日本の三大秘境とされる宮崎県椎葉村を舞台に、サウナの提案を募集するデザインコンテスト(コンペテイション)が開催されます。
宮崎県の北西部に位置する椎葉村は、1,000mを越える九州山地に囲まれ、村の総面積53,729ヘクタールのうち、94%を森林(林野面積)が占める自然豊かな村です(農林水産省公開資料より)。杉の木をはじめとする豊富な地域材が魅力な一方で、その大半が村内をはじめとして活用しきれていないとのこと。
その現状を踏まえ、椎葉村ならではの地域材を活用し、地域を盛り上げたいという想いから、椎葉村では、2020年に村の交流拠点施設「Katerie」内に、CNC加工機「ShopBot[*1]」が導入されています。今回のデザインコンテストでは、このデジタルファブリケーションを用いて、地域材の可能性を拡げるサウナのデザインアイデアを募集します。
募集テーマは「秘境と絶景〜ととのう空間〜」。優秀賞受賞者(2組)には、賞金のほか、実制作の機会が与えられます。
「日本で最も美しい村」とも呼ばれる椎葉村で、眼下に広がる絶景を望みながら「ととのう」空間のデザイン提案が期待されています。
テーマ:「秘境と絶景〜ととのう空間 〜」
募集内容:
テーマおよび制作規定にそったサウナデザインであること
実際に製作、椎葉村内に設置することを前提とする
※敷地候補写真は「秘境サウナデザインコンテスト」公式サイトに掲載あり
参加資格:年齢・職能などの設定なし、複数人での応募も可(但し、応募は1人[1グループ]につき1点のみ)
参加費:無料
審査:
審査委員長:椎葉 豊(椎葉村役場)
審査員:菅原理之(SUNDAY FUNDAY)、西田 司(オンデザインパートナーズ)、津川恵理(ALTEMY)
贈賞:
優秀賞(2点):賞金15万円、サウナの実施制作
審査員特別賞(4点):賞金1万円(副賞あり)
制作規定:
1.木部の製作加工は、ShopBot[*1]を使用し、これを活かした提案とすること
2.椎葉村産の木材[*2]を使用した木造サウナとすること
3.制作物は、W(幅)× D(奥行)× H(高さ)の合計が16m³以下に収まり、自立する構造体であること
4.室内に2〜4人が入ることが可能なサウナであること
5.組み立ては人力で行えること[*3]
6.移動可能なサウナであること[*4]
*1.ShopBotは、VUILDが国内で代理販売を行う木材をデータから切り出す、3軸CNC加工機の名称
*2.椎葉村の地場材は杉材、サイズは35mm×幅250mm×長さ2000〜4000mmのほか、合板・角材・板材の使用が可能
*3.組み立てに大型の重機を必要とする提案は、審査の対象外になる場合あり
*4.解体・組立が可能、あるいは2tトラックに積載して移動可能なサウナであること
提出物:
データでの提出(PDFファイル、10MB以下厳守)
出力時のサイズA3(横向き)1枚に下記の必要事項を明記すること
必要事項:応募案タイトル、コンセプト、平面図・断面図・立面図(縮尺は不問)、パース、ドローイング、CG、模型写真、提案部分の説明図など、設計意図を表現したもの
・
応募方法:「秘境サウナデザインコンテスト」公式サイト記載の応募フォームより提出
スケジュール:
開示:2022年8月19日(金)
作品提出締切:2022年10月10日(月)18時
結果発表:2022年10月25日(火)予定
※公式ホームページ及びSNSにて発表(入賞者には事前にメールで通知)
著作権の扱い:
ウェブサイト(ホームページ)や刊行物への応募作品の掲載および作品展示に関する権利は主催者が保有し、入賞作品や氏名などを発表できるものとする(詳細は「応募規約」を参照)
https://shiiba-sauna.com/entry-rules
主催:椎葉村役場
企画協力:VUILD(代表:秋吉浩気)
問合せ先:VUILD EMARF事業部(emarf.info[@]vuild.co.jp ※[@]を@に変えて送信)
「秘境サウナデザインコンテスト」公式ウェブサイト
https://shiiba-sauna.com
椎葉村公式ウェブサイト
https://shiiba-vill.note.jp/
参考リンク
椎葉村情報誌『ONLY ONE Shiiba』、移住ガイド本『椎葉へ移住』資料請求
https://shiiba-vill.note.jp/n/nbab905e94e2b?magazine_key=mb1ef3c7b04fd