開催まであと1000日!(2022年7月18日初掲、随時更新)
2025年4月13日から10月13日までの日程で、大阪市此花区にある人工島・夢洲(ゆめしま)にて、「2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)」が開催されます。
「いのち輝く未来社会のデザイン」を大きなテーマに掲げ、未来社会の実験場(People’s Living Lab)として、184日間にわたる展示や、準備期間を含めた各種情報発信やイベントなどを通じて、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に貢献するとともに、日本の産業・文化の発展を目指しています。
2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)開催概要
テーマ:「いのち輝く未来社会のデザイン DESIGNING FUTURE SOCIETY FOR OUR LIVES」
サブテーマ:Saving Lives(いのちを救う)/ Empowering Lives(いのちに力を与える)/ Connecting Lives(いのちをつなぐ)
コンセプト:People’s Living Lab(未来社会の実験場)
5つの基本計画
1.海と空を感じられる会場
2.世界中の「いのち輝く未来」が集う万博
3.未来の技術と社会システムが見える万博
4.本格的なエンターテインメントを楽しめる万博
5.快適、安全安心、持続可能性に取り組む万博
会場デザインプロデューサー:藤本壮介(建築家、藤本壮介建築設計事務所代表)
会場運営プロデューサー:石川 勝(プランナー、プロデューサー、シンク・コミュニケーションズ代表取締役)
日程:2025年4月13日(日)〜10月13日(月)/ 184日間
会場:大阪府大阪市此花区「夢洲(ゆめしま)」
想定来場者数:約2,820万人
参加国・地域・国際機関の目標数:150(2023年3月に153の国・地域および8国際機関を達成したと発表)
実施主体:公益社団法人2025年日本国際博覧会協会
「2025年大阪・関西万博」公式サイト:https://www.expo2025.or.jp
本日7月18日に「2025年大阪・関西万博」の開幕まで1,000日前となりました。
『TECTURE MAG』ではこれまで、建築・デザインに関する主要なニュースをトピックスで取り上げてきました。
本稿は、これまでのニュースをまとめたインデックスページです。今後も随時、情報を更新していきます。
民間パビリオン 出展者リスト
民間パビリオンの出展者は、13の企業・団体が2022年2月10日に内定。
5月30日に各社による構想概要が発表されています。
民間パビリオン出展者(50音順)
・飯田グループホールディングス(大阪公立大学と共同出展) ▶️ 読む
・一般社団法人大阪外食産業協会
・カルティエ ▶️ 読む
・住友 EXPO2025 推進委員会
・特定非営利活動法人ゼリ・ジャパン ▶️ 読む
・玉山デジタルテック
・電気事業連合会
・一般社団法人日本ガス協会 ▶️ 読む
・日本電信電話cartier
・バンダイナムコホールディングス
・パソナグループ ▶️ 読む
・パナソニック ▶️ 読む
・三菱大阪・関西万博総合委員会
・吉本興業ホールディングス
企業・団体等による大阪・関西万博「パビリオン出展」参加者が内定(2022年2月10日)
https://www.expo2025.or.jp/news/news-20220210/
大阪・関西万博 民間パビリオン出展者が構想概要を発表(2022年5月30日)
https://www.expo2025.or.jp/news/news-20220530-03/
民間パビリオン / 飯田グループ
民間パビリオン / カルティエ
「ウーマンズ パビリオン in collaboration with Cartier」
リード アーキテクト(建築設計):永山祐子建築設計
グローバル アーティスティック リード:エズ・デヴリン(Es Devlin)
(2022年3月8日発表 /『TECTURE MAG』ニュース掲載)
民間パビリオン / 日本ガス協会
「ガスパビリオン おばけワンダーランド」
(2022年3月23日発表 /『TECTURE MAG』ニュース掲載)
民間パビリオン / パソナ
パナソ パビリオン「PASONA Natureverse(パソナ ネイチャーベース)」
設計:板坂 諭 / the design labo(2023年1月19日発表 /『TECTURE MAG』ニュース掲載) ※イメージムービーあり
民間パビリオン / パナソニック
パナソニックグループ パビリオン「ノモの国」
設計:永山祐子建築設計(2022年7月18日発表 /『TECTURE MAG』ニュース掲載)
民間パビリオン / NPOゼリ・ジャパン
特定非営利活動法人ゼリ・ジャパン〈ブルーオーシャンドーム〉
設計:坂茂建築設計(『TECTURE MAG』ニュース 2023年8月26日掲載)
シグネチャーパビリオン
テーマ事業「いのちの輝きプロジェクト」では、以下の8つのテーマが設定され、落合陽一氏ら各界のトップランナー8人がプロデューサーを務めます。
8氏それぞれの哲学から語り深める、創造力を主体とした事業構築手法(クリエイティブ・ドリブン)により、8つの「シグネチャーパビリオン」や「シグネチャーイベント」が、リアル会場とバーチャル会場で展開される予定とのこと。
“テーマ”&〈パビリオン名〉&プロデューサー
・”いのちを知る”〈いのち動的平衡 I am You〉福岡伸一(生物学者、青山学院大学教授)
・”いのちを育む”〈LIVE EARTH × SPACE LIFE〉河森正治(アニメーション監督、メカニックデザイナー)
・”いのちを守る”〈いのちのあかし〉河瀨直美(映画監督)
“いのちをつむぐ”〈EARTH MART〉小山薫堂(放送作家、脚本家)
“いのちを拡げる”〈いのちの未来〉石黒 浩(大阪大学教授、ATR石黒浩特別研究所客員所長)
“いのちを高める”〈いのちの遊び場 クラゲ館〉中島さち子(音楽家、数学研究者、STEAM教育家)
“いのちを磨く”〈null²〉落合陽一(メディアアーティスト)
“いのちを響き合わせる”〈Co-being〉宮田裕章(慶応義塾大学教授、飛騨高山大学[仮称]学長候補)
大阪・関西万博テーマ事業「いのちの輝きプロジェクト」基本計画策定(2022年4月18日)
https://www.expo2025.or.jp/news/news-20220418-02/
自治体館 / 大阪パビリオン
地元・大阪もパビリオンを建設。名称を「大阪ヘルスケアパビリオン Nest for Reborn」とすることが、2025年日本国際博覧会大阪パビリオン推進委員会より7月15日に発表されました。
出展テーマは「REBORN」。”「人」は生まれ変われる”、”新たな一歩を踏み出す”という意味が込められています。
企画・推進:2025年日本国際博覧会大阪パビリオン推進委員会
実行組織(上記委員会より存続・新設):一般社団法人2025年日本国際博覧会大阪パビリオン
総合プロデューサー:森下竜一(大阪大学教授)
クリエイティブディレクション:Whatever Inc.
設計・デザイン:東畑建築事務所
大阪パビリオン建築基本設計概要
平面計画は、楕円の平面が有機的に重なり合う構成とし、各展示エリアをゆるやかなス ロープによって連続させ、ひとつながりの回遊性を生み出すなど、ユニバーサルデザインを 積極的に進めます。楕円はたまご、らせん階段はDNAから着想しています。敷地面積:10,500m²
建物構成:本館棟(鉄骨造・木造、2階建)/ ミライのエンター テインメント棟(鉄骨造、平屋)/ バックヤード棟(鉄骨造、2階建)自然を感じる環境共生建築
屋根のトラス材などに積極的に木を活用した木とスチールのハイブリッド建築とするなど、 脱炭素社会の実現に向けた建築を提案します。 屋根からは自然光がこぼれ落ち、頂部から風を抜くことで、建物内にいながらも風を感じ ることができます。水が屋根を流れ、アトリウムは、水の中にいるような幻想的な空間とし、 光、風、水に包まれた環境共生建築を体験することができます。(2022年6月17日大阪府報道資料より)
#2025年日本国際博覧会大阪パビリオン推進委員会YouTubeチャンネル
「大阪パビリオン建物外観動画 2025年日本国際博覧会大阪パビリオン推進委員会(令和4年6月17日)」(2022/06/22)
「大阪パビリオン」特設サイト
https://2025osaka-pavilion.jp/
諸外国・地域のパビリオン
大阪・関西万博には、153の国・地域および8つの国際機関が参加を表明しています(2023年3月24時点)。
オランダパビリオン(オランダ館)
設計・施工:コンソーシアム(共同事業体)「A New Down」
構成:RAU(ラウ)、DGMR、Tellart、浅沼組
2023年6月5日デザイン発表 /『TECTURE MAG』ニュース掲載 ※イメージムービーあり
スイス パビリオン(スイス館)
計画・設計チーム:NUSSLI(二ュスリ)、Manuel Herz Architekten(マヌエル・ヘルツ建築事務所)、Bellprat Partner(ベルプラット・パートナー)、Robin Winogrond(ロビン・ウイノグロンド)、京都工芸繊維大学 KYOTO Design Lab [D-lab]、AA-MORF
2023年2月デザイン発表 /『TECTURE MAG』ニュース掲載
チェコ パビリオン(チェコ館)
設計・デザイン:Apropos + Tereza Šváchová + Lunchmeat studio
日本側共同設計者:キノアーキテクツ(KINO architects)
2023年4月25日駐日チェコ大使館記者発表 /『TECTURE MAG』ニュース掲載
イタリア パビリオン(イタリア館)
設計・デザイン:マリオ・クチネッラ・アーキテクト(Mario Cucinella Architects: MCA)
2023年11月12日『TECTURE MAG』ニュース掲載
サウジアラビア パビリオン(サウジアラビア館)
計画・設計チーム:フォスター アンド パートナーズ(Foster+Partners)
2023年11月デザイン発表 /『TECTURE MAG』ニュース掲載
フランスパビリオン(フランス館)
設計:コルデフィ・エ・アソシエ・アルシテクト・ウルバニスト(Coldefy & Associés Architectes Urbanistes)+カルロ・ラッティ・アソシエイト(CRA-Carlo Ratti Associati)
2024年1月9日デザイン発表 /『TECTURE MAG』ニュース掲載
アメリカパビリオン(アメリカ館)
設計:トレイハン・アーキテクツ(Trahan Architects)
2024年2月2日デザイン発表 /『TECTURE MAG』ニュース掲載
ポーランドパビリオン(ポーランド館)
メインデザイナー:インタープレイアーキテクツ(interplay architects)
ローカルアーキテクト:コムワイスタジヲ(komy studio)
2024年2月19日デザイン発表 /『TECTURE MAG』ニュース掲載
クウェートパビリオン(クウェート館)
プロジェクト統括:NUSSLI
設計:LAVA(Laboratory for Visionary Architecture)
コンテンツ設計:インスグリュック(insglück)
2024年3月7日デザイン発表 /『TECTURE MAG』ニュース掲載
大屋根(リング)は世界最大級の木造建築
「2025年大阪・関西万博」のシンボルとなる大屋根(リング)のデザインは、会場デザインプロデューサーを務める建築家の藤本壮介氏によるもの。2022年7月13日に最新パースが公開、10月22日にはフライスルー動画も公開されています。
『TECTURE MAG』2022年7月13日掲載
2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)ニュース
藤本壮介がデザインした大屋根(リング)の最新パースと万博会場内配置図を公開
https://mag.tecture.jp/culture/20220713-expo2025/
#Expo2025 大阪・関西万博 公式YouTune「大阪・関西万博 フライスルー動画(フルver)」(2022/10/25)
迎賓館・大催事場・小催事場
上記・万博テーマ展示の「シグネチャーパビリオン」と「民間パビリオン」のほか、迎賓館・大催事場・小催事場も建設されます。
これらの施設は、藤本壮介、佐藤可士和、妹島和世の3氏が審査員を務めたコンペティションにより、それぞれの基本設計者(最優秀提案事業者)が選出されています。
迎賓館:日建設計 大阪オフィス
大催事場:伊東豊雄建築設計事務所
小催事場:安井・平田設計共同企業体
『TECTURE MAG』2021年11月18日審査結果掲載
https://mag.tecture.jp/event/20210731-35178/
「大阪・関西万博」迎賓館・大催事場・小催事場のデザインイメージ公開、日建設計 大阪オフィス、伊東豊雄建築設計事務所、安井・平田設計共同企業体が基本設計を担当
20施設の設計はプロポーザルで決定、20組の若手建築家を選出
会場内の休憩所(全4棟)、ギャラリー(全1棟)、展示施設(全1棟)、ポップアップステージ(全4棟)、サテライトスタジオ(全2棟)、トイレ(全8棟)の計20施設は、プロポーザルで設計者を選出しています(2022年8月8日プレスリリース)。
「2025年日本国際博覧会 休憩所他 設計業務」
審査方法:一次審査(書類審査)、二次審査(ヒアリング審査)
評価委員:平田晃久、藤本壮介、吉村靖孝
応募事業数:256事業者
休憩所1:大西麻貴+百田有希/o+h
休憩所2:工藤浩平建築設計事務所
休憩所3:山田紗子建築設計事務所
休憩所4:Schenk Hattori + Niimori Jamison 服部大祐、新森雄大
ギャラリー:teco 金野千恵
展示施設:KOMPAS JAPAN 小室 舞
ポップアップステージ(東):KIRI ARCHITECTS 桐 圭佑
ポップアップステージ(西):三井嶺建築設計事務所
ポップアップステージ(南):萬代基介建築設計事務所
ポップアップステージ(北):axonometric 佐々木 慧
サテライトスタジオ(東):ナノメートルアーキテクチャー 野中あつみ+三谷裕樹
サテライトスタジオ(西):佐藤研吾建築設計事務所
トイレ1 :GROUP 井上 岳+齋藤直紀+中井由梨+棗田久美子
トイレ2 :Studio mikke 小林広美
トイレ3:小俣裕亮建築設計事務所
トイレ4:浜田晶則建築設計事務所 AHA
トイレ5:米澤隆建築設計事務所
トイレ6:KUMA&ELSA 隈 翔平+エルサ・エスコベド
トイレ7:HIGASHIYAMA STUDIO + farm + NOD 鈴木淳平、村部 塁、溝端友輔
トイレ8:斎藤信吾建築設計事務所+Ateliers Mumu Tashiro 斎藤信吾+根本友樹+田代夢々
募集概要・詳細
https://mag.tecture.jp/event/20220316-55116/
「2025年大阪・関西万博」建築・デザイン関連の主なスケジュール
2018年11月23日 2025年万博 開催国が日本に決定
2020年7月13日 会場デザインプロデューサー、会場運営プロデューサー、テーマ事業プロデューサー決定
2020年8月25日 公式ロゴマーク決定
2020年12月25日 会場マスタープラン発表
2021年7月30日 迎賓館・大催事場・小催事場の基本設計者を公募
2022年3月22日 公式キャラクターデザイン決定
2022年4月18日 テーマ事業「いのちの輝きプロジェクト」基本計画策定
2022年5月30日 民間パビリオン出展者が構想概要を発表
2022年7月13日 大屋根(リング)の新パース図を発表
2022年7月18日 開幕1000日前、公式キャラクター愛称(ミャクミャク)発表
『TECTURE MAG』では、パビリオンや各施設のビジュアルなど、建築・デザインに関する情報が公表され次第、本稿に順次追加、ニュースも掲載していく予定です。
2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)公式ウェブサイト
https://www.expo2025.or.jp/