COMPETITION & EVENT

OMAが会場をデザインした「ティファニー ワンダー」

[Report]技と創造の187年の軌跡、虎ノ門ヒルズ ステーションタワー45階 TOKYO NODEにて6/23まで

東京・虎ノ門2丁目にある虎ノ門ヒルズ ステーションタワーの情報発信拠点「TOKYO NODE」にて、米国を代表する宝飾ブランド・ティファニーの技と創造の187年の軌跡を辿るエキシビジョン「ティファニー ワンダー」が開催されています。日本国内での大規模なエキシビジョンは17年ぶりとのこと。

ティファニー(TIFFANY)は、1837年にチャールズ・ルイス・ティファニー(Charles Lewis Tiffany|1812-1902)が米国・ニューヨークで文具・雑貨店として創業。その後、宝飾業に力を入れ、今日では米国のみならず世界的な宝飾ブランドの1つとなりました。その約200年におよぶデザインの歴史(レガシー)と、日本を含めた文化的共鳴について貴重なアーカイブの数々を通して伝えるものです。

アンソニー・ルドリュ氏(ティファニー社長兼CEO)コメント
「ティファニーは長年、日本からインスピレーションを得て、その確かなつながりと長い歴史は拡大を続けています。今回の私たちの最新のエキシビションでは、20世紀の最も才能あるデザイナーのひとりであるジャン・シュランバージェが1965年にデザインした最初の〈バード オン ア ロック〉のブローチをはじめとする、ティファニーの卓越したクリエイションを紹介します。ティファニーの最も優れたクラフトマンシップや、比類なきダイヤモンドの権威、そして独創性を向上させる、このエキシビションは訪れるすべての人々に喜びをもたらすでしょう。」

 

TOKYO NODE「ティファニー ワンダー」

TOKYO NODE「ティファニー ワンダー」エントランス Photo: TECTURE MAG

10のチャプターで構成される会場には、約500点(そのうち未公開作品は300点弱)のジュエリーやアイテムが一堂に会し、ティファニーの職人技と創造性、伝統と現代性を伝えます。これらの珠玉の展示にストーリー性をもたせて構成した会場デザインを、オランダ・ロッテルダムのほかニューヨークと香港にも事務所を構えるOMA(Office for Metropolitan Architecture)が担当。なお、OMAのニューヨーク事務所(代表:重松象平氏)は、ピーター・マリノ・アーキテクト(Peter Marino Architect)を率いるピーター・マリノとともに、ニューヨーク5番街のティファニー本店の再構築(リノベーション)を担当しています。

OMA NYの重松象平とピーター・マリノによるリノベーションでNY五番街のティファニー本店が”Tiffany Landmark”として4/28リニューアルオープン

本展は、ティファニーが有する豊富なアーカイブを中心に、各章でテーマごとにエポックメイキング的な貴重なプロダクトやオブジェクトが展示され、200年におよぶティファニーの歴史を総覧する構成になっています。ものづくりにかけるデザイナーおよび職人たちの情熱が伝わってくる内容で、宝石の類に興味がない人でも共感を覚えることでしょう。

『TECTURE MAG』では、4月12日に行われたプレスツアーを取材。本展の会場デザインを担当したOMAのジュリオ・マルゲリ(Giulio Margheri)とエレン・ヴァン・ルーン(Ellen van Loon)の2氏にインタビューを行いました。
本展に際し、OMAでは同事務所の1つの特徴でもあるリサーチを徹底して行い、クライアントであるティファニーとのディスカッションにも注力したとのこと(詳細は後述)。
OMAから提供された会場写真を中心に、本エキシビジョンをレポートします。

TOKYO NODE「ティファニー ワンダー」

会場デザインを担当したOMAのジュリオ・マルゲリ氏(左)とエレン・ヴァン・ルーン氏(右)※プロフィールと両氏へのインタビューは後述 Photo: TEAM TECTURE MAG

INDEX

OMAによる概要説明
展示構成(10の部屋)
・1.ティファニーの世界
・2.ティファニーの起源
・3.デザインの偉業
・4.想像の宝庫 ジャン・シュランバージェ
・5.日本への愛
・6.夢の世界
・7.ティファニーで朝食を
・8.祝福の時
・9.ダイヤモンド キングの真髄
・10.ザ ティファニー ダイヤモンド

OMA担当者へのインタビュー

Text by OMA

Tiffany Wonder presents a selection of work from Tiffany & Co.’s almost two centuries of history. Designed by Ellen van Loon and Giulio Margheri, the exhibition takes place in the TOKYO NODE gallery in Toranomon Hills Station Tower, a building designed by OMA.
It is conceived as a sequence of spaces that presents stories about the American jeweler, including its origins and its early relationship with craft and design from Japan, as well as a series of objects that have become emblematic of its brand. References from nature and culture, and documentation of Tiffany’s emergence as a cultural reference in its own right, combine to form an immersion in the brand’s identity.
This is the latest in an ongoing series of collaboration between OMA and Tiffany & Co., including, among other projects, a temporary store on Avenue Montaigne in Paris, a pavilion at the Jewellery Exhibition in Doha in 2023, and the rethinking of Tiffany’s flagship on Fifth Avenue in New York.

本展概要
「ティファニー ワンダー」は、ティファニーの約2世紀にわたる歴史の中から選りすぐりの作品を紹介するエキシビジョンである。
エレン・ヴァン・ルーンとジュリオ・マルゲリがデザインしたこの展覧会は、OMA(編集部註.OMAパートナーの重松象平氏)が設計して昨秋開業した、虎ノ門ヒルズ ステーションタワーの45階に位置する情報発信拠点、TOKYO NODEにて開催される。
本展は、今日のアメリカのジュエラー(編集部註.Jeweler、宝石商)としての地位を築いたティファニーのブランドの起源や、初期における日本の工芸品やデザインとの交流、そしてブランドを象徴する一連のオブジェなど、ティファニーにまつわるストーリーを紹介する一連の空間として構成される。そのほかにも、自然や文化からの引用、そしてティファニーが独自の文化的リファレンスとして台頭していく過程を記録した資料なども組み合わされ、ブランドのアイデンティティに浸ることができる。
本展は、パリのモンテーニュ通りの仮設店舗、2023年にドーハで開催されるジュエリー・エキシビションのパビリオン、ニューヨーク5番街のティファニー旗艦店の再考察(編集部註.OMA NYによる増改築により昨年リニューアルオープン)など、現在進行中のOMAとティファニーのコラボレーション・プロジェクトの最新作となっている。(上記 OMAによる英語テキストの抄訳に編集部にて一部分を補足した)

OMA Website / 本展会場写真など詳細
https://www.oma.com/projects/tiffany-wonder

 

チャプター1「ティファニーの世界」

来場者を最初に迎えるのは、ティファニーのブランドイメージを映像で伝える大空間です。
日中は外光を遮るブラインドが降りていますが、夜間はブラインドが上げられ、東京の夜景と一体となることを前提としたインスタレーションとなっています。

TOKYO NODE「ティファニー ワンダー」

天井高最大15mを有するギャラリーAでは、ブランドを象徴するアイコンで埋め尽くされた映像が来場者を迎える Photo: TECTURE MAG

様々なデザインに変貌を遂げた、最高峰のイエローダイヤモンドである「ザティファニーダイヤモンド」。多くのコレクション誕生のきっかけとなった、ニューヨークのグランドセントラル駅にある天井画。ティファニーの代表的なデザイナー、ジャン・シュランバージェにとって着想源であった海洋の世界など、プランドの重要なシーンが展開されます。そして物語は、ルイス・コンフォート・ティファニーの象徴的なランプのデザインに見られる日本芸術に対する敬意へと続きます。(展示解説より抜粋)

 

TOKYO NODE「ティファニー ワンダー」

Photo by Laurian Ghinitoiu, courtesy of OMA

TOKYO NODE「ティファニー ワンダー」

OMAパートナーでニューヨーク事務所を率いる重松象平氏が設計した〈虎ノ門ヒルズ ステーションタワー〉夜間外観(45階に本展会場が位置する) Photo by Laurian Ghinitoiu, courtesy of OMA

 

チャプター2「ティファニーの起源」

続く第2室は、細長い通路のような空間で、突き当たりで右に折れ、来場者をさらなるティファニーの世界へと誘います。
進行方向左側の壁の仕上げは、印刷(プリント)ではなく、なんとジャガード織り。本展のためにイタリア・コモで135年の歴史を持つ織物工房が織り上げたものです。1837年の創業から今日に至るティファニーの歴史をタペストリーが物語ります。

TOKYO NODE「ティファニー ワンダー」

創業者のチャールズ・ルイス・ティファニーの肖像もジャガード織り Photo: TECTURE MAG

TOKYO NODE「ティファニー ワンダー」

ティファニーがニューヨークに最初に出した店舗の外観もタペストリーで表現 Photo: TECTURE MAG

TOKYO NODE「ティファニー ワンダー」

ショーケースの展示:1837年当時の現金出納帳(左端)と、ティファニーがジュエラー事業に乗り出すきっかけとなった、1867年に製造されたフランス戴冠宝器 ブローチと箱(翌年にティファニーより発売) Photo: TECTURE MAG

TOKYO NODE「ティファニー ワンダー」

左端:ティファニー ブルーボックス(1878-1883)紙、インク Photo: TECTURE MAG

こちらの展示空間(以下「部屋(Roomの意)」と表記する)で知ることができるのは、今となっては知られざる創業当時の姿です。今では誰もが思い浮かべることができる「ティファニーブルー」も、初期の色味はまちまちで統一されておらず、ロゴの色もピンク色でした。ブルーブックと呼ばれるカタログも薄くコンパクトで、これは男性の胸ポケットに収められることを意識したサイズであるためです。

TOKYO NODE「ティファニー ワンダー」

Photo: TECTURE MAG

天井照明の光のカーブに導かれつつ進んだ先は、1900年代から今日までのティファニーに関する展示です。

TOKYO NODE「ティファニー ワンダー」

OMAによる展示模型でも再現されているが、床も特注でさまざまな「ブルー」が散りばめられている Photo by Mathijs Labadie, courtesy of OMA

 

ティファニーの新たな本店の模型がお目見え

この部屋の中心に据えられているのが、ティファニーがOMAと進めている最新のプロジェクトで、ニューヨークに2025年に開業予定の新たなフラッグシップのイメージを模型や関連展示でいち早く来場者に伝えています。

TOKYO NODE「ティファニー ワンダー」

Photo by Laurian Ghinitoiu, courtesy of OMA

TOKYO NODE「ティファニー ワンダー」

OMAの設計で進行中のニューヨーク・ティファニー本店の模型と関連展示 Photo: TECTURE MAG

部屋をぐるりと囲む壁は、前室からのタペストリー装飾がそのまま続きます。
オードリー・ヘプバーン主演で1961年に公開された映画『ティファニーで朝食を(Breakfast at Tiffany’s)』とわかる有名なカットなど、全てが精緻なジャガード織りで表現され、あたかも凝縮された1本の映画を見るようです。

TOKYO NODE「ティファニー ワンダー」

隈研吾建築都市設計事務所がファサードのデザインを手がけて2008年にオープンした日本におけるフラッグシップストア〈ティファニー銀座〉と、OMA NYとPeter Marino Architectによって改装されたNY5番街本店〈The Landmark〉の2つの旗艦店に挟まれて、現代のミュージックシーンを牽引するジェイ・Zとビヨンセの夫妻が登場(2021年にティファニーが展開したキャンペーン「ABOUT LOVE」に基づく構図で、ティファニーのプライベートコレクションであるバスキア [Jean-Michel Basquiat|1960-1988] の絵画〈Equals Pi〉も織り込まれている)。 Photo: TECTURE MAG

ジャン・シュランバージェがデザインしたジュエリーについて説明するOMAのジュリオ・マルゲリ氏。中央・上が「バード オン ア ロック」(1965年製、現在はポール・メロン夫人コレクションとして、米国バージニア美術館が所蔵) Photo: TECTURE MAG

TOKYO NODE「ティファニー ワンダー」

タペストリーに登場するジャン・シュランバージェの肖像(部分) Photo by Laurian Ghinitoiu, courtesy of OMA

 

チャプター3「デザインの偉業」+チャプター4「想像の宝庫 ジャン・シュランバージェ」

扉はなく空間および動線が連続する次なる部屋では、ジャン・シュランバージェをはじめ、エドワード・C・ムーア(Edward Chandler Moore|1827–1891)、創業者の息子でもあるルイス・コンフォート・ティファニー(Louis Comfort Tiffany|1848-1933)、そして近年のデザイーなーであるエルサ・ペレッティ(Elsa Peretti|1940–2021)といった、各時代を代表するデザイナーたちの作品が展示されています。
タペストリーによる華やかな部屋から一転、全体の照明を落とした黒を基調とした空間に、ジュエリーを封じ込めたボックスが大海に浮かぶ小島(こじま)のように浮かび上がります。

TOKYO NODE「ティファニー ワンダー」

正面のケースは、ルイス・コンフォート・ティファニーがデザインした〈メドゥーサ ネックレス〉で、一度は手放していたが、競売にかかったのを機に取り戻した。ティファニーでは近年、このような買い戻しによってアーカイブの充実が積極的に図られているとのこと Photo by Laurian Ghinitoiu, courtesy of OMA

この部屋の展示の核となっているのが、ティファニーの重要なブランドアイコン「バード オン ア ロック」をはじめ数々のジュエリーをデザインした、ジャン・シュランバージェを紹介する展示です、彼のジュエリーおよび彼が残した言葉(例えば、「鉛筆なしでは何も生まれません。すべてはデッサンからはじまるのです。」など)を中心に、そこから四方に複数の道筋(パッサージュ)が伸びていくようなイメージでそのほかのデザイナーたちのジュエリーを配置。シュランバージェへのリスペクトを示し、彼のデザインが後進に与えた影響の大きさを表現しています。

TOKYO NODE「ティファニー ワンダー」

Photo by Laurian Ghinitoiu, courtesy of OMA

TOKYO NODE「ティファニー ワンダー」

卓越した技術をもつティファニーの職人が会場に常駐、エングレービング(彫金)の実演を行っている Photo: TECTURE MAG

 

「今回の展示会を金銭的価値で捉えた場合、かなりの金額になるのかもしれませんが、本展の価値はそこではなく、1つには、ジュエリーとしてのデザインおよび技巧の見事さにあると考えています。この小さなものを作り出すために、いったいどれほどの情熱が注ぎ込まれ、デザイナーたちが自らの尊厳をかけてつくり抜いたのか、そういったことをうかがい知ることにあるのです。小さなジュエリー1つであっても、例えばこの虎ノ門ステーションタワーという巨大なビル全体をつくるのに等しい情熱と集中力が必要だったのではないでしょうか。そういったパッションや、シュランバージェがもっていたファンタジー性などを、今回の展示から感じ取ってもらえればと願っています。」(プレスツアーにて、エレン・ヴァン・ルーン氏談)

OMAによる、ジャン・シュランバージェの展示が核となっている部屋「想像の宝庫」イメージパース(2024年3月14日プレスリリースより)

 

チャプター5「日本への愛」

続いての部屋は、ティファニーと日本との関係性を示す展示です。

TOKYO NODE「ティファニー ワンダー」

Photo by Laurian Ghinitoiu, courtesy of OMA

ティファニーと日本との関は、創業者のチャールズ・ルイス・ティファニーが、当時の米国市場では稀であった日本からの輸入品の販売を開始した1837年まで遡ります。
ティファニーのデザイナーたちは、日本の美術工芸品から何度もインスピレーションを得て、ネックレスやペンダント、照明器具などがデザインされました。

TOKYO NODE「ティファニー ワンダー」

ティファニーのデザイナーとして一時代を築いたエルサ・ペレッティのショーケースでは、来日した彼女と日本の木工職人らとの交流の様子がわかるモノクロ写真や、日本の漆から着想と技術の知識を得てティファニーが製作したバングルなどが展示されている。この部屋に見られる”赤のフレーム”は漆で仕上げられている Photo: TEAM TECTURE MAG

TOKYO NODE「ティファニー ワンダー」

「日本への愛」の部屋(左側)から、「夢の世界」の部屋へと続く Photo by Laurian Ghinitoiu, courtesy of OMA

 

チャプター6「夢の世界」

「夢の世界」の部屋は、ティファニーのショーウィンドウのデザインを手掛けたジーン・ムーア(1955年入社)へのリスペクトを示した展示空間です。ジュエリーという本来はとても小さなプロダクトを視覚効果で大きく見せたり、逆に大きなものを小さく見せるなど、スケール感の扱いに長け、遊び心のあるディスプレーを得意としたデザイナーであったとのこと。

天井の照明と床面の菱形模様が部屋の奥まで貫く通路の左右に配置され、小さなパースをつけて壁で仕切ったブースの奥、ショーケースの中に展示品があります。
この部屋では、舞台装置のような空間の中でのスケール感が重要視され、それらをアナログな手法でまとめているのが特徴です。

TOKYO NODE「ティファニー ワンダー」

Photo by Laurian Ghinitoiu, courtesy of OMA

TOKYO NODE「ティファニー ワンダー」

部屋の左右にたてられた間仕切り壁の色は、青を基調に、床面ほど濃く、天井に近づくほど淡くなるグラデーションがつけられている Photo by Laurian Ghinitoiu, courtesy of OMA

TOKYO NODE「ティファニー ワンダー」

「夢の部屋」最新部からの見返り。入り口側の壁に張った鏡というアナログな手法によって、現実ではない、夢のような、幻想的な視覚効果を生み出している Photo: TEAM TECTURE MAG

TOKYO NODE「ティファニー ワンダー」

ティファニーが本展のために用意した特別なショーケース。ジャン・シュランバージェが1962年にデザインし、女優のエリザベス・テーラーも持っていたという〈ドルフィン ブローチ〉を中央に据え、日本の伝統への敬意を表現している(背景はさまざまに移り変わる) Photo: TEAM TECTURE MAG

 

チャプター7「ティファニーで朝食を」

TOKYO NODE「ティファニー ワンダー」

映画館のようなしつらえとなっている「ティファニーで朝食を」の部屋 Photo: TEAM TECTURE MAG

TOKYO NODE「ティファニー ワンダー」

Photo by Laurian Ghinitoiu, courtesy of OMA

TOKYO NODE「ティファニー ワンダー」

Photo: TEAM TECTURE MAG

 

チャプター8「祝福の時」

TOKYO NODE「ティファニー ワンダー」

ティファニーが製作した各種スポーツ競技のトロフィーやチャンピオンシップリングを展示した部屋「祝福の時」 Photo by Laurian Ghinitoiu, courtesy of OMA

TOKYO NODE「ティファニー ワンダー」

右端:日本サッカーJリーグ YBCルヴァンカップ2022のトロフィー Photo: TEAM TECTURE MAG

Tiffanyが制作したトロフィーやチャンピオンシップリングを特別展示、[ティファニー@キャットストリート]オープン2周年アニバーサリーキャンペーン

TOKYO NODE「ティファニー ワンダー」

ティファニーとのコラボでつくられたサングラスを着用するファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)と現物、右の写真はティファニー製の口髭用コームを使用中のフレディ・マーキュリー(展示は故人愛用の品!) Photo: TEAM TECTURE MAG

TOKYO NODE「ティファニー ワンダー」

ミュージシャンにも愛用されたティファニーのプロダクト・アイテムを展示した部屋では、レコーディング室などに使われる吸音材で壁面を仕上げている Photo by Laurian Ghinitoiu, courtesy of OMA

TOKYO NODE「ティファニー ワンダー」

春に開幕する日本でのエキシビジョンとして、桜の映像によるセノグラフィーを、ティファニーが2023年に行なったキャンペーン「AIl About Love」の部屋で用いたと語るエレン・ヴァン・ルーン氏 Photo: TEAM TECTURE MAG

 

チャプター9「ダイヤモンド キングの真髄」

本展の出口まで残る部屋は2つ。どちらもダイヤモンドに関する展示です。
「ダイヤモンド キングの真髄」の部屋では、本展の2番目の部屋「ティファニーの起源」に登場したブランド初期のフランス戴冠宝器から、前世紀におけるティファニーのデザイナーの筆頭格であるジャン・シュランバージェの作品まで、ティファニーが誇る貴重なダイヤモンドの数々が展示されています。

この部屋では、ティファニーの卓越した技術を象徴するジュエリーでもあるため、ダイヤモンドが最も美しく見えるように腐心したとのこと。ダイヤモンドが空間を浮遊しているように見せるため、照明はもちろん展示品の背面に映り込む光の反射といった視覚要素の全てを計算に入れてデザインされています(OMA ジュリオ・マルゲリ&エレン・ヴァン・ルーン氏談)。

TOKYO NODE「ティファニー ワンダー」

Photo by Laurian Ghinitoiu, courtesy of OMA

TOKYO NODE「ティファニー ワンダー」

部屋の中央に置かれた四角い小部屋には、ティファニーの技術者が常駐し、ダイヤモンドのチェックなどを行なっている Photo by Laurian Ghinitoiu, courtesy of OMA

 

チャプター10「ザ ティファニー ダイヤモンド」

本展のラストを飾るのは、ジャン・シュランバージェの代表作「バード オン ア ロック」のブローチからインスピレーションを得て新しいデザインに生まれ変わった〈ザ ティファニー ダイヤモンド〉です。128.54カラットのイエローダイヤモンド1つを展示するために用意された部屋となっています。

TOKYO NODE「ティファニー ワンダー」

Photo by Laurian Ghinitoiu, courtesy of OMA

TOKYO NODE「ティファニー ワンダー」

漆黒の空間に浮かび上がる〈ザ ティファニー ダイヤモンド〉 Photo: TEAM TECTURE MAG

TOKYO NODE「ティファニー ワンダー」

『情熱大陸』のナレーションで有名な窪田 等氏による解説が場内を包む Photo: TEAM TECTURE MAG

TOKYO NODE「ティファニー ワンダー」

Photo: TEAM TECTURE MAG


OMA / エレン・ヴァン・ルーン氏 & ジュリオ・マルゲリ氏へのインタビュー

『TECTURE MAG』編集部
——本展では、ティファニーのデザイナーや職人たちへの敬意が示され、クラフトマンシップに重きが置かれていたように見受けられました。そのあたりを手がかりにして会場デザインのアイデアを拡げていったのでしょうか?

エレン・ヴァン・ルーン氏
「今回のようなプロジェクトでは、リサーチがとても重要です。ブランドのことをまず理解する、彼らのアーカイブを徹底的に見直す、そして歴史を見直すのです。この根幹をもとに会場をデザインしました。
リサーチを進めるうちに、ティファニーにおいては職人のクラフトマンシップが重要であると私たちは理解しました。ただそれを展覧会としてどのように展開させるかが難しくて、とくにチャプター(章)の組み立てではクライアントと何度もディスカッションしています。双方でアーカイブの解釈が異なることもありました。その都度ですり合わせをして、最終的に10章となりました。テストとトライアルを繰り返してつくり上げていく過程は、まさにアドベンチャー(冒険)のような体験でした。」

TOKYO NODE「ティファニー ワンダー」

TOKYO NODE アライバルホールのラウンジでインタビューに応じるOMAのジュリオ・マルゲリ氏(左)とエレン・ヴァン・ルーン氏(右) Photo: TEAM TECTURE MAG

『TECTURE MAG』編集部
——建築をつくる者として、ティファニーのデザイナーや職人たちのクラフトマンシップへの共感もあったのではありませんか。

エレン・ヴァン・ルーン氏
「おっしゃるとおりで、共感を強く覚えながらプロジェクトが進行しました。我々のインスピレーションの源にもなっていたと思います。建築も技術とデザインが融合してやっとできあがっていくものですが、ジュエリーはスケール感が建築とは異なり、全く違う世界なのです。会場でご覧になったような、とてもちいさな世界なのに、職人たちはとてつもない集中力をもって作品をつくり込んでいく。そこが素晴らしいなと感じました。」

ジュリオ・マルゲリ氏
「そういったクラフトマンシップを、それぞれの章の中でどのように焦点をあて、どのように部屋ごとにつくっていくかがやはり課題となりました。たとえば「日本への愛」の部屋では漆を使ったり、ほかでは金属を使ったり、ティファニーのクラフトマンシップに共感したうえで使う素材を選び、できあがっていった空間だと思います。」

TOKYO NODE「ティファニー ワンダー」

Photo: TEAM TECTURE MAG

『TECTURE MAG』編集部
——中盤の「夢の世界」の部屋では、「敢えてアナログな手法をとった」と説明がありました。どのような意図が込められているのでしょうか。

エレン・ヴァン・ルーン氏
「あの部屋で使ったパースペクティヴは、古典的な建築技法の1つです。パッラーディオが設計した〈オリンピコ劇場〉の舞台をイメージして空間を組み立てています。会場全体のストーリーの中でもとりわけナラティブなものにしたかった。
それから、私自身が、最近のデジタル偏重の展示手法に対してやや懐疑的なのです。今回のエキシビションでは、もちろん一部で画像や映像を使った部屋もありますが、単に何かを投影させるのではなく、もっと建築の従来の姿というか、空間を体験してもらうことに重きを置きたかった。その空間をアナログな手法に注力して作り込みたい、私たちは最初からそのように考えていました。アナログとは、ものづくりが持ってる本来の力であり、それを軸に各部屋のイメージを膨らませていきました。」

TOKYO NODE「ティファニー ワンダー」

本展における展示空間・Room(部屋):左上から時計回りに中心部に、「ティファニーの起源」、「デザインの偉業」+「想像の宝庫 ジャン・シュランバージェ」、「ティファニーの世界」、「祝福の時」、「ダイヤモンド キングの真髄」、「ティファニーで朝食を」、「日本への愛」「ザ ティファニー ダイヤモンド」「夢の世界」 Photo by Mathijs Labadie, courtesy of OMA

TOKYO NODE「ティファニー ワンダー」

TOKYO NODEの展示空間にあわせてOMAが用意した「ティファニー ワンダー」チャプター構成、向かって右上が会場エントランス、左上が出口 Photo by Mathijs Labadie, courtesy of OMA

—— このTOKYO NODEは、それぞれサイズが異なる3つのギャラリーを有し、縦に長いギャラリーBは天井高5.5mで1,020m²、ギャラリーCは240m²で天井高12mもあるのが特徴です。今回のエキシビジョンでは、部屋によってはかなり天井が低く抑えられていました。これはやはり来場者の空間体験を意識した調整でしょうか。

ジュリオ・マルゲリ氏
「その通りで、部屋の天井の高低差は意識したものです。会場のシークエンス(順序)としては、導入部の部屋と最後のイエローダイヤモンドの部屋は、どちらも空間が大きくて天井高もあったので、それを活かした展示にしています。その2つに挟まれた各章では、小さな部屋にしたり大きな部屋にしたり微調整をかけています。
それと、部屋の大小だけでなく、照明も部屋ごとに明暗のコントラストをつけています。エキシビジョンのストーリーの盛り上がりをつくることを意識しつつ、ストーリーを追っていくことで来場者のワクワク感が募っていくような空間の仕立て、シークエンスにしました。いわば、映画のプロデュースと同じですね。」

『TECTURE MAG』編集部
——その通りの体験ができました。ありがとうございました。
[インタビュー了 2024.04.12]

Interview by TEAM TECTURE MAG
Photographs by Jun Kato & Naoko Endo
text by Naoko Endo

TOKYO NODE「ティファニー ワンダー」

Photo by Mathijs Labadie, courtesy of OMA

 

ジュリオ・マルゲリ & エレン・ヴァン・ルーン氏 プロフィール

Giulio Margheri profile
Giulio Margheri joined OMA in 2015, working across architecture, scenography, curation, research and product design. Projects Giulio has worked on include the transformation of the historic building Fondaco dei Tedeschi in Venice, and proposals for the renewal of the Galeries Lafayette in Paris, the New Tretyakov Gallery in Moscow, and a new Ministry of Sound in London. In an ongoing collaboration with Prada and Miu Miu since 2015, Giulio has designed the sets of Prada and Miu Miu runway shows and developed the brands’ online presence and retail set-up.
He recently led the design of retail and scenography projects for LOEWE, Jacquemus, Tiffany & Co., Bulgari, the Dutch natural stone brand SolidNature, and Inditex Group, most recently completing the Bershka Vittorio Emanuele flagship in Milan in 2023.
Giulio has also worked on the set design and curation of institutional exhibitions including Recycling Beauty at Fondazione Prada in Milan (2022), Manifesta12 in Palermo (2018) and PANDA at the Oslo Architecture Triennale (2016).
Prior to joining OMA, Giulio worked for Ipostudio in Florence, OFIS in Ljubljana and TD architects in Amsterdam. From 2012 to 2014, he conducted urban research at the I2A – Institute of Architecture in Switzerland, and at Strelka Institute.

ジュリオ・マルゲリ氏
イタリア・フィレンツェのIpostudio、スロベニアの首都・リュブリャナのOFIS、オランダ・アムステルダムのTD architectsに勤務。2012年から2014年までスイスの建築研究所・I2Aと、レム・コールハースも所属していたシンクタンク・ストレルカ・インスティテュートで都市研究に携わる。2015年にOMAにジョイン。建築、空間演出、キュレーション、リサーチ、プロダクトデザインなど幅広い分野で活躍している。ジュリオが手がけたプロジェクトには、ヴェネツィアの歴史的建造物であるフォンダコ・デイ・テデスキの改築や、パリのギャラリー・ラファイエット、モスクワのトレチャコフ美術館新館、ロンドンの歴史あるディスコの別館(Ministry Of Sound II)の提案などがある。2015年以降はプラダ(Prada)とミュウミュウ(Miu Miu)との継続的なコラボレーションにより、ショーのセットをデザイン、ブランドのオンラインプレゼンスと店舗のセットアップを手掛けた。近年では、ロエベ(LOEWE)、ジャクムス(Jacquemus)、ティファニー(Tiffany & Co)、ブルガリ(Bulgari)、オランダの天然石ブランド・ソリッドネイチャー(SolidNature)、インディテックス・グループ(Inditex Group)の店舗および空間デザインを担当し、2023年にはミラノのヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガレリアにあるベルシュカ(Bershka)旗艦店がオープンしている。
ミラノのプラダ財団のリサイクル・ビューティー(2022年)、パレルモのマニフェスタ12(2018年)、オスロ建築トリエンナーレでのプラットフォーム・PANDAの展示(2016年)などのセットデザインとキュレーションにも携わっている。

Ellen van Loon profile
Ellen van Loon joined OMA in 1998 and became partner in 2002. She has led award-winning building projects that combine sophisticated design with precise execution.
Recently completed projects led by Ellen include the exhibition Tiffany Wonder for Tiffany & Co. in Tokyo, Crafted World for Loewe in Shanghai (2024), Aviva Studios, home of Factory International, in Manchester (2023), the Bershka Vittorio Emanuele flagship in Milan (2023), the exhibitions Beyond the Surface and Monumental Wonders for SolidNature in Milan (2022-23), the shop-in-shops for Jacquemus at Selfridges and Harvey Nichols in London and Galeries Lafayette in Paris (2022), temporary displays for Tiffany & Co.in Paris and in Doha (2022-23), the Bulgari Fine Jewelry Show (2021), Brighton College (2020), BLOX / DAC in Copenhagen (2018), Rijnstraat 8 in The Hague (2017) and Lab City CentraleSupélec (2017).
Other projects in Ellen’s portfolio include Fondation Galeries Lafayette in Paris (2018), Qatar National Library in Doha (2017), G-Star Raw Headquarters in Amsterdam (2014), De Rotterdam, the largest building in the Netherlands (2013), CCTV Headquarters in Beijing (2012), New Court Rothschild Bank in London (2011), Maggie’s Centre in Glasgow (2011), Casa da Musica in Porto (2005) – winner of the 2007 RIBA Award, and the Dutch Embassy in Berlin (2003) – winner of the European Union Mies van der Rohe Award in 2005.
Ellen is currently working on Kaufhaus des Westens (KaDeWe) Berlin – Europe’s biggest department store, Lamarr, a new department store in Vienna, the Palais de Justice de Lille, and Les Galets, a new development in Montpellier.

エレン・ヴァン・ルーン氏
1998年にOMAにジョイン、2002年にパートナーに就任。洗練されたデザインと的確な実行力を兼ね備え、受賞歴もある建築プロジェクトを率いてきた。
近年のプロジェクトとして、今回のエキシビジョン「ティファニー・ワンダー」や、中国・上海でのロエベのエキシビジョン「Crafted World」(2024年)など会場デザインを多数手がける。建築作品では、英国・マンチェスターのファクトリー・インターナショナルの本拠地・アヴィヴァスタジオ(2023年)、ミラノガレリアにあるベルシュカ(Bershka)旗艦店(2023年)、フランス・パリのギャラリー・ラファイエット財団(2018年)、ドーハのカタール国立図書館(2017年)、アムステルダムのG-Star Raw本社ビル(2014年)、オランダ最大のビルであるDe Rotterdam(2013年)、北京の中国中央電視台 / CCTV本社ビル(2012年)、ロスチャイルド銀行のロンドンのニューコート(2011年)およびグラスゴーのマギーズ・センター(2011年)などがあり、2007年RIBA賞、2005年欧州連合ミース・ファン・デル・ローエ賞など受賞も多数。
現在、ドイツ・ベルリンにて、同国の老舗百貨店でヨーロッパ最大のカーデーヴェー(カウフハウス・デス・ヴェステンス)のプロジェクトや、オーストリア・ウィーンに建設されるラマール百貨店、フランス・リールのヴォーバンの要塞の跡地に建設されるパレ・ド・ジャスティス、モンペリエのランドマークとなるプロジェクト「レ・ガレ」などを手がけている。

TOKYO NODE「ティファニー ワンダー」

TOKYO NODE アライバルホールにティファニーが用意した「バード オン ア ロック」は、掲示されているQRコードをスマートフォンなどで読み取り、カメラを向けると、エキシビション限定のインスタグラムARも楽しめる Photo: TEAM TECTURE MAG

エキシビジョン「ティファニー ワンダー」開催概要

会期:2024年4月12日(金)〜6月23日(日)
開場時間:10:00-20:00(最終入場 19:00)
※イベント時など一般開場時間が異なる場合あり(最新情報はブランド特設サイトにて案内)
会場:TOKYO NODE 45F GALLERY A/B/C
入場料:一般 2,000円、高校生・大学生・専門学生、65歳以上 1,700円、小学生・中学生 800円 ※未就学児無料
入場方法:ティファニー公式アプリから要予約
アプリ配布
iOS
https://apps.apple.com/us/app/brand-exhibition/id1613539446
Andriod
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.tiffany.brandexhibition

クリエイティブディレクション:シルビア・シュワルツァー
キュルーター:アルバーカッペリエーリ、クリストファー・ヤング
エキシビションデザイン:OMA / エレン・ヴァン・ルーン & ジュリオ・マルゲリ
主催:TIFFANY & CO.
共催:読売新聞社、日本テレビ放送網
特別協力:TOKYO NODE
問合せ先:ティファニー クライアントサービス(0120-488-712 / 受付時間10:00-20:00)

TOKYO NODE ウェブサイト 本展案内ページ
https://www.tokyonode.jp/events/202403-2/index.html

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