京都市中京区にある〈RAKURO 京都 by THE SHARE HOTELS(ラクロ キョウト バイ ザ シェア ホテルズ)〉の共用部をリニューアル、ボタニカルラボを併設したゲストラウンジと、メニューを含めて一新されたレストランの運用を2023年4月22日より開始しています。
〈RAKURO 京都 by THE SHARE HOTELS〉は、リノベーションによる分譲・投資・運営事業を展開するリビタが、既存ストックを再生することを目的に、2016年3月にスタートしたライフスタイルホテルブランド「THE SHARE HOTELS(ザ シェア ホテルズ)」の1つ。同ブランドの5号店として、京都御苑の至近・烏丸丸太町に2018年5月に開業。これまでに育んできた住まいのような安らぎと上質感に加えて、コンテンポラリーな感覚をあわせもつライフスタイルホテルとして、ゲストラウンジを新設するなど共用部をリニューアルしたものです。
今回の改装プロジェクトにおけるインテリアデザインおよび設計監理を、建築家の田中裕之氏(HIROYUKI TANAKA 代表)が担当しました。そのほかのプロジェクトメンバーは以下の通りです。
プロジェクトメンバー
・インテリアデザイン、設計監理:HIROYUKI TANAKA ARCHITECTS
・施工:TANK(協力:山山)
・ラウンジ家具制作:コンプレックスユニバーサルファニチャーサプライ
・スタイリング:鈴木 良(kankakari主宰)
・アートワーク:佐々木 類
・アートキュレーション:高山健太郎(artness)
※採取地・協力:本間智希(一般社団法人北山舎代表理事
・植栽:KASEYA(Maestro)、みちくさ
・選書:誠光社
・選曲:吉本 宏 / resonance music & bar buenos aires
・レストラン運営:THE DAYS(協力:blend kyoto)
・朝食監修:ハイイロ(谷尻直子)
・企画・プロデュース・運営:リビタ
インテリアデザインを担当した田中裕之氏は、禅寺などでみられる丸窓を現代的なマテリアルで表現。さらにその奥には、京都の山林の植物を用いた大型のオブジェを配置しています。
今回の共有部リニューアルでは、ゲストラウンジを新設。その一角に、植物の蒸留器を備えた「ボタニカルラボ」が併設されたことも注目されます。
「ボタニカルラボ」で必要な理化学器材・蒸留器や丸型フラスコなどがもつ雰囲気にあわせて、ステンレス天板にハイテーブルをあわせるなど、デザインは硬質なイメージで統一。随所に施された植物(グリーン)とのコントラストが際立つ空間となっています。
「ボタニカルラボ」では、京都市北西部の京北地域から仕入れたクロモジや杉などの植物を毎日蒸留し、ゲストラウンジ全体に植物の香りを漂わせるとともに、蒸留器によって植物から精製されたフローラルウォーター(芳香蒸留水)を、客室のルームスプレーなどにも使えるよう、数量限定で宿泊客に提供。そのほか、厳選した水出し茶、ハーブウォーターなどを蓄えた丸型フラスコのドリンクサーバーも設置されました。
ゲストラウンジを中心とした共有部には、ガラス作家の佐々木 類氏が今回のリニューアルにあわせて制作したアート作品をはじめ、京都・船岡山でギャラリー「kankakari」を主宰する鈴木 良氏があつらえた、maki hamanaka氏の絵画、秋野ちひろ氏の金工作品なども置かれています。
また、河原町丸太町にある書店・誠光社(店主:堀部篤史氏)が、植物や発酵などをテーマにセレクトした書籍や、ゲストラウンジでの時間帯にあわせてセレクトした音楽(選曲:吉本 宏氏)も取り入れられ、五感で心地よさを感じとれる空間が創出されています。
さらに今回のリニューアルでは、レストランも一新。新たに〈fawn.(フォーン)〉がオープンしています。
ローカルフードのコンセプトの元ともいえる、京都の食文化の発端を掘り下げ、水と”だし汁”を中心とした、季節ごとに変わる和洋朝食を、東京都内で完全予約制のレストラン”HITOTEMA”を営む料理家の谷尻直子氏が監修を担当しました。
京都の食材にこだわり、発酵を美味しく、ヘルシーに楽しめるメニューが提供されます。
宿泊客の朝食時間が終わったあと、同店舗は11時から23時までのあいだ、カフェ&レストランとして営業します。
メニューとして、京都で人気のコーヒーショップ〈blend kyoto〉が、〈fawn.〉のためにブレンドしたスペシャルティコーヒーを用意しているほか、〈八十八良葉舎・嵐山店〉のロースト抹茶を使用したロースト抹茶ラテ、同社が展開する東京・蔵前の店舗〈safn°(サフン)〉で大人気のプリンアフォガード、マフィンなど、季節にあわせて提供される予定です。
読み:ラクロ キョウト バイ ザ シェア ホテルズ
所在地:京都府京都市中京区常真横町186(Google Map)
構造:鉄筋コンクリート造
建物規模:地上5階+地下1階
建築年月:A棟 1986年、B棟 1990年
延床面積:2,602.82㎡
建築面積:514.42㎡
客室数:56室
定員:166名
開業日:2018年4月
共用部リノベーション:2023年4月
カフェ&レストラン営業時間:11:00-23:00(22:00 L.O.)
ホテル 公式ウェブサイト
https://www.thesharehotels.com/rakuro/
本件プレスリリース(プロジェクトメンバーの略歴併載)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000188.000008644.html