオリジナルコンテンツも随時更新し、神田ポートビルの活動にあわせて神田の魅力を追求していきます。
ウェブサイト「オープンカンダ」
https://opkd.jp
〈神田ポートビル〉公式ウェブサイト
https://www.kandaport.jp/