2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)に建設されるパビリオンの1つ、落合陽一「いのちを磨く」パビリオンを製作するプロジェクトチームによって、一般社団法人 計算機と自然(神奈川県川崎市 代表理事:木村匡孝)が設立されました(2021年12月23日プレスリリース)。
同プロジェクトには、noiz architects、WOWらが参画しています。
(一社)計算機と自然は、大阪・関西万博のテーマ事業の1つ、「いのちを磨く」のプロデューサーを務める落合陽一氏が中心になって進められている、パビリオンの展示物(現代メディアアート作品)の創作と公開、その他同事業の運営に関する事業や、博覧会終了後の作品の保存・活用の支援を事業とします。さらには日本文化の発展に寄与することも目的とする。
プロジェクトメンバー
・落合陽一プロデューサー
・noiz architects(株式会社ノイズ)
・アスラテック株式会社
・株式会社WOW
・株式会社SAFEHOUSE
・株式会社オクサット
落合陽一「いのちを磨く」パビリオン概要
人類が見たことのない変形建築とデジタルヒューマンの拠点として、未知の風景と未知の体験をもたらすパビリオン。鏡の再発明をテーマに自然と人工物、フィジカルとバーチャルの融和により、自然と調和する芸術の形を追求する。
人類未到の計画成果により、大阪関西だけでなく、日本の可能性を世界に示し、また世界の人々の語らいの場や交流の場を提供することを目的としている。磨き輝くいのちの様を活動を通じて、表現しながら、会期中にとどまらず、その後も持続的に価値を生み出してゆくパビリオンを目指す。
同法人では、2025年日本国際博覧会テーマ事業に向けて、プロジェクト「デジタルヒューマンアーカイブ」を開始しています。
デジタルヒューマンアーカイブとは、伝統芸能における国宝級の技術を有する人物の技術・所作を、引退前に記録することで、それらを未来へ継承することを目的としています。
第一弾として、プロジェクトの趣旨に賛同した、利休居士(りきゅうこじ)茶道裏千家前家元15代汎叟宗室の千 玄室(せん げんしつ)氏を撮影、アーカイブ化に取り組みます。その後、大阪・関西万博開催に向けて、これらのアーカイブを充実させ、パビリオンでの展示を目指しています。
プロジェクトチームでは今後、(一社)計算機と自然の理念のもと、パビリオンの建設・製作を行う株式会社の設立も予定しています。
事業に賛同する企業からの出資を集め、2025年の大阪・関西万博開催に向け、パビリオンを建設します。新たに設立予定の株式会社が、パビリオンなどの現物資産を保有し、万博会期中は、公益社団法人2025年日本国際博覧会協会に無償で貸与するとのこと。
会期終了後は、SDGsの理念に則り、パビリオンを継続的にリユースしていくことを目的とします。
法人では、株式会社設立のための協賛・出資を募集しています。(en)